コンテンツにスキップ

上田健太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上田 健太
うえだ けんた
Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム 上田 健太
ラテン文字 Kenta Ueda
愛称 けんちゃん
国籍 日本の旗 日本
種目 長距離走
所属 日立物流
生年月日 (1995-07-05) 1995年7月5日(29歳)
出身地 日本の旗 山梨県甲府市
身長 177cm
体重 54kg
自己ベスト
5000m 13分56秒04
10000m 28分48秒92
ハーフマラソン 1時間02分01秒
編集 テンプレートのヘルプを表示する

上田 健太(うえだ けんた、1995年7月5日 - )は、日本陸上競技選手。専門は長距離走山梨県甲府市出身。甲府市立北中学校山梨学院大学附属高校を経て、実の父である上田誠仁が監督を務める山梨学院大学陸上競技部に所属し、箱根駅伝では史上初めて監督と選手の関係で父子出場を果たした。現在は日立物流陸上部に所属。

経歴・人物

[編集]
  • 現役時代に箱根駅伝で2度区間賞を獲得した経験を持つ山梨学院大学陸上競技部監督・上田誠仁の次男。また母方の祖父も4年連続で箱根駅伝に出場している[1]
  • 中学時代から本格的に陸上を始め、中学3年時には全日本中学陸上競技選手権1500m、ジュニアオリンピック3000mでそれぞれ優勝を果たす。
  • 中学時代に全国大会などで知り合った市谷龍太郎ら山梨県外の実力者を勧誘し、ともに山梨学院大学附属高校に進学。全国高校駅伝での優勝を目標に掲げ、上田らの1年時には24位、2年時には8位と年々順位を上げていき、3年時には1区で区間2位の好走を見せた上田の活躍もあり、チーム史上初優勝を果たした[2]
  • 高校卒業後、市谷ら全国高校駅伝優勝メンバーとともに父・誠仁が陸上部監督を務める山梨学院大学に進学。1年目は故障に苦しみ、箱根駅伝では1区にエントリーされるも当日朝に誠仁からメンバー変更を告げられた。その際に誠仁の涙を目にしたことから奮起し、2年時には前年出場しなかった出雲駅伝全日本大学駅伝にも初出走。箱根駅伝でも3区を走り、92回の歴史の中で初めて監督と選手という関係での「父子」出場という快挙を達成した[3]

記録

[編集]

主な戦績

[編集]
大会 種目(区間) 順位 記録 備考
2010 第37回全日本中学校陸上競技選手権大会 1500m 優勝 4分02秒56
第41回ジュニアオリンピック陸上競技大会 3000m 優勝 8分30秒48
2011 第62回全国高等学校駅伝競走大会 7区(5.0km) 区間10位 14分48秒 山梨学院附属高校24位
2012 第63回全国高等学校駅伝競走大会 1区(10.0km) 区間19位 30分21秒 山梨学院附属高校8位
2013 第64回全国高等学校駅伝競走大会 1区(10.0km) 区間2位 29分46秒 山梨学院附属高校初優勝
2016 千葉クロスカントリー大会 12km 2位 37分53秒 大学生12km
世界大学クロスカントリー選手権大会 10.7km 12位 34分26秒 団体銀メダル

大学駅伝成績

[編集]
学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2014年度)
第26回
山梨学院
出場なし
第46回
― - ―
出走なし
第91回
― - ―
出走なし
2年生
(2015年度)
第27回
4区-区間2位
17分56秒
第47回
4区-区間7位
41分23秒
第92回
3区-区間7位
1時間4分13秒
3年生
(2016年度)
第28回
1区-区間3位
23分26秒
第48回
1区-区間6位
44分02秒
第93回
5区-区間7位
1時間14分28秒
4年生
(2017年度)
第29回
山梨学院
出場なし
第49回
1区-区間12位
44分56秒
第94回
5区-区間18位
1時間17分01秒

出典

[編集]
  1. ^ [1] 【箱根への道】山梨学院大・上田健太、箱根初の現役監督と父子鷹実現だ:箱根駅伝:スポーツ報知
  2. ^ [2] 男子第64回大会記事 | 全国高等学校駅伝競走大会
  3. ^ [3] 山梨学院大・上田監督&健太 箱根初の父子鷹激走 - 陸上 : 日刊スポーツ