マーク・アンドリーセン
マーク・アンドリーセン Marc Andreessen | |
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マーク・アンドリーセン(2008年) | |
生誕 |
1971年7月9日(53歳) アメリカ合衆国、アイオワ州ブラックホーク郡セダーフォールズ |
国籍 | アメリカ合衆国 |
教育 | イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 |
配偶者 | ラウラ・アリラーガ |
子供 | ジョン(2015年3月誕生) |
親 |
ローウェル・アンドリーセン(父) パトリシア・アンドリーセン(母) |
業績 | |
勤務先 | アンドリーセン・ホロウィッツ |
成果 | Mosaic、Netscape Navigatorの開発 |
マーク・ローウェル・アンドリーセン(Marc Lowell Andreessen, 1971年7月9日 - )は、アメリカ合衆国のソフトウェア開発者、投資家。ウェブブラウザのNCSA MosaicやNetscape Navigatorを開発した。世界的に有名なベンチャーキャピタル会社のアンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者。
経歴
[編集]アイオワ州生まれ。イリノイ大学内のNCSA在籍中に、ウェブブラウザMosaicを開発した。当初はUNIXのX環境でのみ動作するものだったが、すぐにMacintoshやWindows向けが作られた。しかし、NCSAがMosaicの権利を主張したため、アンドリーセンはNCSAと決別した。
1993年、事業家ジム・クラークからメールをもらい、共同でモザイクコミュニケーションズを設立した(のちにネットスケープコミュニケーションズと社名変更)。そして、Mosaicのコード関連の書類を破棄した上で、新たに Netscape Navigatorブラウザを開発した。このソフトウェアは当時としては非常に成功し、1995年には会社は株式公開(IPO)を果たす。このときまだ23歳だったが一夜にしてアメリカを代表する富豪となり、「レンタカーを借りられる年齢になる前に億万長者になった」ともいわれた。
ところがその後、マイクロソフトのInternet Explorerの猛追により、Netscape Navigatorはシェアを徐々に下げ、会社の業績は下がり、1998年11月24日に会社はAOLに買収されることになる。このときAOLに移籍しCTOの地位に付くが、1999年9月にはその職を辞してAOLを退社する。
1999年、ラウドクラウドを設立。ホスティングやWebサイト管理サービスのアウトソーシングを提供。2001年にIPOを行う。2002年にホスティング事業をEDS社に売却してソフトウェアベンダーに事業転換し、Opsware というデータセンターなどの管理ソフトウェアの開発に専念する。2003年にOpswareに社名変更した。なお、同社は2007年9月にHPに16億ドルで買収されている。
2005年にはNingというプロジェクトを起こす。これはウェブアプリケーションを簡単に開発できるツールで、オープンな開発プロジェクトになっている。
2008年6月30日にFacebookの取締役就任が発表された[1]。
2009年7月6日にベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツをベン・ホロウィッツと共同で設立する。
2009年9月17日にHPの取締役に就任したと発表された[2]。2013年クイーンエリザベス工学賞受賞[3]。
脚注
[編集]- ^ Marc Andreessen Joins Facebook Board of Directors
- ^ “マーク・アンドリーセン氏、ヒューレット・パッカードの取締役に”. CNET Japan (2009年9月19日). 2011年10月29日閲覧。
- ^ “Winners 2013 - Queen Elizabeth Prize for Engineering” (英語). Queen Elizabeth Prize for Engineering 2017年2月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Opsware
- pmarca(アンドリーセン氏の個人ブログ)
- “マーク・アンドリーセンの提言「新たなIT危機を回避せよ」”. CNET Japan (2002年12月30日). 2011年10月29日閲覧。