バイアス
バイアス(英: bias、中: 偏誤)とは偏り、かさ上げ、斜めのこと。
偏り[編集]
- 偏り - 統計学の用語。母集団の要素が標本として平等に選ばれていない、または推定すべき量を何らかの理由で高く、または低く推定しすぎていること。
- サンプリングバイアス - 不適切な標本抽出によって、母集団を代表しない特定の性質のデータがまぎれこんでいること。
- 偏見 - 偏った見方のこと(用例:「あの人の意見には新聞は不正確だというバイアスがかかっている」)。
かさ上げ[編集]
- ある数に特定の数を足して嵩上げすること。ゲタばきとも(符号付数値表現#エクセスN)。
- バイアス (電子工学) - 電子回路や磁気記録回路において、動作の基準としてあらかじめ回路に付加しておく電圧・電流・磁気のこと。(同じ目的であるが熱機関についてはアイドリングと呼ぶ。)
斜め[編集]
- 糸が斜めに走っていること。「バイアス織」、「バイアス編み」(この場合「バイヤス」とも)。
- 斜めに裁つこと。「バイアス裁ち」。
- バイアステープの略。
- 空気入りタイヤで構造材が斜めに入っている「バイアスタイヤ」のこと(タイヤ#構造と材料)。
BIAS など(略語)[編集]
- Biometric Identity Assurance Services - 生体認証を用いたID認証の仕組み(OASISおよびISO/IEC JTC 1/SC 37で策定)。