グランデラ
グランデラ | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Grandera[1][2] | |||||||||||||||||
品種 | サラブレッド[2] | |||||||||||||||||
性別 | 牡[2] | |||||||||||||||||
毛色 | 栗毛[2] | |||||||||||||||||
生誕 | 1998年4月21日[1][2] | |||||||||||||||||
父 | Grand Lodge[1][2] | |||||||||||||||||
母 | Bordighera[1][2] | |||||||||||||||||
母の父 | Alysheba[1][2] | |||||||||||||||||
生国 | アイルランド[1][2] | |||||||||||||||||
生産者 | J・スタン・コスグローヴ[2] | |||||||||||||||||
馬主 |
Mrs V Shelton →Lael Stable and Mrs V Shelton →Godolphin [1][2] | |||||||||||||||||
調教師 |
James R.Fanshaw(イギリス) →Saeed bin Suroor(UAE) [1][2] | |||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||
タイトル | カルティエ賞最優秀古馬(2002年)[3] | |||||||||||||||||
生涯成績 | 22戦6勝[2] | |||||||||||||||||
獲得賞金 | 1,892,668ポンド[1] | |||||||||||||||||
|
グランデラ(Grandera、1998年4月21日 - )とはアイルランドの競走馬・種牡馬[2]。主な勝ち鞍は2002年のシンガポール航空国際カップ、プリンスオブウェールズステークス、アイリッシュチャンピオンステークス。
2002年のカルティエ賞最優秀古馬である。
競走馬時代
[編集]- 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]
2000年7月13日、ドンカスター競馬場でのメイドン競走でデビューし、5着。2戦目で勝ち上がり、G3競走サマーヴィルタタソールズステークスでも2着に入る。2001年に入り、初戦のリステッド競走ディーステークスで2着となった後、ジョッケクルブ賞でアナバーブルーの3着に入り、古馬との対戦となったエクリプスステークスとインターナショナルステークスで、ともに2着に入る走りを見せたのち、9月のリステッド競走アークトライアルに勝利して休養に入った。この休養期間中にゴドルフィンにトレードされ、サイード・ビン・スルール厩舎に移った。
2002年、初戦のドバイシティーオブゴールドで2着、シャティン競馬場に遠征してのクイーンエリザベス2世カップはエイシンプレストンの5着に終わったが、続くシンガポール航空国際カップでパオリニを2馬身差下してG1競走を初めて制した。ヨーロッパに戻り、プリンスオブウェールズステークスでも2着インディアンクリークを5馬身差で破ってG1競走を連勝。7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス5着を挟み、9月のアイリッシュチャンピオンステークスでG1競走3勝目を挙げた。その後の2戦は再びヨーロッパ外に向けられ、コックスプレートはノーザリーの3着、香港カップはプレシジョンの7着に終わる。2002年はG1競走3勝を挙げてカルティエ賞最優秀古馬に選ばれ、またワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップの総合優勝も果たした。
2003年は初戦のマクトゥームチャレンジラウンド3を勝って、ドバイワールドカップはムーンバラッドの4着。ヨーロッパに戻って3戦するもすべて6着以下の成績に終わり、引退した。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[1]の情報および記載法に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 (Draw) |
馬番 (horse No.) |
着順 | 騎手 | 斤量(st./lb./kg換算) | タイム | 着差 | 勝ち馬/(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000. | 7.13ドンカスター | メイドン競走 | 芝6f(Gd) | 12 | 5 | 3 | 5着 | D. ハリソン | 9-0(126/57) | (6馬身1/2) | Caustic wit | ||
9.11 | ウォーウィック | メイドン競走 | 芝7f (GF) | 16 | 2 | 5 | 1着 | D. ハリソン | 8-11(123/55.5) | 1:26.60 | 4馬身 | (Bullsefia) | |
9.29 | ニューマーケット | サマーヴィルタタソールズS | G3 | 芝7f (Gd) | 13 | 10 | 5 | 2着 | D. ハリソン | 8-9(121/55) | (クビ) | King Charlemagne | |
10.21 | ドンカスター | レーシングポストT | G1 | 芝1m (Sft) | 10 | 2 | 8 | 7着 | D. ハリソン | 9-0(126/57) | (11馬身1/4) | Dilshaan | |
2001. | 5.10チェスター | ディーS | L | 芝1m2 1/2f (GF) | 9 | 8 | 4 | 2着 | M. ヒルズ | 8-8(120/54.5) | 1/2馬身 | (Dr Greemfield) | |
6. 3 | シャンティイ | ジョッケクルブ賞 | G1 | 芝1m4f (Gd) | 14 | 1 | 7 | 3着 | M. ヒルズ | 9-2(128/58) | (1/2馬身) | Anabaa Blue | |
7. 7 | サンダウン | エクリプスS | G1 | 芝1m2f (GF) | 8 | 9 | 8 | 2着 | M. ヒルズ | 8-10(122/55.5) | 1/2馬身 | (Medicean) | |
8.21 | ヨーク | インターナショナルS | G1 | 芝1m2 1/2f (Gd) | 8 | 9 | 7 | 2着 | M. ヒルズ | 8-11(123/55.5) | (7馬身) | Sakhee | |
9.22 | ニューベリー | アークトライアル | L | 芝1m3f(GF) | 5 | 4 | 5 | 1着 | M. ヒルズ | 8-9(121/55) | 2:16.54 | 1馬身1/2 | (Mubtaker) |
2002. | 2.24ナドアルシバ | ドバイシティーオブゴールド | G3 | ダ1m4f(Gd) | 7 | 6 | 2着 | L. デットーリ | 8-8(120/54.5) | (3馬身1/4) | Narrativel | ||
4.21 | シャティン | クイーンエリザベス2世C | G1 | 芝1m2f (Gd) | 14 | 10 | 4 | 5着 | L. デットーリ | 9-0(126/57) | (2馬身1/2) | Eishin Preston | |
5.11 | クランジ | シンガポール航空国際C | G1 | 芝1m2f (Gd) | 13 | 7 | 7 | 1着 | L. デットーリ | 8-13(125/56.5) | 2:01.30 | 2馬身 | Paolini |
6.19 | アスコット | プリンスオブウェールズS | G1 | 芝1m2f(GF) | 12 | 12 | 7 | 1着 | L. デットーリ | 9-0(126/57) | 2:04.43 | 5馬身 | (Indian Creek) |
7.27 | アスコット | キングジョージ6世&クイーンエリザベスS | G1 | 芝1m4f (GF) | 9 | 9 | 3 | 5着 | L. デットーリ | 9-7(133/60) | (8馬身1/4) | Golan | |
9. 7 | レパーズタウン | 愛チャンピオンステークス | G1 | 芝1m2f (Gd) | 7 | 7 | 2 | 1着 | L. デットーリ | 9-4(130/59) | 2:04.70 | 短首 | Hawk Wing |
10.26 | ムーニーヴァレー | コックスプレート | G1 | 芝1m2f (Gd) | 9 | 3 | 3 | 3着 | L. デットーリ | 9-2(128/58) | (1馬身1/4) | Northerly | |
12.15 | シャティン | 香港カップ | G3 | 芝1m2f (GF) | 12 | 8 | 1 | 7着 | L. デットーリ | 9-0(126/57) | (2馬身1/4) | Precision | |
2003. | 3. 8ナドアルシバ | マクトゥームチャレンジラウンド3 | G2 | ダ1m2f (Fs) | 7 | 6 | 1着 | L. デットーリ | 9-2(128/58) | 2:02.83 | 1/2馬身 | (Grundlefoot) | |
3.29 | ナドアルシバ | ドバイワールドC | G1 | ダ1m2f(Fs) | 11 | 9 | 3 | 4着 | J. スペンサー | 9-0(126/57) | (6馬身) | Moon Ballad | |
6.18 | アスコット | プリンスオブウェールズS | G1 | 芝1m2f (GF) | 10 | 4 | 4 | 7着 | J. スペンサー | 9-0(126/57) | (12馬身) | Nayef | |
7. 5 | サンダウン | エクリプスS | G1 | 芝1m2f (GF) | 15 | 1 | 3 | 8着 | L. デットーリ | 9-7(133/60) | (6馬身) | Falbrav | |
7.26 | アスコット | キングジョージ6世&クイーンエリザベスS | G1 | 1m4f (Gd) | 12 | 13 | 3 | 11着 | M. キネーン | 9-7(133/60) | 28馬身1/4 | Alamshar |
引退後
[編集]引退後は種牡馬となって新冠町の優駿スタリオンステーションなどで供用され[3]、シャトル種牡馬としても供用された[4]。2009年に種牡馬を引退後はイギリスに移動した[5]。
主な産駒
[編集]母の父としての主な産駒
[編集]- 2013年産
- 2017年産
- オヌシナニモノ(2023年金沢スプリングカップ、2023年・2024年日本海スプリント)[8]
血統表
[編集]グランデラの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ダンジグ系 |
[§ 2] | ||
父 Grand Lodge 1991 栗毛 |
父の父 Chief's Crown1982 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Six Crowns | Secretariat | |||
Chris Evert | ||||
父の母 La Papagena1983 黒鹿毛 |
Habitat | Sir Gaylord | ||
Little Hut | ||||
Magic Flute | Tudor Melody | |||
Filigrana | ||||
母 Bordighera 1992 栗毛 |
Alysheba 1984 鹿毛 |
Alydar | Raise a Native | |
Sweet Tooth | ||||
Bel Sheba | Lt. Stevens | |||
Belthazar | ||||
母の母 Blue Tip1982 鹿毛 |
Tip Moss | Luthier | ||
Top Twig | ||||
As Blue | Blue Tom | |||
As Well | ||||
母系(F-No.) | (FN:5-g) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Somethingroyal 5 × 5 = 6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k “Grandera(IRE) form”. Racing Post. 2020年5月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “グランデラ(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年4月24日閲覧。
- ^ a b “グランデラ、優駿スタリオンSに到着”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2003年12月23日). 2020年5月30日閲覧。
- ^ “8日ダーレー・ジャパンの種牡馬展示会が開かれる。”. 競走馬のふるさと案内所 馬産地ニュース. 公益社団法人日本軽種馬協会 (2006年2月9日). 2020年5月30日閲覧。
- ^ “ムーンバラッドら4頭が種牡馬引退、英国へ”. 競馬ブック. (2009年10月8日) 2014年10月3日閲覧。
- ^ “リフレックス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “ケイマ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年6月18日閲覧。
- ^ “オヌシナニモノ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年6月18日閲覧。
- ^ a b c “グランデラ(IRE) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月30日閲覧。
- ^ a b c “グランデラ Granderaの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post