あべのアポロ
あべのアポロ Abeno APOLLO Building | |
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きんえいアポロビル | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5-31 |
座標 | 北緯34度38分47.5秒 東経135度30分42.1秒 / 北緯34.646528度 東経135.511694度座標: 北緯34度38分47.5秒 東経135度30分42.1秒 / 北緯34.646528度 東経135.511694度 |
開業日 | 1972年(昭和47年)7月 |
正式名称 | きんえいアポロビル |
施設所有者 | 株式会社きんえい |
設計者 | 村野藤吾 |
施工者 | 竹中工務店 |
敷地面積 | 2,561 m² |
延床面積 | 29,523 m² |
中核店舗 | あべのアポロシネマ(映画館) |
店舗数 | 55 |
営業時間 | 施設により異なる |
前身 | 近映レジャービル アポロ |
最寄駅 | 天王寺駅、大阪阿部野橋駅 |
外部リンク | http://www.kin-ei.co.jp/ |
あべのアポロ(英語: Abeno APOLLO Building)は、大阪府大阪市阿倍野区にある近鉄グループの株式会社きんえいが運営する複合商業施設である。正式名称はきんえいアポロビルであり、一般的にアポロビルと呼ばれることが多い。
なお、大阪市浪速区にある風俗店のみが入居している「アポロビル」とは無関係である。
概要[編集]
1950年に開館した「アポロ座」が前身で、アポロビルもアポロ座同様に村野藤吾が設計し、開業当初は東郷青児の壁画が話題を呼んだ。
1957年に1次増築が行われアポロ会館へ改称された。
1970年に2次増築へ着手するが、全面建て替えの方が安くつくとの判断から全面建て替えが決定、アポロ会館の建物は開業20年(1次増築部は開業13年)で解体された。
アポロ会館の名称は、アメリカの「アポロ計画」とは直接関係はない。ただ、アポロビル開業3年前(1969年)のアポロ11号による月面着陸成功に影響を受けたのか、ビルの外観はロケットの形を模しているようにも見える。またビルの床面積は、そのロケットの主翼デザインが途切れる、9F以上は半分程に狭くなっており、その段差を利用して9F南側にはテラスが用意されている。
現在のアポロビルは、アポロ座の流れを汲む映画館(あべのアポロシネマ)を核テナントとし、書店や飲食店、アミューズメント施設などが入居している。 隣接する再開発ビル「あべのルシアス」とは連絡通路で複数階が繋がっており、きんえいが両ビルを一体運営している。アベノセンタービルとも連絡通路で地下1階・地下2階が繋がっているほか、あべのキューズタウンとは道路を挟んで接している。
エレベーターは営業用が4機&業務用が2機あり、エスカレーターは地下2F - 地上4F間は昇降2機運用で、4F - 5Fは昇りのみの1機運用となっている。バリアフリー化に関しては、創業当時の構造を多く残したままで進んでおらず、エレベーターは狭小ながら付き添い1人と何とか乗り込めるが、主施設が集中する4階のルシアス連絡通路には、高低差の影響でエスカレーターが挟まれており、車椅子移動は出来ない。
ビル正面には大阪国際空港行きの空港バス乗り場が設置されている。駐車場は地下に備えられ、1998年まではアポロビル1Fが入口となっていたが、隣接するルシアス開業で併合され、入口もそちらに移動している。商品搬入口&廃棄物搬出口も同様である。
沿革[編集]
- 1950年(昭和25年) - 株式会社近畿映画劇場(現・株式会社きんえい)が当地に映画館「アポロ座」を開館
- 1956年(昭和31年) - 近畿日本鉄道と近畿映画劇場の共同出資で「近映興業株式会社」を設立
- 1957年(昭和32年) - アポロ座を拡張し、「阿倍野セントラル」「あべの劇場」「阿倍野シネマ」を併設した「アポロ会館」となる
- 1959年(昭和34年) - アポロ会館に隣接していた映画館「近映座」を「食堂ビル ニューアポロ」に業態変更
- 1968年(昭和43年) - アポロ会館南側の映画館「あべの名画座」(後の「アポロシネマ8プラス1」)を「新名画ビル」に建替え、あべの名画座は地下に移転する
- 1970年(昭和45年) - 株式会社近畿映画劇場が近映興業株式会社を合併。アポロ会館と食堂ビル ニューアポロを解体し、建物を一体化した総合ビル建設に着手
- 1972年(昭和47年)7月 - 「近映レジャービル アポロ」として開業。館内に映画館「アポログリーン」「アポロローズ」(現・「あべのアポロシネマ」のスクリーン1・2)を開設
- 1977年(昭和52年) - 食堂・喫茶部門の経営を、新たに設立した「近映産業株式会社」に委託する
- 1988年(昭和63年) - 近映産業株式会社が解散。食堂・喫茶部門の経営を「キンエイサービス株式会社」に委託
- 1996年(平成8年) - アポロビル低層階をリニューアル
- 1998年(平成10年)12月 - あべのルシアス開業。従来の「アポログリーン」「アポロローズ」に6スクリーンを追加したシネマコンプレックス「アポロシネマ8」開設(8スクリーン)。(それと同時に、株式会社近畿映画劇場が「株式会社きんえい」に社名変更)
- 1999年(平成11年) - あべの名画座を「アポロシネマ8プラス1」に名称変更
- 2006年(平成18年) - キンエイサービス株式会社が解散。食堂・喫茶部門の経営を「アポロサービス」に委託
- 2007年(平成19年)9月 - アポロシネマ8プラス1が阿倍野再開発事業に伴い閉館(現在はあべのキューズタウンの一部)
- 2010年(平成22年)7月10日 - アポロシネマ8にデジタル3Dを導入(最初の3D上映作品は「トイ・ストーリー3」)
- 2013年(平成25年)7月1日 - 対外的呼称を「アポロビル」とし、アポロシネマ8が「あべのアポロシネマ」に改称
- 2017年(平成29年)3月9日 - 「あべのアポロシネマ」に9番目のスクリーン「プラスワン」が9年半振りに(あべのルシアス館内に)復活し、全9スクリーンとなる(プラスワンが新設される場所に元々あった「シネマサロン」はあべのルシアス15階に移転)[1]
主なテナント[編集]
- あべのアポロシネマ(シネマコンプレックス、後述)
- 喜久屋書店
- FLET'S
- ファミリーマート
- ダイコクドラッグ
- メガネの愛眼
- コンタクトのアイシティ
- リーブ21
- ミュゼプラチナム
- GiGO - 3Fと4Fの2フロアに入居。このうち3Fはアポロビル開業と同時に「アポロベガス」としてオープンした店舗であり、セガ→GiGOのゲームセンターでは最古参の店舗である。4Fは2022年11月11日に3Fが「セガワールド」から「GiGO」へ転換されたのと同時に増設開業した。
- アイ・カフェ
- 魔女の家
- ロッテリア
- 中華料理 楓林閣 - 夏季限定でテラスにてビアガーデンを開設
- 民芸肉料理 はや
- 魚民
- 村さ来
過去に出店していたテナント[編集]
- ベーカリー&カフェ ロンドン - BAKERYCAFÉ HiDY(ベーカリーカフェ ハイディ)を経て、現在はロッテリア(2012年12月6日オープン)
- am/pm - ファミリーマートに移管。
- サウナニュージャパン
- せいでん
- 三木楽器
- 旭屋書店 - 2Fの喜久屋書店の場所にあった。閉店後に福家書店やブックスオオトリが入居したが撤退。旭屋時代は2F南半分で営業していた。
- NOVA - アベノセンタービルに移転。
- ASPA - 1994年頃までは「ASPA 6」の店名で6Fにあり、その後「ASPA 4」として4Fに移転したが2012年4月25日に閉店。跡地には「タイトーFステーション」が開業するも2022年6月19日に閉店、同年11月11日から「GiGOあべのアポロ4F」が開業。
- アポロホール - 6Fのカラオケ店「コート・ダジュール」の場所にあり、大阪映画センター主催の上映会「カルチャー・シネサロン」や、桂雀々らが出演する「あべの寄席」などの会場として利用されていた。ホール自体はOSKのレッスン場を流用したものであった。
あべのアポロシネマ[編集]
あべのアポロシネマ | |
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あべのアポロシネマ | |
情報 | |
正式名称 | あべのアポロシネマ |
旧名称 |
アポロシネマ8 アポログリーン・アポロローズ |
完成 | 1972年 |
開館 | 1972年7月 |
収容人員 | (9スクリーン)1859人 |
用途 | 映画上映 |
運営 | 株式会社きんえい |
所在地 |
大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5番1号 あべのアポロビル4階 あべのルシアスビル4階 |
アクセス | 各線天王寺駅・近鉄大阪阿部野橋駅・阪堺天王寺駅前駅から徒歩約5分 |
外部リンク | http://www.kin-ei.co.jp/ |
概要[編集]
座席数[編集]
- スクリーン1 - 300席 +(車椅子席:2席)
- スクリーン2 - 188席 +(2席)
- スクリーン3 - 214席 +(2席)
- スクリーン4 - 294席 +(2席)
- スクリーン5 - 185席 +(2席)
- スクリーン6 - 229席 +(2席)
- スクリーン7 - 210席 +(2席)
- スクリーン8 - 181席 +(2席)
- スクリーンプラスワン - 41席 +(1席)
-
スクリーンプラスワン
交通[編集]
大阪阿部野橋駅とは地下通路で繋がっており、徒歩5分ほど。JR・Osaka Metro天王寺駅とも同様に地下通路で直結している。
アパホテル天王寺駅前 | アニメイト天王寺 | |||
あべのルシアス | アベノセンタービル | |||
きんえいアポロビル | ||||
あべのnini |