あなご飯
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あなご飯(あなごめし、穴子飯、穴子めし)とは、瀬戸内地域の郷土料理。
概要[編集]
- 本来は、瀬戸内の漁師料理が発祥とされる。
- アナゴの旬は1月中旬と夏。特に1月中旬のものが最高と言われている。
- 瀬戸内のアナゴを蒲焼き(地域によっては煮穴子で提供する店舗もある)にし、「うな丼」のように盛りつけて食べる。
- 駅弁としても有名で、宮島口駅、広島駅、三原駅、岡山駅、高松駅、今治駅などで購入可能。特に、宮島口駅近くの「うえの」では駅弁の種類を増やさず、「穴子飯」[1]弁当一本で商売を行っている事で知られる。上野他人吉が、宮嶋駅(明治30年開通)の駅売弁当として販売したのがはじまり[2]。かつては地元地御前で、網でなく一本釣りで釣れた穴子だけを直接漁師から買い付けていた。
- 姫路駅で明治21年創業の「まねき食品」でも駅弁「あなごめし」を昭和の頃から販売している[3]。
作り方[編集]
- まず、アナゴをウナギと同様に背開きにして、中骨、頭、尾、ひれを取って捌く。
- 金串に刺して白焼きにした後、砂糖、醤油、みりん、日本酒を煮詰めた甘辛いたれを塗り、照りが出るまで焼く(地域によっては捌いた後に、甘辛いたれで煮る煮穴子で提供する店舗もある。また、煮穴子を炙った炙りとして提供する店舗もある。)。
- 途中、何度もたれを塗りながら焼き、3cm程度に切る。
- 飯は、たれを少し加えて炊きあげ、丼によそい、焼き上げたアナゴを載せれば出来上がり。飯にアナゴを混ぜ込む作り方もある。
- 生姜の甘酢漬けを添えるところもある。