魔拳!カンフーチェン

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カンフーチェン
ジャンル アクションドラマ
脚本 加瀬高之
今野覚ほか
監督 松森健
石田勝心ほか
出演者 高木淳也
大川めぐみ
龍虎
製作
制作 よみうりテレビ
放送
音声形式モノラル
放送国・地域日本の旗 日本
魔拳!カンフーチェン
プロデューサー福尾元夫
黒田正司
出演者斉藤ひろこ
八名信夫
放送期間1983年1月22日 - 3月26日
放送時間土曜 19:00 - 19:30
放送分30分
回数10
激闘!カンフーチェン
プロデューサー福尾元夫
黒田正司
出演者岡本美登
浅香光代
放送期間1983年4月2日 - 9月3日
放送時間土曜 19:00 - 19:30
放送分30分
回数10
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魔拳!カンフーチェン』(まけん カンフーチェン)は、1983年1月22日から同年3月26日まで日本テレビ系列で放送されていたテレビドラマである。よみうりテレビ東宝の共同製作。全10話。放送時間は毎週土曜 19時00分 - 19時30分(日本標準時)。

本稿では、1983年4月2日から同年9月3日まで同じ時間帯に放送されていた続編『激闘!カンフーチェン』(げきとう カンフーチェン)についても記述する。

概要[編集]

香港郊外で、聖天拳の師匠である父・大仁と日本人の母を持つ青年・チェンが、聖天拳を狙うサソリ団に両親を殺され、姉・秋芳も誘拐されたため母の故郷である日本にやってきて、叔父・天堂の下で修業に励む姿を描く[1]。第10話でサソリ団は壊滅して、聖天拳の秘術により大仁が生き返る[2]

第11話からタイトルも『激闘!カンフーチェン』に改題。大仁に再修業を命ぜられたチェンは再度天堂の門下生となり、道場破りの拳法使い・叶拳児に挑む。闘いの中でチェンは叶の妹・由貴と親しくなるが、由貴は暴力団の抗争に巻き込まれて殺されてしまう[3]

最終回となる第19話と第20話は由貴の墓参りに訪れたチェンが、叶の実家に立ち退きを迫る暴力団と戦うストーリーであり、1983年4月18日から22日まで飯坂温泉でロケーションが行われた[4]

主演は、ジャパン・アクション・クラブの新鋭・高木淳也。助演は、さまざまな特撮ドラマに出演していた元子役の斉藤浩子(本作には斉藤ひろこ名義で出演)、『大戦隊ゴーグルファイブ』で桃園ミキ(ゴーグルピンク)を演じていた大川めぐみなど。主演の高木が歌うテーマソングが作られたが、主題歌としてではなく挿入歌に使われている。

過去、衛星波チャンネルでの再放送は行われておらず、映像ソフト化もされていない。

キャスト[編集]

以下は『激闘!カンフーチェン』からの登場人物。

スタッフ[編集]

魔拳!カンフーチェン[編集]

激闘!カンフーチェン[編集]

脚本担当と監督以外のメンバーについては上記と同様。

放送日程[編集]

参考:朝日新聞縮刷版』朝日新聞社、1983年1月22日 - 同年9月3日付のラジオ・テレビ欄。 福島民報縮刷版』福島民報社、1983年1月22日 - 同年9月3日付のラジオ・テレビ欄。 

魔拳!カンフーチェン[編集]

放送日
(1983年)
サブタイトル ゲスト出演
1 1月22日 聖天拳の秘密
2 1月29日 香港から来た聖天拳
3 2月5日 恐怖の秘縄術
4 2月12日 邪弦!必殺手裏剣 大谷淳(正則)、渡辺いずみ(桜)、渡辺ひろみ(菊)
5 2月19日 妖術 幻猿拳
6 2月26日 脱出!かまきり拳の罠 山田一善(大滝)
7 3月5日 対決!黒こうもり拳 高橋利道(風丸)
8 3月12日 呪い術!妖女と青竜剣 小川よりこ(幻容)
9 3月19日 血斗!さそり団の首領(ドン) 長谷川弘(サソリ団首領)
10 3月26日 激突!香港の聖天拳

激闘!カンフーチェン[編集]

放送日
(1983年)
サブタイトル ゲスト出演
1 4月2日 強敵!新たなライバル
2 5月7日 恐怖のデスマッチ
3 5月14日 ケンカ殺法!俺は先生 大野和浩(徹)、原京子(徹の母・康子)
4 6月11日 修行!娘心と花と拳
5 7月9日 女難拳法!女はこわい
6 7月16日 死のゲーム!人間狩り
7 7月23日 負けるな!怖るべき罠 大島明美(叶由貴)、沖田駿一(村川)
8 7月30日 さらば!俺の初恋
9 8月6日 再会!恋人の故郷の斗い 代志住正(飛田)
10 9月3日 聖天拳!新たな旅立ち

放送局[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「TV新作ドラマ/『勇者は語らず』『積木くずし』ほか」『映画情報』第48巻第3号、国際情報社、1983年3月1日、74頁、NDLJP:2343789/74 
  2. ^ 福島民報』1983年1月22日、3月26日付朝刊テレビ欄、番組紹介より抜粋。
  3. ^ 『福島民報』1983年4月2日、9月3日付朝刊テレビ欄、番組紹介より抜粋。
  4. ^ 『福島民報』1983年4月19日付朝刊16面、ワイド地方版「飯坂温泉でTVロケ FCT『激闘!カンフーチェン』」
  5. ^ a b 『福島民報』1983年1月22日 - 9月3日付朝刊テレビ欄。
  6. ^ 北日本新聞』1983年4月2日付朝刊、テレビ欄。
  7. ^ 北國新聞』1983年4月2日付朝刊、テレビ欄。

外部リンク[編集]

日本テレビ系列 土曜 19:00 - 19:30
前番組 番組名 次番組
一ッ星家のウルトラ婆さん
(1982年10月16日 - 1983年1月15日)
魔拳!カンフーチェン
(1983年1月22日 - 1983年3月26日)

激闘!カンフーチェン
(1983年4月2日 - 1983年9月3日)
青春はみだし刑事
(1983年10月22日 - 1984年2月25日)