高橋慶太郎

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高橋 慶太郎
生誕 1978年????
日本の旗 日本神奈川県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1999年 -
代表作ヨルムンガンド
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高橋 慶太郎(たかはし けいたろう、1978年[1] - )は、日本漫画家イラストレーター神奈川県出身[2]。子供の頃についていたあだ名は「浜慶」。「慶」が使われているだけの店の名前からとったもの。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科中退。

来歴[編集]

1999年に投稿作品『Ordinary±』が講談社アフタヌーン四季賞に準入選、『アフタヌーンシーズン増刊』に掲載されデビューとなる。『Ordinary±』は同誌で連載化したが、まもなく雑誌休刊のため中断し、その後本誌『月刊アフタヌーン』に一度読み切りとして登場したものの、未完のまま終了となった。同作は出版社を改め、2007年11月19日小学館GXコミックスより単行本化された。

月刊サンデージェネックス』(小学館)にて『ヨルムンガンド』の連載が開始されるまでの空白期間、東京ポンポン堂名義での同人活動や、数本の読み切り、小説挿絵集英社スーパーダッシュ文庫砂浦俊一著、『隣のドッペルさん』シリーズほか)の仕事などをしていた。

2006年に戦場を渡り歩く武器商人と傭兵達の旅を描いた『ヨルムンガンド』が連載開始、同年11月17日に第1集が初の単行本として小学館から発売された。同作品は2012年に連載終了(全11巻)、また同年4月にはテレビアニメ化された。

2012年4月から2016年4月まで『月刊サンデージェネックス』にて、女子高生の殺し屋をメインとしたガンアクション『デストロ246』(全7巻)を連載。

2017年1月より『月刊サンデージェネックス』にて、「箱」の御使いとあるじたちによるマネーバトルを描く『貧民、聖櫃、大富豪』を連載し、2021年より休載。

鋭角的な描線や、ベタを多用した作画、緻密な銃器や兵器などの小道具といった描写が特徴。

主な作品[編集]

漫画[編集]

イラスト[編集]

  • 隣のドッペルさんシリーズ(著:砂浦俊一、挿絵担当)

ゲーム[編集]

その他[編集]

  • 自画像はトリ。好物は鶏肉料理(公式サイトより)
  • 銃撃戦漫画を描くきっかけになったのは、伊藤明弘の『ベル☆スタア強盗団』と、木葉功一の『キリコ』(座談会企画より)。
  • 2006年12月のインタビューで、「セリフは俳句だと思う」「8×3でフキダシに収めろと講談社時代に教えられた」旨の発言がある。

脚注[編集]

  1. ^ 月刊サンデーGENE-X2008年1月号別冊付録より
  2. ^ 高橋慶太郎「貧民、聖櫃、大富豪」”. 月刊サンデーGX. 小学館. 2021年4月19日閲覧。
  3. ^ “「ヨルムンガンド」完結、最終11巻と新連載は4月予定”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年1月19日). https://natalie.mu/comic/news/62960 2021年4月19日閲覧。 
  4. ^ “「ヨルムン」の高橋慶太郎、GX新連載は的場伊万里が登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年4月19日). https://natalie.mu/comic/news/68098 2021年4月19日閲覧。 
  5. ^ “凶悪JKアクション「デストロ246」完結、高橋慶太郎の次回作は今年始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月19日). https://natalie.mu/comic/news/184118 2021年4月19日閲覧。 
  6. ^ a b “高橋慶太郎「デストロ246」前日譚がGXで開幕、凄腕の殺し屋・沙紀のJK時代描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年4月19日). https://natalie.mu/comic/news/425004 2021年4月19日閲覧。 
  7. ^ “高橋慶太郎が描く初のファンタジー新連載「貧民、聖櫃、大富豪」GXで開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年12月19日). https://natalie.mu/comic/news/213754 2021年4月19日閲覧。 
  8. ^ “「妖傀愚連隊」のスズキ唯知が描く治外法権ガンアクション、サンデーGXで始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年11月19日). https://natalie.mu/comic/news/405334 2021年4月19日閲覧。 
  9. ^ TYPE-MOONエース』Fate/Grand Order、KADOKAWA、2015年8月10日。 

外部リンク[編集]