高橋一清

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高橋 一清(たかはし かずきよ、1944年8月5日 - )は、日本編集者。松江観光協会観光文化プロデューサー。元『別冊文藝春秋』編集長。島根県益田市出身。早稲田大学第一文学部卒。日本ペンクラブ会員。堀川潭はおじに当たる[1]

経歴[編集]

1967年早稲田大学第一文学部を卒業後、文藝春秋に入社。『文學界』『オール讀物』『文藝春秋』『別冊文藝春秋』などの編集部、出版部に配属され、多くの作家デビューに携わる。1990年、『別冊文藝春秋』の編集長に就任。1994年文春文庫の部長に就任。1996年、文藝振興部長に就任。日本文学振興会事務局を担当。1997年から日本文学振興会理事となる。

2005年、文藝春秋を退社し、地元島根県益田市Uターン。同年、松江市観光協会観光文化プロデューサーに就任[2]。松江市文化協会が発行する松江文化情報誌『湖都松江』の編集を務める。「松江文学学校」を主宰。

2001年より2010年まで、徳川夢声にちなんで話芸に秀でた人を表彰する徳川夢声市民賞を主宰[3]

著書[編集]

  • 『あなたも作家になれる』(ベストセラーズ、2008年)
    • 『芥川賞・直木賞をとる! あなたも作家になれる』(河出文庫、2015年)
  • 『編集者魂』(青志社、2008年)
  • 『作家魂に触れた』(青志社、2012年)
  • 『百册百話』(青志社、2014年)
  • 『近影遠影 あの日あの人』(青志社、2017年)
  • 『芥川賞直木賞秘話』(青志社、2020年)

編著[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 堀川『伊藤整氏との三十年』400p
  2. ^ 高橋一清(日本文学振興会理事) 直木賞は勝手に決まるのではなく、舵取りしている裏方がいるわけです。
  3. ^ 近影遠影:高橋一清・あの日あの人/13 小沢昭一 「夢声市民賞」の受賞者 /島根 毎日新聞 2015年07月08日 地方版。http://mainichi.jp/area/shimane/news/20150708ddlk32070475000c.html