青柳 (市原市)

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青柳
大字町丁
地図北緯35度30分 東経140度06分 / 北緯35.5度 東経140.1度 / 35.5; 140.1座標: 北緯35度30分 東経140度06分 / 北緯35.5度 東経140.1度 / 35.5; 140.1
日本の旗 日本
都道府県 千葉県の旗 千葉県
市町村 市原市
地区 五井地区
人口情報2023年令和5年)4月1日現在[1]
 人口 3,638 人
 世帯数 1,878 世帯
面積(2023年(令和5年)4月1日[2][3]
  1.48711 km²
人口密度 2446.36 人/km²
郵便番号 299-0102[4]
市外局番 0436[5]
ナンバープレート 市原
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千葉県の旗 ウィキポータル 千葉県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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青柳(あおやぎ)は、千葉県市原市五井地区にある大字及び町丁[6]。現行行政地名は青柳一丁目から青柳三丁目と大字青柳。郵便番号は299-0102[4]

概要[編集]

市原市北西部の五井地区に位置する[7]

青柳とその周辺では、度々土地区画整理事業を実施しており、町丁字の新設や統合を繰り返しているため、現在の町丁字域は半世紀前のものと一致している割合が少ない。

地理[編集]

地名[編集]

地名は、「あお(河川の土砂の堆積地)」と「やぎ(転石地)」で、石が交じった土砂堆積地であることに由来する[7]。青柳村から江戸に出荷したバカ貝は、青柳の地名にちなみ「アオヤギ」の美称で呼ばれていた[8]。 なお、青柳村の南部については、1874年(明治7年)より前は天王河原村という名称であり、元々は白塚村の一部であった[8]

地形[編集]

地価[編集]

隣接町丁字[編集]

北は青柳北五井海岸、南は千種、東は出津島野、西は千種海岸と接する[9]

歴史[編集]

概説[編集]

千種村から五井町に統合され、1963年昭和38年)に市原市の五井地区となった[7]。かつては千種の浦と呼ばれ、海岸線がすぐ近くにあったが、京葉工業地域の埋め立てによって、埋立地の大字千種海岸が出現し、海岸線との距離は遠くなってしまった[7]

青柳周辺では、同時期に数カ所で土地区画整理事業が実施されている[10]。まず、現在の大字青柳は従来より大字青柳であった範囲であり、2005年平成17年)の青柳土地区画整理事業の換地処分実施の際、同時に設置された新町丁の千種に含まれなかった千種通り北側の区域が該当する[10][11]。次に、地番変更及び住居表示が実施されている青柳一丁目から青柳三丁目は、1999年平成11年)に実施された青柳海岸土地区画整理事業の換地処分の際に、大字青柳海岸から分離した範囲を指す[10][11]。このように、同じ地名であるが、成立過程が異なっている。

年表[編集]

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、青柳村と他4村が合併して千種村が発足。千種村青柳となる[8]
  • 1955年(昭和30年)3月30日 - 千種村が五井町に併合されて五井町青柳となる[8]
  • 1963年(昭和38年)5月1日 - 五井町と他4町が合併して市原市が発足[12]。市原市青柳となる[12]
  • 1999年(平成11年)2月26日 - 青柳海岸土地区画整理事業の換地処分実施[10]。青柳海岸から分離して青柳一丁目から青柳三丁目が新設[10]
  • 2005年(平成17年)8月12日 - 青柳土地区画整理事業の換地処分実施[10]。千種二丁目から千種七丁目を青柳から分離する[10]

世帯数と人口[編集]

2023年令和5年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁字 世帯数 人口総数 人口 世帯人員
若年 生産年齢 高齢
青柳 1,493世帯 3,045人 432人 14.19% 1,844人 60.56% 769人 25.25% 2.04人
青柳一丁目 153世帯 272人 17人 6.25% 173人 63.60% 82人 30.15% 1.78人
青柳二丁目 76世帯 138人 9人 6.52% 88人 63.77% 41人 29.71% 1.82人
青柳三丁目 156世帯 183人 1人 0.55% 98人 53.55% 84人 45.90% 1.17人
合計 1,878世帯 3,638人 459人 12.62% 2,203人 60.55% 976人 26.83% 1.93人

通学区域[編集]

市立小学校市立中学校及び県立高等学校の通学区域は以下の通りである[13]

町丁字 番地 小学校 中学校 県立高校
青柳 全域 市原市立千種小学校 市原市立千種中学校 第9学区
青柳一丁目 全域
青柳二丁目 全域
青柳三丁目 全域

施設[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

はないが、最寄りは五井駅または姉ケ崎駅である。

道路[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 令和5年度千葉県市町村町丁字別世帯数人口”. 千葉県 (2023年4月1日). 2023年8月16日閲覧。
  2. ^ 市原市都市計画地区青葉台地区”. 市原市. 2022年7月21日閲覧。
  3. ^ 令和4年度市原市統計書データ”. 市原市 (2022年4月1日). 2023年8月16日閲覧。
  4. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月7日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  6. ^ 地名・郵便番号案内 | 市原市ホームページ”. 2022年12月8日閲覧。
  7. ^ a b c d 千種のあゆみ”. 市原ふるさと連合. 2023年9月1日閲覧。
  8. ^ a b c d 『市原のあゆみ』市原市、1973年。doi:10.11501/9640298 
  9. ^ Googleマップ
  10. ^ a b c d e f g 市原市土地区画整理事業一覧”. 市原市. 2023年9月1日閲覧。
  11. ^ a b 市原市土地区画整理事業実施図”. 市原市. 2023年9月1日閲覧。
  12. ^ a b 矢島秀朗『市原現代年表』市原市、2016年12月。 
  13. ^ 小学校・中学校の所在地及び通学区域一覧 - 市原市(2017年11月19日閲覧)

関連項目[編集]