青木正夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青木 正夫(あおき まさお、1924年6月20日 - 2007年8月7日)は、日本の建築学者、建築家九州大学名誉教授

概要[編集]

大学では吉武泰水に師事。1956年から1988年の退官まで、30年以上にわたって九州大学で教鞭を執り、この間、集合住宅、農村集落、学校、病院など、幅広い分野を対象に建築計画学の確立に寄与した。2007年に「建築計画学の理論的体系と東アジア地域の学術交流の発展に尽くした功績」により日本建築学会賞大賞を受賞。

略歴[編集]

  • 1924年(大正13年)6月20日 - 山口県に生まれる。
  • 1932年(昭和17年)4月 - 旧制広島高等学校入学
  • 1934年(昭和19年)10月 - 東京帝国大学第一工学部建築学科入学
  • 1948年(昭和23年)3月 - 東京大学第一工学部建築学科卒業(辰野金吾賞受賞)
  • 1953年(昭和28年)3月 - 東京大学大学院特別研究生前後期満期退学
  • 1953年(昭和28年)8月 - 東北大学工学部助手
  • 1954年(昭和29年)4月 - 東北大学工学部講師
  • 1956年(昭和31年)9月 - 九州大学工学部助教授
  • 1961年(昭和36年)12月 - 工学博士(東京大学)
  • 1966年(昭和41年)4月 - 日本建築学会学論文賞受賞
  • 1970年(昭和45年)1月 - 九州大学工学部教授
  • 1987年(昭和62年)10月 - 西安冶金建築学院客員教授(終身)
  • 1988年(昭和63年)3月 - 九州大学定年退官
  • 1988年(昭和63年)4月 - 九州産業大学工学部教授
  • 1990年(平成2年) - 九州産業大学工学部長(- 1992年(平成4年))
  • 1998年(平成10年)4月 - 九州産業大学特任教授
  • 1999年(平成11年)3月 - 九州産業大学退官
  • 1999年(平成11年)4月 - 株式会社メイ建築研究所代表取締役
  • 2002年(平成14年)11月 - 勲三等旭日中綬章受章[1]
  • 2005年(平成17年)5月 - 株式会社メイ建築研究所最高顧問
  • 2007年(平成19年)4月 - 日本建築学会賞大賞受賞
  • 2007年(平成19年)8月7日 - 逝去

著書[編集]

  • 住宅と都市の話(1952年12月、彰国社) - 共著
  • 学校建築技術(1954年8月、社団法人日本建築学会) - 共著
  • 建築学体系 32 学校・体育施設(1957年7月、彰国社) - 共著
  • 建築計画学 8 学校(1976年4月、丸善
  • 党家村-中国北方の伝統的農村集落(1992年3月、世界図書出版公司北京分公司出版) - 共著

脚注[編集]

  1. ^ 「2002年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2002年11月3日朝刊