カナイ (お笑い芸人)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金井貴史から転送)
カナイ
本名 金井貴史
生年月日 (1987-02-11) 1987年2月11日(37歳)
出身地 埼玉県狭山市
血液型 A型
身長 175cm
言語 日本語
最終学歴 成蹊大学
出身 松竹芸能タレントスクール20期生
コンビ名 タイーク(2017年7月 - 2020年11月30日、解散)
(2015年8月までは座敷ボウラー
青年タイアップ
(2016年4月 - 2017年3月、解散)
相方 和田佑(元相方)
鳥飼詠太(元相方)
芸風 漫才コント
(ピン芸人時代は漫談、一人コント)
事務所 松竹芸能東京
活動時期 2011年4月1日 -
同期 キンタロー。エリザベータ
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
『お笑いネタ日記GP』グランプリ(座敷ボウラーとして)
『2012年総決算! ゲラゲラチャンピオンシップ』優勝(座敷ボウラーとして)
「大幸薬品クレベリン presents S-1(サムイワン)グランプリ」優勝(座敷ボウラー金井として)
テンプレートを表示

カナイ1987年2月11日 - )は、日本お笑いタレント松竹芸能東京所属。埼玉県狭山市出身[1]。かつてはお笑いコンビ『座敷ボウラー』、『青年タイアップ』のメンバーで、2017年7月から2020年11月30日までは座敷ボウラーを再結成して改名した『タイーク』のメンバーだった。本名は金井 貴史(かない たかし)で、コンビ時代はこの名義で活動していた。

略歴・人物[編集]

成蹊大学卒業。大学生時代は剣道部で[2]、全国大会に2回出場したことがある。剣道歴は17年で、3段の段位有り。

大学卒業後はロッテに入社し、営業を担当していたが、一年で退職し[3][4][5]2011年、同じ大学の友人である和田佑と一緒に松竹芸能タレントスクールに20期生として入学(同期生にキンタロー。エリザベータなど)、同年4月1日に『座敷ボウラー』結成。このコンビ名は二人とも学生時代から毎日ボウリングをしていたことなどから付けた[3]

座敷ボウラー時代の2012年に『お笑いネタ日記GP』でグランプリ獲得(同年10月3日発表)[6]、同年12月には松竹芸能のライブ『2012年総決算! ゲラゲラチャンピオンシップ』にて優勝[5]。この優勝特典として2013年3月14日に初単独ライブ『座敷ボウラー単独ライブ~兎にも角にも~』(新宿角座)を開催[7]。お互いビジネスパートナーとしての存在であることを嫌がり、コンビ時代は二人で同居していたほどで[7]、お互いの仲の良さを大切にして活動していた[5]

しかし2015年5月、和田が体調不良により療養専念のため休養。当初座敷ボウラーは活動休止とされていたが[8]、その後同年8月には正式に解散を発表。その後は金井のみ『座敷ボウラー金井』として、2016年3月までピンで活動[9]。座敷ボウラー金井時代の2015年11月18日、「サムイ芸人No.1」決定戦「大幸薬品クレベリン presents S-1(サムイワン)グランプリ」にて優勝[10]

2016年4月、元ブギーマン鳥飼詠太と新コンビ「青年タイアップ」を結成[11]。「もう一度、俺と青春しないか」と金井の方から誘った[12]。金井が先輩、鳥飼が後輩ということだったが「コンビになったのだからお互いの敬語は廃止」として、敬語を使うたびに罰金を徴取するという約束としていた[12]。しかし約1年間活動した後に、青年タイアップは鳥飼の芸能界引退のため、2017年3月14日の事務所ライブ『関東ゲラゲラSILVER』出演を最後に解散。金井は再びピンでの活動に転じる[13]。その後、座敷ボウラーの元相方の和田佑と約2年ぶりにコンビを再結成し、コンビ名を「タイーク」に改めて再スタートすることを2017年7月に発表[14]

2020年11月30日を以ってタイークは解散したことを発表(2度目の解散)。金井は再びピン芸人「カナイ」となって活動を続ける[15]

趣味は自転車旅行(東京から仙台まで自転車で旅をしたことがある)[16]ボウリング(ベストスコアは239)。

特技は剣道の他に卓球(独学で習得)[16]、体で時刻を表すこと、地面に足を着けずタイツを履くこと。さらば青春の光・森田、みなみかわとともにモルックをしており、世界大会2019国別対抗戦ベスト8。2022年11月にはみなみかわとともに日本モルック協会オフィシャル・モルックアンバサダーに就任している[17]

また、スイーツ好きであり、『アメトーーク!』(テレビ朝日系列)では「アイスがなきゃ生きてイケない芸人」(2017年8月20日)、「チョコレート大好き芸人」(2019年9月20日)として出演。更には、オリジナルアイス「Kanaiian iCE(カナイアンアイス)」を開発し、イベントで販売した[18]

同期生のキンタロー。の代表的なネタである前田敦子の物真似は、金井のアドバイスがきっかけでもあるという[19]

キンタロー。とは、漫才ユニット「金&キン」を組み、2022年のM-1グランプリにも出場した。

出演[編集]

※座敷ボウラー及びタイークとしてのコンビの出演は、タイーク#出演を参照。

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 芸人名鑑「座敷ボウラー」
  2. ^ 成蹊大学剣道部facebook より。
  3. ^ a b Quick Japan Vol.99(2011年12月、太田出版)p.198 - 199「松竹芸能タレントスクール現役生たちが叫ぶ We Are The 松竹芸能!」
  4. ^ この「Quick Japan」誌上においては、和田が「コアラでお馴染みの某お菓子メーカー」と言及している。
  5. ^ a b c 松竹若手ライブ優勝、座敷ボウラーの初単独ライブ今週開催”. お笑いナタリー (2013年3月11日). 2015年11月19日閲覧。
  6. ^ 「ネタ日記GP」座敷ボウラーが優勝、賞品はノート100冊”. お笑いナタリー (2013年10月3日). 2015年11月19日閲覧。
  7. ^ a b 「極まりそう」ゲラゲラ優勝の座敷ボウラー初単独ライブ”. お笑いナタリー (2013年3月15日). 2015年11月19日閲覧。
  8. ^ 座敷ボウラー和田佑 休養のお知らせ”. 松竹芸能 (2015年5月6日). 2015年11月19日閲覧。
  9. ^ 座敷ボウラーが解散 金井はピンで活動”. オリコン (2015年8月4日). 2015年11月19日閲覧。
  10. ^ “サムイ芸人No.1”決めるS-1グランプリ、優勝は座敷ボウラー金井”. 松竹芸能 (2015年11月18日). 2015年11月19日閲覧。
  11. ^ “座敷ボウラー金井と鳥飼詠太の新コンビ青年タイアップ誕生、敬語使ったら罰金”. お笑いナタリー (ナタリー). (2016年4月1日). https://natalie.mu/owarai/news/181950 2016年4月6日閲覧。 
  12. ^ a b 東京新聞 2016年10月19日「笑う神拾う神」
  13. ^ 青年タイアップ解散のお知らせ”. 松竹芸能. 2017年4月8日閲覧。
  14. ^ 金井貴史 新コンビ結成のお知らせ”. 松竹芸能 (2017年7月6日). 2017年7月7日閲覧。
  15. ^ タイーク金井twitter 午前10:44 · 2020年12月1日
  16. ^ a b #外部リンク節掲載の「タイーク 公式プロフィール」(2019年10月31日閲覧)より。
  17. ^ みなみかわさん、カナイさん、日本モルック協会公式アンバサダー就任!”. 一般社団法人 日本モルック協会 (2022年11月14日). 2023年5月23日閲覧。
  18. ^ タイーク金井の手作りアイスが初出店「大手アイスメーカー各社も危機感を覚える」”. お笑いナタリー (2019年10月30日). 2019年10月31日閲覧。
  19. ^ Quick Japan Vol.105(2012年12月、太田出版)p.210 - 211「松竹芸能タレントスクール出身!! スーパールーキーたちが見た“プロの世界”」

外部リンク[編集]