遠野あすか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とうの あすか
遠野 あすか
生年月日 (1978-11-28) 1978年11月28日(45歳)
出身地 日本の旗 日本 千葉県我孫子市
身長 162cm
血液型 AB型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ映画
活動期間 1998年 -
活動内容 1998年:宝塚歌劇団入団
1999年:宙組配属
2001年:花組へ異動
2006年:専科星組へ異動、星組トップ娘役就任
2009年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
配偶者 既婚
事務所 東宝芸能
公式サイト 遠野あすか 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
Ernest in Love
赤と黒
THE SCARLET PIMPERNEL
舞台
Cinderella
アンナ・カレーニナ
ドラマ
DOCTORS〜最強の名医〜
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

遠野 あすか(とうの あすか、1978年[1][2]11月28日[1][3] - )は、日本女優[2][3]。元宝塚歌劇団星組トップ娘役[2][3][4]

千葉県我孫子市[5]大妻中野高等学校出身[6]。身長162cm[1]。血液型AB型[1]。愛称は「あすか」[6]

所属事務所は東宝芸能[1]

来歴[編集]

1996年、宝塚音楽学校入学[1][4]

1998年、宝塚歌劇団に84期生として入団[7]。入団時の成績は9番[7]宙組公演「エクスカリバーシトラスの風」で初舞台[7][4]

1999年、組まわりを経て宙組に配属[7]。キュートな容姿と歌唱力で早くから注目を集め、同年の「Crossroad」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初ヒロイン[5]。入団2年目での抜擢となった[4]

2000年、姿月あさと退団公演となる「砂漠の黒薔薇」で、新人公演初ヒロイン[8][9]。その後も5度に渡って新人公演ヒロインを務める[5][9]。同年の「FREEDOM」(バウホール・日本青年館公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[10][11]

2001年8月13日付で花組へと組替え[12]

2002年、大鳥れい退団公演となる「エリザベート」新人公演では、タイトルロールとなるエリザベート役を演じる[13][14]。本役の大鳥が体調不良で休演した際には、代役として本公演でも同役を演じた[4]

2004年の「NAKED CITY」(バウホール・日本青年館公演)で、3度目の東上公演ヒロイン[5]

2005年の「Ernest in Love」(日生劇場公演)で、今作が退団公演となる専科樹里咲穂の相手役を務め、ヒロイン[15][16]

2006年2月13日付で専科へ異動となるが、11月13日付で再び星組へ異動となり、同日付で星組トップ娘役に就任[17][5][4]。入団9年目でのトップ就任となった[4]安蘭けいの相手役として、翌年の「さくら/シークレット・ハンター」でトップコンビ大劇場お披露目[18][5]

2009年4月26日、「My dear New Orleans/ア ビヤント」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を安蘭と同時退団[19][2][3]

退団後は東宝芸能所属となり、芸能活動を再開[1][4]

2013年より宝塚受験生のためのスクール「クラレス」を主宰[4]

2014年に結婚し、2020年に第一子となる女児を出産している[2][3]

宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]

初舞台[編集]

組まわり[編集]

宙組時代[編集]

花組時代[編集]

専科時代[編集]

星組トップ娘役時代[編集]

外部出演[編集]

出演イベント[編集]

  • 2000年9月、TCAスペシャル2000『KING OF REVUE』
  • 2000年10月、第41回『宝塚舞踊会』
  • 2000年12月、『アデューTAKARAZUKA1000days劇場サヨナライベント』
  • 2001年6月、TCAスペシャル2001『タカラヅカ夢世紀』
  • 2001年8月、『花組-リプライズ-エンカレッジ・コンサート
  • 2002年6月、TCAスペシャル2002『DREAM』
  • 2002年12月、『吉崎憲治オリジナルコンサート』
  • 2002年12月、春野寿美礼ディナーショー『S【es】』
  • 2003年6月、TCAスペシャル2003『ディア・グランド・シアター』
  • 2004年7月、TCAスペシャル2004『タカラヅカ90』
  • 2004年11月、『ベルサイユのばら30
  • 2005年4月、TCAスペシャル2005『Beautiful Melody Beautiful Romance』
  • 2005年7月、宝塚パリ祭2005『Souvenir Pour Aurevoir』[23]
  • 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
  • 2006年9月、TCAスペシャル2006『ワンダフル・ドリーマーズ』
  • 2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
  • 2007年10月、第48回『宝塚舞踊会』
  • 2008年12月、タカラヅカスペシャル2008『La Festa!』
  • 2009年3月、遠野あすかミュージック・サロン『Postlude』 主演[24]

宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]

舞台[編集]

ドラマ[編集]

映画[編集]

広告[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 遠野あすか 公式プロフィール 東宝芸能。
  2. ^ a b c d e 元宝塚・遠野あすか、一般男性と結婚 デイリースポーツ。
  3. ^ a b c d e f 女優・遠野あすか、第1子出産「産声がとても高いソプラノで」…元宝塚・星組トップ娘役 スポーツ報知。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 遠野あすかさん×平澤創 対談 株式会社フェイス。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 娘役トップとして「ヘイズ・コード」でデビュー 産経新聞ENAK。
  6. ^ a b 『宝塚おとめ 2008年度版』 阪急コミュニケーションズ、2008年、108頁。ISBN 978-4-484-08504-3
  7. ^ a b c d e 100年史(人物) 2014, p. 110.
  8. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 311.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l フェアリー・インタビュー ウィズたからづか。
  10. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 236.
  11. ^ a b c d 花組 遠野あすか インタビュー 産経新聞ENAK。
  12. ^ 『2001年宝塚 Stage Album』 阪急コーポレーション、2002年、77頁。ISBN 4-89485-081-8
  13. ^ a b c 100年史(舞台) 2014, p. 313.
  14. ^ a b 体調不良 大鳥れいが休演 ENAK SUMiRE STYLE。
  15. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 272.
  16. ^ a b 花組日生劇場公演 始まる 産経新聞ENAK。
  17. ^ 『2006年 宝塚Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2007年、76頁。ISBN 978-4-484-07506-8
  18. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 192.
  19. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 195.
  20. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 312.
  21. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 314.
  22. ^ ミュージカル「シンデレラ」欲しい!OGだけの劇団 産経新聞ENAK。
  23. ^ 宝塚パリ祭2005('05年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  24. ^ 遠野あすかミュージック・サロン「Postlude ポストリュード」(’09年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  25. ^ 100年史(人物) 2014, p. 77.
  26. ^ 50年のあゆみ - 年の初めを飾るTOKK年始号 表紙特集”. 阪急阪神マーケティングソリューションズ. 2022年3月25日閲覧。
  27. ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 53.
  28. ^ 100年史(人物) 2014, p. 57.

注釈[編集]

  1. ^ 大鳥れい休演により、1/17〜18は代役でエリザベート役を演じる。ヴィンディッシュ嬢役は桜一花が、エトワールは華城季帆が務めた。

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]