賤ヶ岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
賤ヶ岳
 北北東の余呉湖畔から望む
標高 421.13[1] m
所在地 滋賀県長浜市
位置 北緯35度30分22秒 東経136度11分35秒 / 北緯35.50611度 東経136.19306度 / 35.50611; 136.19306座標: 北緯35度30分22秒 東経136度11分35秒 / 北緯35.50611度 東経136.19306度 / 35.50611; 136.19306[1]
山系 野坂山地
賤ヶ岳の位置(滋賀県内)
賤ヶ岳
賤ヶ岳 (滋賀県)
プロジェクト 山
テンプレートを表示
山頂の三角点
南東の眺望
北に余呉湖を臨む

賤ヶ岳(しずがたけ)は、滋賀県長浜市(旧伊香郡木之本町)にある標高421 m琵琶湖余呉湖を分ける。

概要[編集]

山域の周辺は琵琶湖国定公園に指定されている。「新雪 賤ヶ岳の大観」が琵琶湖八景のひとつに数えられている[2]。 余呉湖の南湖畔にある国民宿舎余呉荘、琵琶湖北湖畔の飯裏、JR西日本北陸本線余呉駅、南側の山本山から延びる尾根など各方面から山頂に至るハイキングコースが整備されている[3]。コース上には賤ヶ岳の戦いなどの多数の史跡がある。

また、山麓の長浜市木之本町大音地区との間には、1959年(昭和34年)8月に開業した「賤ヶ岳リフト」がある[4]。賤ヶ岳リフトは近江鉄道によって運営されていたが、2019年(令和元年)6月に奥伊吹観光に譲渡された[4]

賤ヶ岳の戦い[編集]

1583年天正11年)に、周辺は賤ヶ岳の戦いの合戦場となった。

地理[編集]

周辺の主な山[編集]

山頂からは北東に尾根が延び、その先には中川清秀の墓がある大岩山がある。北西には尾根が延びその先には、行市山(660 m)がある。南には琵琶湖東畔に沿って尾根が山本山(324 m)まで延びる。山頂からは、余呉湖琵琶湖竹生島伊吹山などの360度の展望が得られる[2]

山容 名称 標高
(m)
三角点等級
基準点名[1]
賤ヶ岳からの
方角と距離(km)
備考
金糞岳 1,317 東北東 14.0 滋賀県の第2高峰
横山岳 1,131.72  二等
「横山岳」
北北東 12.3
賤ヶ岳 421.13  三等
「賎ヶ嶽」
 0 賤ヶ岳の戦い
小谷山 494.52  三等
「大岳」
東南東 8.6 新・花の百名山
伊吹山 1,377.31  一等
「伊吹山」
東南東 21.7 滋賀県最高峰
日本百名山

河川[編集]

  • 東山麓を余呉川が北から南へ流れる。
  • 西山腹には琵琶湖と余呉湖を結ぶ飯浦送水隧道がある。

交通・アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年4月8日閲覧。
  2. ^ a b 賤ヶ岳”. 滋賀県湖北観光連盟. 2011年4月8日閲覧。
  3. ^ 『改訂新版 名古屋周辺の山』山と溪谷社、2010年7月、pp.318-319頁。ISBN 9784635180177 
  4. ^ a b 賤ヶ岳リフトの譲渡に関するお知らせ”. 近江鉄道. 2023年10月17日閲覧。
  5. ^ 賤ヶ岳リフト”. 近江鉄道. 2011年4月8日閲覧。

関連書籍[編集]

関連項目[編集]