谷川道子

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谷川 道子(たにがわ みちこ、1946年7月 - 2024年1月9日[1])は、日本ドイツ文学者東京外国語大学名誉教授。専門はドイツ演劇、特にブレヒトハイナー・ミュラー岩淵達治に師事。鹿児島県出身。

略歴[編集]

著書[編集]

  • 『聖母と娼婦を超えて――ブレヒトと女たちの共生』 花伝社、1988年
  • 『ハイナー・ミュラー・マシーン』 未來社、2000年
  • 『ドイツ現代演劇の構図』 論創社、2005年
  • 『演劇の未来形』 東京外国語大学出版会〈Pieria Books〉、2014年

共編著[編集]

翻訳[編集]

  • 『ブレヒト作業日誌』 秋葉裕一・岩淵達治・岡田恒雄・瀧野修・丸本隆共訳、河出書房新社、1976-77年、新版2007年
  • ハイナー・ミュラー『ハムレットマシーン シェイクスピア・ファクトリー』 岩淵達治共訳、未来社、1992年
  • ドナルド・スポトー『ロッテ・レーニャ ワイマール文化の名花』 文藝春秋、1992年
  • ハイナー・ミュラー『闘いなき戦い ドイツにおける二つの独裁下での早すぎる自伝』 石田雄一共訳、未来社、1993年
  • ハイナー・ミュラー『カルテット ミュラー・コンテンポラリー』 岩淵達治共訳、未来社、1994年
  • ペーター・ウルバン編『チェーホフの風景』 文藝春秋、1995年。写真図版の大著
  • ヨッヘン・シュミット『ピナ・バウシュ 怖がらずに踊ってごらん』 フィルムアート社、1999年
  • ハンス=ティース・レーマン『ポストドラマ演劇』 本田雅也共訳、同学社、2002年
  • ハイナー・ミュラー『指令 ある革命への追憶』 論創社、2006年
  • エルフリーデ・イェリネク『汝、気にすることなかれ シューベルトの歌曲にちなむ死の小三部作』 論創社、2006年
  • イェリネク『レストハウス、あるいは女はみんなこうしたもの 喜劇』 論創社、2007年
  • ブレヒト『母アンナの子連れ従軍記』 光文社古典新訳文庫、2009年
  • ブレヒト『ガリレオの生涯』 光文社古典新訳文庫、2013年
  • ブレヒト『三文オペラ』 光文社古典新訳文庫、2014年
  • ブレヒト『アンティゴネ』 光文社古典新訳文庫、2015年
  • キャサリン・ブリス・イートン『メイエルホリドとブレヒトの演劇』伊藤愉共編訳、玉川大学出版部、2016年

脚注[編集]

  1. ^ a b 谷川道子さんが死去 東京外国語大名誉教授、ドイツ演劇”. 東京新聞 (2024年1月13日). 2024年1月13日閲覧。
  2. ^ 『甲南新書』鹿児島県立甲南高等学校

外部リンク[編集]