藤岡千尋

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藤岡 千尋(ふじおか ちひろ、1959年10月24日 - )は、日本のゲームクリエイター。アルファドリーム取締役開発部長。元スクウェア大阪開発部長。

略歴[編集]

1983年クリスタルソフトに入社。資材管理を経て開発職へ。 プログラム やプロデュースだけに留まらずサウンドを担当するなど、多彩な才能を見せる。数少ないPC-6001オリジナルタイトルであるリザードでは、サイドビューによるアクション戦闘を採用し、テイルズ オブ シリーズなどに繋がるシステムの基礎を作り上げた。

1990年、クリスタルソフトがT&E SOFTに吸収されるのを期に、井手康二笹井隆司ら他のスタッフとスクウェアへ移籍。そのまま大阪開発部の部長を務める事になる。1994年に東京本社へ異動した際に任天堂との共同開発であるスーパーマリオRPGのディレクターを担当。これが後に、アルファドリームにおける任天堂との共同開発のきっかけとなる。

1996年デジキューブに移籍し、コンビニエンスストア販売のソフトを制作した後独立。1998年ヘッズアンドシェルを設立する。同社は2006年現在も存在するようだ。

2000年、他の元スクウェアスタッフと共にアルファドリームに移籍し業態転換。現在は任天堂の下請けとして開発指揮を担当している。

かつては音楽活動も行っており、ミスターシリウスというバンドでドラムを担当していた事も。その関係からファイナルファンタジーXでは同バンドのメンバーである釜木茂一と共にOtherworldに参加。古巣スクウェアの作品で再びスティックを握る事となった。(その際、田辺千尋という名でクレジットされているが、その理由は不明である)

2009年、現在は本業のソフト開発の傍ら、パーカッショニストとして様々なバンドに参加している。

作品[編集]

外部リンク[編集]