藤吉建二

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藤吉 建二(ふじよし けんじ、1944年2月14日 - )は、日本の実業家三井化学代表取締役会長、石油化学工業協会会長、日本化学工業協会副会長。東レ元社長の藤吉次英は実父。

略歴[編集]

  • 1969年:京都大学大学院工学研究科修士課程修了
  • 1969年:三井石油化学工業(現在の三井化学)入社
  • 1995年:同社生産技術研究所長
  • 1997年:同社取締役 研究開発本部基礎石化研究開発センター長
  • 1999年:同社取締役 研究開発本部研究開発管理部長
  • 2002年:同社常務取締役 S計画準備室長
  • 2004年:同社専務取締役
  • 2005年:同社代表取締役社長
  • 2009年:同社代表取締役会長
  • 2022年:旭日重光章受章[1][2]

三井化学は、2009年3月期に国内の化学企業としては過去最大となる営業損益で455億円、最終損益で952億円の赤字を計上した。また、同社は2010年3月期においても引き続き赤字決算となることが見込まれるため、藤吉は2009年の株主総会(6月24日)をもって引責辞任し[3]田中稔一へ社長職を譲り、自身は会長へ退いた。同社が最終赤字を計上するのは1997年の同社設立以来で初めて。

脚注[編集]

  1. ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
  2. ^ 令和4年春の叙勲 旭日重光章受章者” (PDF). 内閣府. 2023年1月15日閲覧。
  3. ^ 日経バイオテクONLINE. “三井化学の藤吉建二社長、2期連続赤字の責任を取り退任へ”. 日経バイオテクONLINE. 2022年10月21日閲覧。

外部リンク[編集]

先代
中西宏幸
三井化学社長
2005年 - 2009年
次代
田中稔一
先代
米倉弘昌
石油化学工業協会会長
2008年 - 2010年
次代
高橋恭平
先代
正野寛治
計量行政審議会会長
2010年 - 2016年
次代
内山田竹志