若森栄樹

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若森 栄樹(わかもり よしき、1946年 - )は、日本のフランス哲学者、批評家、獨協大学名誉教授。現代フランス文学・思想専攻。

来歴[編集]

東京都生まれ。東京大学大学院仏文科修士課程修了。ラカン学会理事。

1991年、『湾岸戦争に反対する文学者声明』に対して、「湾岸戦争、天皇制、署名」で批判し、日本国憲法に則って反戦を主張することは、天皇制を認めることになると論じた。

著書[編集]

  • 『精神分析の空間 ラカンの分析理論』(弘文堂) 1988
  • 『日本の歌 憲法と署名の権力構造』(河出書房新社) 1995
  • 『裏切りの哲学』(共編、河出書房新社、シリーズ・道徳の系譜) 1997
  • 『語りのポリティクス 言語 / 越境 / 同一性をめぐる8つの試論』(岩野卓司共編、彩流社) 2008

翻訳[編集]