絹谷家

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絹谷家

外観
所在地 奈良県奈良市元林院町
位置 北緯34度40分52.21秒 東経135度49分48.05秒 / 北緯34.6811694度 東経135.8300139度 / 34.6811694; 135.8300139座標: 北緯34度40分52.21秒 東経135度49分48.05秒 / 北緯34.6811694度 東経135.8300139度 / 34.6811694; 135.8300139
類型 町家
形式・構造 数寄屋風(北主屋)
建築年

北主屋:大正
中央主屋:寛保2年(1742年5月16日

南主屋:明治初期
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絹谷家(きぬたにけ)は、奈良県奈良市元林院町にある歴史的建造物。

沿革[編集]

絹谷幸二の本家にあたる家であったが、氏の曽祖父(同名の絹谷幸二)により芸妓置き屋『萬玉楼』として開業された[1]。現在は町家の趣を味わえるダイニングバーとして賑わっている[2]

建築[編集]

三棟の主屋で構成され、各々に時代が異なる[3]

北主屋[編集]

建築時期大正頃[3]数寄屋風建築[3]

中央主屋[編集]

ならまちの中でももっとも古い町家のひとつ[3][2]。家伝では文化年間の建築であったが、1990年平成2年)の改修の際、奈良市教育委員会の調査で棟札が発見され、正確な建築時期(寛保2年(1742年5月16日)が判明した[3][2]。 棟札には大工棟梁等の人名も記されていた[3]

南主屋[編集]

明治初期の町家[3]

出典[編集]

  1. ^ 日経新聞 2015年11月2日「私の履歴書」絹谷幸二(2)
  2. ^ a b c 奈良日日新聞 2014年4月4日「花街・元林院の復興 夜のにぎわいふたたび」
  3. ^ a b c d e f g 現地案内板

関連項目[編集]