神戸孝夫

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神戸 孝夫(かんべ たかお、1955年12月12日 - )は、日本オペラ歌手(テノール)・作曲家・医学博士。

人物・来歴[編集]

静岡県静岡市葵区出身。国立音楽大学声楽科卒業後ドイツイタリアスイスに留学。の研究のために久留米大学医学部にて喉の構造と発声法を研究し、1997年に医学博士号を取得した[1]

長女の神戸薫子声楽家。その夫は歌人佐佐木頼綱

作品[編集]

加藤周一作詞「さくら横ちょう」に神戸孝夫が曲をつけた通称「三番目のさくら横ちょう」は菊地美奈佐藤美枝子など数々の有名オペラ歌手にコンサートで歌われている。

また2016年に神戸孝夫作曲、佐佐木幸綱作詞で熊本城讃歌を制作。さわかみオペラ芸術振興財団による熊本城復興コンサートにて娘の神戸薫子が初公開した。

出版物[編集]

  • 『さくら横ちょう 神戸孝夫歌曲集』発声科学会メドフィカ、2012年[2]

脚注[編集]

  1. ^ 声楽発声における2種類の舌形状による音色に関する音響学的及び生理学的研究 - Cinii
  2. ^ さくら横ちょう 神戸孝夫歌曲集 - 国立国会図書館サーチ