石垣いちご

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石垣いちご
ビニールハウスと太平洋
久能山から久能地区を見下ろす。白い建物のほとんどがビニールハウスである。2016年2月撮影。

石垣いちご(いしがきいちご)とは静岡市の、駿河区西平松から清水区駒越までの久能海岸駿河湾)沿いの東西8kmにわたって、有度山日本平)の南斜面で石垣を利用して栽培されているいちごである。

この地域は非常に温暖でいちご栽培に適している。栽培農家は約360戸。1月から5月までのいちご狩りのシーズンにはいちご海岸通り(国道150号)沿いに「いちご娘」が出て、観光農園でのいちご狩りへの呼び込みをしている。

1896年、伊佐須美神社宮司松平容保の次男、松平健雄が川島常吉にいちごの苗を託したのが始まりとされる[1]

栽培品種[編集]

主要品種
その他栽培されている品種

歴史[編集]

  • 1896年(明治29年)  いちご栽培が始まる
  • 1904年(明治37年)頃 石垣栽培の基礎ができる
  • 1923年(大正12年)頃 現在のコンクリート成形版を使用した栽培方法が確立される
  • 1960年(昭和35年)頃 ビニールハウス栽培が普及
  • 1966年(昭和41年)  いちご狩りが始まる
  • 1981年(昭和56年)  「久能早生」の栽培が始まる
  • 1991年(平成3年)  「章姫」の栽培が始まる

出典[編集]

  1. ^ 久能石垣いちごの歴史 静岡・久能苺狩り組合、2019年3月5日閲覧。

外部リンク[編集]