田渕岩夫

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田渕 岩夫(たぶち いわお、本名:同じ、1950年6月21日[1] - )は日本声帯模写芸人タレント俳優である。

所属事務所和光プロダクション[2]

来歴[編集]

大阪市出身。大阪商業大学付属高校では「寄席研究部」を創部した。プロデビュー以前は『しろうと寄席』(フジテレビ系列)などに出演し、大橋巨泉らの声帯模写を披露していた。1966年に桜井長一郎に入門[2]近畿大学在学中の1969年にコマ・モダン寄席で初舞台[1]。演芸番組・寄席出演のかたわら、俳優として映画・テレビドラマに出演した。

1990年[1]から2008年にかけ、KBS京都テレビにて『田渕岩夫のハッスルわいど』『田渕岩夫の得ダネ!てれび』の司会者をつとめ、「京都の顔[2]」として親しまれた。その後も、KBS京都ラジオへの出演を続けていたが、2011年までにすべて降板した。

2007年、天満天神繁昌亭の11月昼席(11月26日から28日、30日)の高座に初めて上がった。

今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」で毎年司会を担当している。

レパートリー[編集]

下記のほか、主に政治家を得意とする。

人物・エピソード[編集]

  • 兵庫県西宮市在住で、阪神・淡路大震災で被災している。この時にガラスの破片で足を負傷した経験から、大地震の後はすぐ靴を履くことを持論としており、番組内で災害の話題が登場したときはこの話をする。
  • MBSラジオでかつて放送されていた「どーだ!ますだおかだ」に田渕のコーナーが存在した。これはリスナーの身の回りにいる、ちょっとかわいくてお金の使い方がきっちりしている人を紹介するコーナーだった。のちに田渕本人がこの番組のゲストとして呼ばれている。

出演[編集]

テレビバラエティ番組[編集]

過去の出演番組

テレビドラマ[編集]

その他のテレビ番組[編集]

ラジオ番組[編集]

CM[編集]

映画[編集]

いずれも「田岩夫[4]」名義

ディスコグラフィー[編集]

  • もう一度京都 / ヒートウェイブ京都サンガ(ビクター 1994年)[5] - 赤瀬美保とデュエット。
    • 初発CDはビクター内のSPEEDSTAR RECORDSレーベルからの発売で、演歌としては異例だった。カセットテープ(PRTS-1241)と再発売CD(PRDS-1241)はビクターに変更されている。
  • もう一度京都パートII / もう二度と京都(ビクター 1998年)[5] - 祇園美年子とデュエット。コンパクトカセット(VISS-30019)、8cmCD(VIDS-30019)
  • 京想曲 / もう二度と京都(ビクター 1998年)[5] - 橘有香とデュエット。コンパクトカセット(PRTS-1326)、8cmCD(PRDS-1326)

田渕岩夫の得ダネ!てれび』の1コーナー「小判ザクザクうちでの小槌」では、かつて残念賞としてこのCD(またはカセットテープ)がプレゼントされていた。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 田渕岩夫 - オリコン
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 田渕岩夫 - 和光プロダクション
  3. ^ a b c d e f 田渕岩夫のTV出演情報 - オリコン
  4. ^ 田淵岩夫 - KINENOTE
  5. ^ a b c 『もう一度京都』 橋本広告事務所

参考文献[編集]

  • 相羽秋夫『現代上方演芸人名鑑』(少年社、1980年)

外部リンク[編集]