中山由起枝
中山 由起枝（なかやま ゆきえ、1979年3月7日 - ）は、日本の元クレー射撃選手。茨城県結城市出身。日立建機クレー射撃部所属。2000年シドニーオリンピック、2008年北京オリンピックおよび2012年ロンドンオリンピック、2016年リオデジャネイロオリンピック、2020年東京オリンピック（2021年開催）の5大会日本代表。
経歴[編集]
埼玉栄高等学校卒業[1]。順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科修了[1]。高校まではソフトボールで捕手をしていたが、社会人から射撃競技を始めた[2]。2000年シドニーオリンピックの射撃競技で五輪に初出場し、翌2001年に長女を出産しシングルマザーとして育ててきた[2][3]。
2008年北京オリンピックで4位入賞[1]。
2020年3月、男子トラップ代表の大山重隆と結婚し、夫婦で東京オリンピック出場を果たす（それぞれ射撃クレー・トラップ、ペアで混合クレー・トラップに出場）[2]。日本の女性アスリートで5度の夏季オリンピックに出場するのは、谷亮子（柔道）、三宅宏実（ウェイトリフティング）に次いで3人目[1]。東京オリンピック射撃クレー・トラップでは合計115点の19位[4]、新種目の混合クレー・トラップでは合計145点でベストスコアだったが予選5位に終わった[2]。
2021年7月31日、現役引退を表明[2]。
記録[編集]
- 1999年 全日本選手権大会で4位。
- 1999年 ワールドカップ大会で個人5位。団体2位。
- 1999年 ワールドカップ大会で個人3位。団体2位。
- 1999年 世界クレー射撃選手権フィンランド大会で15位。
- 2000年 初の五輪出場。シドニー五輪のダブルトラップで13位。
- 2008年 北京五輪クレー射撃の女子トラップで4位入賞。
- なお、長女が日章旗を持って応援しようとしたが、組織委担当者に禁じられて泣くというハプニングが起きた。
- 2010年 広州アジア大会の女子クレー・トラップ個人で日本人初の金メダルを獲得。
- 2012年 ロンドン五輪予選敗退
- 2013年 世界クレー射撃選手権リマ大会の女子クレー・トラップ個人で銀メダルを獲得。
- 2015年 世界クレー射撃選手権カバラ大会の女子クレー・トラップ個人で金メダルを獲得。これによりリオデジャネイロ五輪の国別出場枠を獲得した。
- 2016年 リオデジャネイロ五輪 予選敗退
- 2021年 東京オリンピック射撃クレートラップ19位予選敗退[4]、混合クレー・トラップ予選5位入賞[2]
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 中山由起枝 - Olympedia（英語）
- スポニチ五輪名鑑 中山由起枝 - ウェイバックマシン（2008年9月17日アーカイブ分）
- JOC選手プロフィール
