ボイスパーカッション

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ボイスパーカッションとは、打楽器の奏でる音色を、そっくりそのまま口で表現する技術である。 日本ではボイスパーカッションと呼ばれているが、英語ではVocal Percussion(ボーカルパーカッション)と呼ぶことが一般的である。その他の呼び方としてはMouth Drums(マウスドラムス)がある。

より発展的な技術として、1980年代にヒップホップ音楽から発祥したヒューマンビートボックスが知られている。

概要[編集]

音源として残っているものでは、『Do it A cappella』に出演しているTrue Imageというグループの「ボイスパーカッショニスト」が一番古い[要出典]。それ以前にもボイスパーカッション自体は存在していたが、パートとしてではなく間奏などで用いられるだけであった。 [要出典]

日本ではアカペラグループRAG FAIRのヒットから一躍有名になり、「ボイパ」として広まった。

日本のボイスパーカッションには大きく分けると2つの流派があるとされる。RAG FAIR奥村が演奏している「関東流」、RAG FAIRの出現と同時期にTVに出演していたPOCHIのけんぞーが演奏している「関西流」の2つである(奥村は東日本で活躍していたが出身は大阪府)。しかし、ボイスパーカッショニストの間ではハモネプの中で生まれた「関東流」「関西流」の分類の仕方に疑問をもつ者も多い。アカペラサイト等では、発音の仕方から「関東流」を「有声」、「関西流」を「無声」とする方法が一般的とも言える。[要出典]

「ボイスパーカッション(Voice Percussion)」は直訳すると「声の打楽器」である。以前はその名の通り、一連のドラム音を声や息で表現するアカペラの1パートだったが、最近では電子音からスクラッチ、サンバホイッスルなど、音の多様性を追求するものへと変化し、アカペラとは切り離されたジャンルとしても確立している。これはヒューマンビートボックスとして別ジャンルであることが現在では一般的となり、AFRA、HIKAKIN、Daichiなど様々なヒューマンビートボクサーによって確立されることとなった。

そのため、現在では「ヒューマンビートボックス」と分類されるべきものまで「ボイパ」と呼ばれているがこれは間違いで、ボイパはヒューマンビートボックスの一部であるとすることが正しい。[要出典]

打楽器(パーカッション)[編集]

口で演奏されたことのある打楽器音

主なボイスパーカッショニスト[編集]