アレックス・カッツ

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アレックス・カッツAlex Katz, 1927年7月24日 - )は、アメリカ合衆国ポップアート運動に参加した美術家(フィギュラル・アーティスト)。特に彫刻版画が有名である。

経歴と作品[編集]

アレックス・カッツは、ニューヨークブルックリン区で生まれた。1928年、家族でクイーンズ区のセント・オールバンス(St. Albans)に引っ越した。1946年から1949年にかけてニューヨークのクーパー・ユニオン(Cooper Union)で、1949年から1950年にかけてメイン州スカウヒーガンのスカウヒーガン絵画彫刻学校(Skowhegan School of Painting and Sculpture)に学んだ。1954年、カッツの最初の個展(絵画展)がニューヨークのロコ・ギャラリーで催された。1974年ホイットニー美術館は「Alex Katz Prints」展を、さらに1986年にはアレックス・カッツ回顧展が巡回された。

画家としての最初の10年間、カッツは1000枚の絵を破棄したことを認めた。1950年代以降、カッツは美術家として成長し、自身が「考えられる以上に不変の」絵を描くことを試みるという意味で、より自由な作品を創作することを試みた。カッツの作品はシンプルに見えるが、カッツによれば、それらはより縮小されていて、自分の個性に合っているということである[1]

1994年、クーパー・ユニオン美術学校は、カッツに寄贈された10点の絵画を売却したことでもたらされた基金とともに「Alex Katz Visiting Chair in Painting」を作った。

ファイドン・プレス(Phaidon Press)は2005年にCarter Ratcliff、Robert StorrIwona Blazwick共著の図解概説書『Alex Katz』を出版した。

ここ10年カッツの美術は広く世界に受け入れられ、現在多くの若い世代の芸術家に影響を与えている。2007年、カッツはニューヨーク州美術館(New York State Museum)で個展を開いた。

80歳になったカッツは小さな美術界での最小限の名声から飛び出し、主要なアメリカ合衆国の画家と見られるようになった。カッツは仲間の美術家たちからより尊敬を受け、若い発展途上の美術家たちはカッツを偶像視している[2]

2007年、カッツの作品展がシカゴのリチャード・グレイ・ギャラリー、ニューヨークのロバート・ミラー・ギャラリーとペース・ウイルデンスタイン(ギャラリー)で催された。

1954年以降、メイン州リンカンヴィル(Lincolnville, Maine)のサマーレジデンスで、カッツは地元のコルビー大学との関係を深めている。コルビー大学は1984年にカッツに名誉博士号を授与した。1996年10月、コルビー大学美術館は、カッツが寄贈した400点以上の油絵、コラージュ、版画をおさめた新棟をオープンさせた[3]

カッツの作品は、テート・モダン[4]ニューヨーク近代美術館[5]も所蔵している。

脚注[編集]

  1. ^ Robert Ayers (January 18, 2006), National Alex Katz, ARTINFO. Retrieved on 16 April 2008
  2. ^ Ted Loos (June 14, 2007), Cool Katz, ARTINFO. Retrieved on 16 April 2008
  3. ^ colby.edu, accessed September 21, 2007.
  4. ^ tate.org.uk, accessed September 21, 2007.
  5. ^ moma.org, accessed September 21, 2007

外部リンク[編集]