「98ローカルバス」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Lusheeta (会話 | 投稿記録)
m Cバス
m編集の要約なし
30行目: 30行目:
*[[Micro Channel Architecture]] (MCA)
*[[Micro Channel Architecture]] (MCA)
*[[VESA ローカルバス]] (VL バス)
*[[VESA ローカルバス]] (VL バス)
*[[XT バス]]
*[[XTバス]]


{{comp-stub}}
{{comp-stub}}

2006年12月21日 (木) 13:41時点における版

98ローカルバス は、1993年に発売された、NECPC-9821A-Mateシリーズに搭載された32bit高速バスである。

MCA同様、非常にクローズドな規格で、このバスに対応した製品を発売したのはNECを除けば、Canopus社、Melco社(現buffalo社)、住友金属の3社だけである。

もっとも、クローズドな規格であったのはNEC自身が製品寿命が短い事を前提として開発したバスであるからであろう。

よく、VLバスを移植しただけと言われるが、こちらはNESAのコネクタを使用し、クロック周波数にかかわらず2本までに制限されている関係から、電源や信号特性はVLバスと比較にならないほど良好である。

また、Pentiumを搭載した、PC-9821 Af/Anにも搭載されているが、Pentium機搭載の98ローカルバスはブリッジ変換を行っているため本来の性能を発揮できない。

規格

  • NESAのバス調停機能を簡略化、リソース自動設定機能を削除したサブセットで、ほぼ同一の信号線配列、同一のコネクタ、ボード形状を有するが、相互の互換性は無い。
  • 32bitのアドレス空間、データバス幅を有する。
  • 25MHz、30MHz もしくは 33MHzで駆動され、133Mbytes/secの理論最大転送帯域を有する。
  • 奥行き17cm、幅15cmの長方形で、部品実装面の厚さは2.5cm迄が許容されている。
  • NESA同様、Cバススロットの間にコネクタを持ち、C-BUSボードとの互換性は全くないものの同一拡張スロットを使用することが可能な構造になっている。
  • 筐体を開けずに抜き差しできるようにカードエッジには引き抜き用のレバーが装着されている。

販売された製品

グラフィックアクセラレータビデオボード)を除けば、ビデオキャプチャボード、PCM入力ボード、ハイレゾ互換ボードの3種類のみである。

関連項目