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2022年3月21日 (月) 08:37時点における版
村井 則夫(むらい のりお、1962年 - )は、日本の哲学者、中央大学文学部教授。博士(哲学)(上智大学)。
経歴
東京都生まれ。1985年、上智大学文学部哲学科卒業。1994年、上智大学大学院哲学研究科博士課程満期修了。2003年、明星大学専任講師、2006年、助教授、2007年、准教授を経て、2013年より教授。2017年より中央大学文学部教授。ハイデッガー、ニーチェ、フンボルトなどを専門とし、人文科学に造詣が深い。上智大学名誉教授クラウス・リーゼンフーバーに師事し、その執筆するドイツ語論文・著作の翻訳をしている。
単著
- 『ニーチェ ツァラトゥストラの謎』中公新書 2008
- 『ニーチェ 仮象の文献学』知泉書館 2014
- 『解体と遡行 ハイデガーと形而上学の歴史』知泉書館 2014
- 『人文学の可能性 言語・歴史・形象』知泉書館 2016
共著
- ハイデッガー研究会編『対話に立つハイデッガー』理想社 2000
- 哲学史研究会編『西洋哲学史観と時代区分』昭和堂 2004
- 哲学史研究会編『現代の哲学』昭和堂 2005
- 東洋大学哲学科編『哲学講座 4 哲学を享受する』知泉書館 2006
- 哲学史研究会編『西洋哲学史再構築試論』昭和堂 2007
- ハイデッガー研究会編『ハイデッガーと思索の将来』理想社 2007
- 秋富・安部・古荘・森編『ハイデガー読本』法政大学出版局 2014
- 細川・齋藤・池田編『始まりのハイデガー』晃洋書房 2015
翻訳
- K・リーゼンフーバー「盛期スコラ学・総序」平凡社 1993
- K・リーゼンフーバー「純粋経験と絶対意志 『自覚における直観と反省』における意識の構成」創文社 1994
- K・マンハイム(共訳)『青年期マンハイムとその作品』梓出版 1995
- K・リーゼンフーバー(共訳)『中世哲学の源流』1995
- K・リーゼンフーバー「アエギディウス・ロマヌスの社会・政治思想」創文社 1996
- K・リーゼンフーバー「前期西田における自己意識と自由意志」世界思想社 1996
- J・フィルハウス「中世における教会法学者の社会論」創文社 1996
- K・リーゼンフーバー「シャルトルのティエリにおける一性の算術と形而上学」創文社 1998
- K・リーゼンフーバー「中世の修道院霊性における自己認識の問題」創文社 1998
- K・リーゼンフーバー「人格の自己形成」創文社 1999
- K・リーゼンフーバー「初期ラテン教父・総序」平凡社 1999
- K・リーゼンフーバー「フィヒテ『浄福なる生への指教』解説」平凡社 2000
- J・トラバント『フンボルトの言語思想』平凡社 2001
- K・リーゼンフーバー「神認識における否定と直観−クザーヌスにおける神の探究をめぐって」知泉書館 2002
- B・ヴァルデンフェルス「世界の不可視性、あるいは眼差しから退くもの」青土社 2002
- K・リーゼンフーバー『中世思想原典集成 別巻 中世思想史』平凡社 2002/改訂版 平凡社ライブラリー 2003
- H・ブルーメンベルク『近代の正統性 III』法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 2002
- ウィリアム・バンガート(岡安喜代共訳)『イエズス会の歴史』原書房 2004/改訂版 中公文庫(上下) 2018
- K・リーゼンフーバー『中世哲学における理性と霊性』知泉書館 2008
- シュナイダース『理性への希望 ドイツ啓蒙主義の思想と図像』法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 2009
- フリードリヒ・ニーチェ 『喜ばしき知恵』河出文庫 2012
- K・リーゼンフーバー(監訳)『近代哲学の根本問題』知泉書館 2014
- H・ブルーメンベルク 『われわれが生きている現実 技術・芸術・修辞学』法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 2014
- ゴットフリート・ベーム『図像の哲学 いかにイメージは意味をつくるか』塩川千夏共訳、法政大学出版局・叢書ウニベルシタス 2017
- フリードリヒ・ニーチェ 『偶像の黄昏』河出文庫 2019