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2021年10月21日 (木) 04:23時点における版
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田尾 和俊(たお かずとし、1956年1月20日 - )は麺通団の団長であり、出版社ホットカプセルの元社長。四国学院大学教授。株式会社タウン情報全国ネットワーク取締役副社長。
経歴
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- 香川県三豊郡詫間町(現:三豊市)出身。
- 香川県立観音寺第一高等学校卒業。
- 1978年:関西学院大学経済学部卒業。
- 1978年:広告代理店「株式会社セーラー広告社(現セーラー広告株式会社)」に入社。
- 広告代理店業務の勤務を経て、同社のタウン誌発刊部門として発足した株式会社ホットカプセルに出向。
- 1982年:同社発刊タウン情報誌『月刊タウン情報かがわ』初代編集長に就任。
- 1995年:株式会社ホットカプセル代表取締役社長に就任。
- 2002年:株式会社ホットカプセルを退社、同社顧問となる。
- 2003年:四国学院大学に教授として招聘される。
おもな活動について
「讃岐うどんで遊ぶ人」を自称している(本人は「俺は讃岐うどん(店)で遊ぶ人や」と「評論家」扱いされる事を嫌い、明確に否定している[要出典])。吉本興業所属(マネジメント契約)。社長退陣(=株式会社ホットカプセル退社)後は同社の顧問を1年間務めた[1]。
讃岐うどんに関する『恐るべきさぬきうどん』シリーズの著者であり、1989年よりうどん店探訪記「ゲリラうどん通ごっこ」(略称「ゲリ通」)の連載をはじめる。高松市の「中北うどん」を訪れた時の感動から「針の穴場」を見つけることに時間を費やすようになり、今では全国的に有名になった「山越」「なかむら」などのディープなうどん店を次々と誌面で紹介する[要出典]。
愛称は「団長」。この時代にタウン誌における編集の基本と呼ばれていた投稿読者と編集者の言葉のやり取りの方法論である2WAYコミュニケーションの理論をさらに発展させ、投稿読者・編集者の他に投稿していない読者(潜在的読者)を巻き込んだ3WAYコミュニケーションの理論を確立させた。これは現在に至るまで田尾のマスコミ論の基礎となった[要出典]。
1980年代、編集長を務めていたタウン情報誌の一コーナー「笑いの文化人講座」が注目を集め、嘉門達夫の替え歌シリーズにも投稿作品がいくつか使われた(マハリクマハリタ、ヤンバルクイナ等)[要出典]。また、同誌主催のイベントでは、企画のみならず、司会進行を自ら務めた。連載「笑いの文化人講座」は、タウン情報誌発刊から退社まで一貫して執筆している。
同コーナーから派生した西日本放送のラジオ番組「そんなわけ、ねーだろ!」は、若年層聴取率で「オールナイトニッポン」等、全国ネットで放送されていた人気番組を押さえて1位になり、伝説の番組と呼ばれている。また、当時発行されていた雑誌「ラジオパラダイス」(三才ブックス)で行われていた「DJ・パーソナリティー人気投票」でも、田尾自身が上位にランクインした事もある[要出典]。
1999年から2009年3月まで、瀬戸内海放送の「KSBスーパーJチャンネル」に週一回、金曜日のコメンテーターとして出演。
ホットカプセル退社後の活動
- 2003年より四国学院大学において、観光とメディアに関する教鞭を執っている。
- 同年9月、東京・新宿に麺通団プロデュースのうどん店「讃岐うどん大使 東京麺通団」をオープンさせる。
- 2004年~2005年度には、香川県の全戸配布の香川県広報誌「THEかがわ」で、独自の視点から香川の様々な面白風景を紹介する連載「小さな満足の風景」「続・小さな満足の風景とか」を執筆。
- 2006年には四国学院大学カルチュラルマネジメント学科の雑誌編集ゼミ「インタレストプロダクション」を主宰。同ゼミを編集部としてフリーマガジン「インタレスト」を発刊。製作総指揮を担当。
- 同年8月公開の映画『UDON』ではアドバイザーを担当。同映画の監督・本広克行は田尾の著書に影響を受けて、映画の中の設定や出演者のセリフに、田尾の考え方やスタンス等を数多く採用した[要出典]。また、田尾自身も映画にもエキストラとして出演した他、2007年にリリースされた同映画のDVDでは、監督の本広らとともにコメンタリー(副音声)にも出演した。
- なお同年5月より、FM香川で同映画のPRを兼ねた『麺通団のUDON RADIOうどラヂ!』を、麺通団のメンバーとともに担当。「うどラジ」は8月で終了したが、10月7日より「続・麺通団のうどラヂ!」が開始された。なお同番組はポッドキャスト配信も行っている。
人物
- 自著によると、不味いうどん屋を批判するなどということはまずないとしている[2]。
- 「イワシの大群」に関して、かなりこだわりがある[3]。
- 大学時代スポニチ編集部でアルバイトしていたことから競馬について詳しく、話に競馬の例えを用いることがある。タウン情報かがわは、JRAの広告を全国のタウン誌で最初に掲載したと本人が紙面で記している[要出典]。
- ジェームズ・ボンドと阪神タイガースのファンである。
- いくつか癖が見られる。『う~ん』、髪を掻き上げる動作、腕組する動作が主に見られる。
作品リスト
- 『恐るべきさぬきうどん』(麺通団名義)
- 『超麺通団―団長田尾和俊と12人の麺徒たち』2002/11(西日本出版社 ISBN 4-901908-01-4)
- 『超麺通団2 ~団長の事件簿~「うどんの人」の巻』2004/12(西日本出版社 ISBN 4-901908-06-5)
- 『超麺通団3 麺通団のさぬきうどんのめぐり方』2006/8(西日本出版社 ISBN 4-901908-23-5)
- 『超麺通団4 麺通団の最新讃岐うどんの巡り方&讃岐うどんの基礎知識』2010/4 (西日本出版 ISBN 490190857X)
- 『超麺通団 讃岐うどんめぐり指南の書』2011/12 (西日本出版社 ISBN 4901908669)
- 『超麺通団2 ゲリラうどん通ごっこ軍団始まりの書』2011/12 (西日本出版社 ISBN 4901908677)
- 『怒れるおっさん会議 inひみつ基地』 2013/6 (西日本出版社 ISBN 4901908723) 勝谷誠彦との共著
- 『笑いの文化人講座』 (全25巻ホットカプセル発行)
- 1巻~3巻の復刻版が再販された。
現在の出演番組
ラジオ
過去の出演番組
テレビ
- サタデー9(西日本放送)
- LIBERTY CLICK! 笑いの文化人講座(西日本放送)
- なんしょんな!!香川 TVキャビネット(瀬戸内海放送)
- VOICE21(山陽放送)
- 王様のブランチ(TBS)※旅コーナーで香川を特集した際に西讃地域のうどん屋を案内した。
- KSBスーパーJチャンネル(瀬戸内海放送)
- 田尾和俊の讃岐うどんワールド(山陽放送)
- 麺通団の週刊うどんランキング(瀬戸内海放送)
ラジオ
- そんなわけ、ねーだろ!(西日本放送)
- 勇気が出るラジオ ワイド!まっぴるマン(西日本放送)
- キリンクラシックラガー 田尾和俊のねーだろラジオ復刻版(西日本放送)
- どよーしょっと しょっと倶楽部(西日本放送)
- お馬のけいこ(西日本放送)
- あの歌に逢いたい(西日本放送)
- そこまで言うなら、5分だけ(FM香川)
- TJ-CALL(FM香川)
- 学生街の午後(FM香川)
- 麺通団のUDON RADIO うどラヂ!(FM香川)
- Morning Wave インタレスト・ランダム(FM81.5)
- 情報てんこもりラジオでDON (西日本放送)
- 勝谷誠彦×田尾和俊『怒れるおっさんラジオ』(FM香川)
受賞
脚注
- ^ なお、ホットカプセル自体は親会社であるセーラー広告社の事業再編により、グループ内の他社に吸収される形で2005年に消滅している。
- ^ 麺通団のさぬきうどんのめぐり方(西日本出版社 2006年)「まえがき」
- ^ “イワシのトルネード 田尾和俊(2008年8月8日)”. NPO法人 アーツカウンシル高松 (2008年8月8日). 2015年7月16日閲覧。