「チェック・メイト (キン肉マンII世)」の版間の差分

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rv。『キン肉マン』『キン肉マンⅡ世』の各超人たちのプロフィール記事や、公式での書籍などつぶさに確認。国内予選をタイトル歴でないとする意見には理解できるも、他の超人でも公式で同様の表記があったため、この場合に限りチェック・メイトだけ否定は逆に不適切となってしまう。
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* d.M.p ナイトメアズNo.2
* d.M.p ナイトメアズNo.2
* タイムワープの8超人<ref>ゆでたまご「その名も“ケビン号”、いざ出発!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 01』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2005年11月23日、ISBN 978-4-08-857452-3、192頁。</ref>
* タイムワープの8超人<ref>ゆでたまご「その名も“ケビン号”、いざ出発!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 01』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2005年11月23日、ISBN 978-4-08-857452-3、192頁。</ref>

=== タイトル歴 ===
悪魔超人時代は「相手を完膚なきまでに痛めつける反則技を信条とする」というサンシャインの教えに従いタイトル奪取の経験はなかったが、正義超人に転身してから超人オリンピックなどに出場して優勝を目指すようになる。
* 第22回超人オリンピックモナコ国内予選優勝


== コンピュータゲーム ==
== コンピュータゲーム ==

2021年6月3日 (木) 09:14時点における版

キン肉マンII世 > キン肉マンII世の登場人物 > チェック・メイト (キン肉マンII世)

チェック・メイトは、ゆでたまご漫画キン肉マンII世』および『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』に登場する架空の人物。

アニメ版の声優遠近孝一

主な特徴

初登場は『キン肉マンII世』d・M・p編「人気投票No.1は冷血の騎士!?」。チェスの駒を模したボディを持つ超人。口調は丁寧で礼儀正しい。チェス・駒(ピース)・チェンジにより「キング」「ナイト」「ルーク」そしてそれらに通常形態を組み合わせた「グランドスラム」の4形態に体を変化し、状況に合わせて肉体を変化させ戦う。

初登場時は悪魔超人首領サンシャインが手塩にかけて育てたナイトメアズの一人で、慇懃無礼な傾向があった。サンシャインからネガティブな言葉と感情を教えられなかったため痛みを感じず、関節技をかけられてもギブアップすることはないが、あくまで精神的な訓練であり、身体へのダメージは受ける。しかし、当初は「どんな技でも耐えられる身体を持っている」と勘違いし、キン肉万太郎戦で敗北する。万太郎に敗れて以後は正義超人となり共に行動。サンシャインのもとにいた頃はゆで卵の白身と鶏肉の皮を剥いだ物のみと食事を制限されていた反動で、正義超人になってからは食いしん坊になった。

読者人気は高いものの、正義超人に転向してから本編でまともに試合が描かれていない。アニメ版ではガゼルマン同様にギャグを担当することも多く、原作以上に正義超人側に馴染んでいる。

『キン肉マンII世』でのチェック・メイト

ナイトメアズ時代

5歳くらいの頃、両親にd・M・p(デーモン・メイキング・プラント)のスラム街に捨てられ、ゴミを漁っていた所をサンシャインにスカウトされる。約10年間猛特訓を受けて痛みや苦しみといったネガティブな感情を持たない悪魔超人となる(アニメではサンシャインの弟子であることでほかの悪行超人たちに格下扱いされていた)。

サンシャインと同門のレックスキングと共に大阪を襲撃。レックス・キングが敗れた後、姿を表し万太郎に闘いを挑む。痛みを感じない肉体とチェス・駒・チェンジで有利に進めるチェックは試合を楽しもうとするが、立ち上がらない万太郎を見て、「旧正義超人軍は弱く、旧悪魔超人軍はそれ以上にもっと弱かった」と思い込み、師であるサンシャインの怒りを買う。チェックはサンシャインに反逆するが、右足の靱帯が破裂し、「痛みを感じなくなっただけで肉体は普通の生物のままである」と痛感。最後は火事場のクソ力を発動させた万太郎に敗北する。

新世代正義超人として

万太郎との戦いで密かに清々しさを感じ取っていた彼は、火事場のクソ力修練編で師匠であったサンシャインの下を離れ、自分を破った万太郎の強さを確かめるべく北海道網走市で行われた万太郎とフォーク・ザ・ジャイアントの戦いの場に現れる。場外乱闘を起こすフォークを諌め、万太郎に「がんばれ」と激励。彼の激励により万太郎はフォークに勝利する。以後万太郎と行動を共にし、ボーン・コールドとの闘いではキッドと共に万太郎のセコンドにつき、彼を勝利に導いた。

超人オリンピックではモナコ代表として出場。最終予選「二人三脚でZEIZEI!」にて、彼のパートナーを務めてMr.ガッチャからの攻撃の余波で負傷してしまった人間の少年・シンヤを守るため棄権する。

悪魔の種子編では、キッドたちと共に突如与那国島に現れたジェネラル・パラストに向かうが、元悪魔超人の彼でもパラストのゲートバリヤーを破れず難攻する。バッファローマンの協力を得てパラストに入った万太郎の試合を見届けるが、飛び出したパラストによりケビンマスクと共に唐戸桟橋へ。その後スカーフェイスガゼルマンとも合流し、巌流島への船頭を務める。B-エボリューションズ(スカーフェイス、ケビンマスク)の試合を見届けた後は、万太郎と口論になって飛び出したケビンをジェイドと共に後を追うが、発見することはできなかった。

第1回キャラクター人気投票では第7位[1]、第2回キャラクター人気投票では第10位[2]、第3回キャラクター人気投票では第7位[3]にランク入りしている。

究極の超人タッグ編

時間超人により肉体消滅の危機にあるケビンマスクを救うために「タイムワープの8超人」として20世紀へタイムワープ。究極の超人タッグの開催が決まり、パートナーのいないセイウチンとタッグを組もうとするも、出場自体に意欲的でなかったセイウチンに拒否される。その後、突如として現れたネプチューンマンと組んだセイウチンの身を案じて影から伺い、セイウチンを洗脳しトロフィー球根の奪取と完璧超人再興を目論むネプチューンマンの悪意に気付き、セイウチンを元に戻そうと立ち向かうが、ネプチューンマンに攻撃を見切られ、クロス・ボンバーの最初の犠牲者となってしまい、顔の生皮を剥がされて拉致される。

棺桶に入れられていたが、究極の超人タッグの入場にてふとしたショックから場外に放り出され、万太郎たちにネプチューンマンの脅威を伝え、病院に搬送される。

2回戦のヘルズベアーズヘル・イクスパンションズにおいては同じく顔を剥がされたイリューヒンバリアフリーマンやスカーフェイスと共に、セイウチンの前に現れ、正義超人に戻すことに成功する。その後は死亡したカオス・アヴェニールの残したピラリアの花の起こした奇跡により、剥がされた顔は完治していた。

カバーイラストでは鎧が赤から黒に変更されている。

第4回人気投票では顔を剥がされていたため、お面をつけた状態で登場した[4]

主要対戦成績

『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』でのチェック・メイト

初登場は第10話「怖いよ〜!チェック・メイトの3変化」。『キン肉マンII世』と同じくサンシャインの弟子として登場。d.M.pアジトに進入してきたキン肉万太郎と闘う。

万太郎との闘いの中、正義超人側に心が傾き、それを察したサンシャインに「自分の好きな道を素直に行け」という言葉により正義超人入りする。

d・M・pに洗脳されたヘラクレス・ファクトリー二期生との闘いでは、おでん巨塔ゆで玉子リングでキャプテン・マッコウと対戦。猛攻に圧され、ダメージを受けながら逆転。最終的にKOしたものの力尽き引き分けとなった。

超人一等祭ではモナコ代表として出場するが予選落ちとなる。

悪魔超人時代でも、サンシャインに褒められて喜んだり、麒麟男たちの卑怯なやり方に怒ったりと、『キン肉マンII世』に比べて性格が若干マイルドになっている。またこの点に関しては屍魔王と麒麟男に「サンシャインは悪魔超人の器を作っただけで、肝心の邪悪な心を入れ忘れていた」と指摘されていた[5]

第1回キャラクター人気投票では第6位にランク入りした[6]

主要対戦成績

  • ×キン肉万太郎(キン肉バスター)
  • △キャプテン・マッコウ(両者失神)

得意技

チェス・駒(ピース)・チェンジ
体内にチェスの形をしたアクセサリーを取り込むことで身体を変化させて戦う。これら以外にも「ポーン」があり、対戦相手の万太郎に奪われ使用されたが一回につき一歩しか動けないという不良品だった。そのためチェック・メイト自身は飾りとして所持しているに過ぎず、またチェス・駒も自分以外の超人では満足に扱えないことも述べている。アニメでは演じた遠近がキング、ナイト、ルークそれぞれの形態を異なった声質で演じ分けていた。
王様(キング)形態
最も基本的な形態。明晰な頭脳をもつ。
馬(ナイト)形態
下半身と頭部を馬に変化させる。しなやかな動きを得意とする。アニメでは高い声になる。
城(ルーク)形態
身体が強固なレンガ状に変化。頭部は塔のような形状(チェスのルーク)になる。解体城(セパレーツボディ)により身体を分離させることが可能。アニメでは低く野太い声で話す。
城・王様・馬(グランドスラム)形態
上記3つの形態の長所(キングの頭脳、ナイトの下半身、ルークのレンガ状ボディ)を合わせたチェック・メイトの究極体。
馬式誉れ落とし(ばしきほまれおとし)
空中に放り投げた相手の脚の上に自分の両前脚を乗せて全体重をかけ、後頭部から肩をマットに激突させる技。「ナイト」形態で使われる技だが、重量の分威力が増す「グランドスラム」形態でも使用できる。
落爆人机(らくばくひとづくえ)
「グランドスラム」形態で使用。自分の胸板と太股に開けた空洞に、相手の両手首と両足首を挟みこんでそのままジャンプ、相手を下にして落下しマットに叩きつける。
ケンタウロスの黒い嘶き(ケンタウロスのくろいいななき)
「ナイト」形態に変身しての馬の蹄で相手に連続で蹴りを見舞う。正式な試合中では使われていない。
オープン・ザ・ルークゲート / クローズ・ザ・ルークゲート
「ルーク」形態にて使用。オープン・ザ・ルークゲートで解体城(セパレーツボディ)の上半身と下半身を分離させ、相手の攻撃を避けた後、クローズ・ザ・ルークゲートで挟み込む。
ルーク・スカイツイスター
「ルーク」形態にて使用。空中に放り投げた相手にまず分離した上半身が突撃、相手をそのままコーナーポストの頂点に落下させ、その後下半身も加速を付けて飛んで上半身へと勢い良く合体することにより、相手にさらに加重を加え大きなダメージを与える。
馬蹴り(ナイトキック)
「グランドスラム」形態に変身して使用する後ろ脚での蹴り。
ギャロップキック
『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』で使用。「ナイト」形態に変身して使用する後ろ脚での蹴り。
王式絢爛投げ(おうしきけんらんなげ)
『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』で使用。「キング」形態唯一の必殺技。相手の両腕をリバース・フルネルソンに固め、そのまま飛び上がりながら前方に倒れ、相手の腹部をコーナーポストの頂点に叩きつける。
リベンジ・ザ・ナイトメア
ゲーム『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』でのオリジナル技。発動中に攻撃を加えられると相手の頭上に駒を落として反撃する。

プロフィール

異名

  • 極限の超人[8]
  • 漆黒の騎士[9]
  • 不死身の超人[10]

主な肩書き

  • d.M.p ナイトメアズNo.2
  • タイムワープの8超人[11]

タイトル歴

悪魔超人時代は「相手を完膚なきまでに痛めつける反則技を信条とする」というサンシャインの教えに従いタイトル奪取の経験はなかったが、正義超人に転身してから超人オリンピックなどに出場して優勝を目指すようになる。

  • 第22回超人オリンピックモナコ国内予選優勝

コンピュータゲーム

ワンダースワンカラー専用ソフト『キン肉マンII世 ドリームタッグマッチ』では14体のプレイヤーキャラクターの一人としてチェック・メイトが登場している。フライング技の威力が高いキャラクターとしてデザインされている。

キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』などでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる。

『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』のストーリーモードでは、過去の悪魔超人たちと「ニューナイトメアズ」結成を企み、過去にタイムワープ。サンシャインと遭遇し、悪魔超人再興を持ちかけるが、正義超人の排除に逆に利用される。

キン肉マンII世 超人聖戦史』では主人公が正義超人であり、属性ゲージが一定値であれば仲間にできる。

キン肉マン マッスルグランプリ』シリーズでは、チェック・メイトの2Pカラー(同じキャラクター同士で対戦するための「色違い」キャラクター)として黒い鎧姿で登場する。

  1. ^ ゆでたまご「番外編 超人人気投票発表!!」『キン肉マンII世 11』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年11月22日、ISBN 978-4-08-857376-2、207-208頁。
  2. ^ ゆでたまご「第2回キャラクター人気投票」『キン肉マンII世 18』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2002年6月24日、ISBN 978-4-08-857394-6、220頁。
  3. ^ ゆでたまご「第3回キャラクター人気投票」『キン肉マンII世 20』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2002年12月16日、ISBN 978-4-08-857398-4、203頁。
  4. ^ ゆでたまご「第4回キャラクター人気投票 結果大発表!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 09』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2007年9月24日、ISBN 978-4-08-857471-4、219頁。
  5. ^ ゆでたまご「屍魔王&麒麟男の地獄罠『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜 1』集英社〈Vジャンプブックスコミックスシリーズ〉、2002年8月7日、ISBN 978-4-08-806027-9、130頁。
  6. ^ ゆでたまご「第1回キャラクター人気投票結果完全版発表」『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜 2』集英社〈Vジャンプブックスコミックスシリーズ〉、2003年11月9日、ISBN 978-4-08-806033-0、164頁。
  7. ^ a b c d TEAM MUSCLE編「全超人ファイル 096 チェック・メイト」『キン肉マン超人大全集』集英社インターナショナル、2004年7月31日、ISBN 978-4-7976-1003-1、96-97頁。
  8. ^ ゆでたまご『キン肉マンII世 4』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、1999年4月24日、ISBN 978-4-08-857369-4、4頁。
  9. ^ ゆでたまご「奇蹟の風よ、万太郎へ…!!」「超人オリンピック、再び!!」『キン肉マンII世 13』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2001年3月24日、ISBN 978-4-08-857378-6、64頁。
  10. ^ キン肉マン マッスルグランプリMAX
  11. ^ ゆでたまご「その名も“ケビン号”、いざ出発!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 01』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2005年11月23日、ISBN 978-4-08-857452-3、192頁。

関連項目