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[[ブリオッシュ]]を切って[[紅茶]]味の[[シロップ]]を染み込ませて冷やし、[[ラム酒]]や[[キルシュヴァッサー|キルシュ]]をかけて[[生クリーム]]や[[果物]]で飾りつけたものである。またはブリオッシュ生地を直径18 - 23センチメートルの[[ドーナツ]]形の型に入れて発酵させてから焼き、キルシュ風味のシロップをしみ込ませたものである。
[[ブリオッシュ]]を切って[[紅茶]]味の[[シロップ]]を染み込ませて冷やし、[[ラム酒]]や[[キルシュヴァッサー|キルシュ]]をかけて[[生クリーム]]や[[果物]]で飾りつけたものである。またはブリオッシュ生地を直径18 - 23センチメートルの[[ドーナツ]]形の型に入れて発酵させてから焼き、キルシュ風味のシロップをしみ込ませたものである。


円形のサヴァランは、シロップをしみ込ませた後、上に熱した[[アンズ]]の[[ジャム]]を[[刷毛]]で塗り、スライス[[アーモンド]]、果物やハーブの[[砂糖漬け]]([[マラスキーノ・チェリー]]、[[セイヨウトウキ|アンゼリカ]]など)、[[イチゴ]]や[[ラズベリー]]で飾る。中央の穴には[[ホイップクリーム|クレーム・シャンティイ]]、[[カスタード]]系のクリーム([[フランジパーヌ]]や[[カスタードクリーム|クレーム・サントノー]]など)、または果物を詰める。中央に果物を詰める場合は、サヴァランの上部の飾りも果物にし、サヴァランの周りにも果物を盛りつける。
円形のサヴァランは、シロップをしみ込ませた後、上に熱した[[アンズ]]の[[ジャム]]を[[刷毛]]で塗り、スライス[[アーモンド]]、果物やハーブの[[砂糖漬け]]([[マラスキーノ・チェリー]]、[[セイヨウトウキ|アンゼリカ]]など)、[[イチゴ]]や[[ラズベリー]]で飾る。中央の穴には[[ホイップクリーム|クレーム・シャンティイ]]、[[カスタード]]系のクリーム([[フランジパーヌ]]や[[カスタードクリーム|クレーム・サントノー]]など)、または果物を詰める。中央に果物を詰める場合は、サヴァランの上部の飾りも果物にし、サヴァランの周りにも果物を盛りつける。


== 由来 ==
== 由来 ==

2021年5月17日 (月) 14:10時点における版

サヴァラン

サヴァラン (savarin) は、フランス焼き菓子

概要

ブリオッシュを切って紅茶味のシロップを染み込ませて冷やし、ラム酒キルシュをかけて生クリーム果物で飾りつけたものである。またはブリオッシュ生地を直径18 - 23センチメートルのドーナツ形の型に入れて発酵させてから焼き、キルシュ風味のシロップをしみ込ませたものである。

円形のサヴァランは、シロップをしみ込ませた後、上に熱したアンズジャム刷毛で塗り、スライスアーモンド、果物やハーブの砂糖漬けマラスキーノ・チェリーアンゼリカなど)、イチゴラズベリーで飾る。中央の穴にはクレーム・シャンティイカスタード系のクリーム(フランジパーヌクレーム・サントノーレなど)、または果物を詰める。中央に果物を詰める場合は、サヴァランの上部の飾りも果物にし、サヴァランの周りにも果物を盛りつける。

由来

元々はフランス菓子の一種、サントノーレの生みの親ともいわれるパティシエ、オーギュスト・ジュリアンの考案による菓子であり、「ババ」と呼ばれていたが、フランスの有名な食通、ブリア=サヴァランにちなみ改名された。

ただフランスやベルギーの洋菓子店などでは、ババ・オ・ロム (baba au rhum) というのが一般的であり、これはポーランドスタニスワフ・レシチニスキクグロフという菓子にラム酒をかけて食したことから生まれた、アリ・ババという菓子に由来する[1]

詰める果物

サヴァランに詰める果物には、次のようなものが使われる。

バリエーション

サヴァラン・シャンティイ (savarin chantilly)
クレーム・シャンティイを詰めたサヴァラン。
プティ・サヴァラン (petit savarin)
直径5.5 - 10センチメートルの小型のサヴァラン。中央の詰め物はしないこともある。中央に詰めものをしたプティ・サヴァランをデザート皿にのせて供する予定がない場合は、薄く焼いた円形のサブレにアンズのジャムを溶いて刷毛で塗り、その上にサヴァランをのせることが多い。

出典

  1. ^ 大森由紀子『フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来』14頁、世界文化社 ISBN 978-4-418-13219-5

参考文献

  •  Child, Julia, Louisette Bertholle, and Simone Beck. Mastering the Art of French Cooking, v.1. Knopf, New York, 2000.