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*視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
*視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

2021年3月8日 (月) 11:07時点における版

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
Solo: A Star Wars Story
公式ロゴ
監督
脚本 ジョナサン・カスダン英語版
ローレンス・カスダン
原作 キャラクター創造
ジョージ・ルーカス
製作
製作総指揮
出演者
音楽 ジョン・パウエル
ジョン・ウィリアムズ
撮影 ブラッドフォード・ヤング
編集 ピエトロ・スカリア
製作会社 ルーカスフィルム
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2018年5月25日
日本の旗 2018年6月29日[1]
上映時間 135分[2]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $250,000,000[3][4]
興行収入 世界の旗 $392,924,807[5]
日本の旗 21.4億円[6]
前作 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(原題:Solo: A Star Wars Story)は、2018年公開のアメリカ映画。監督はロン・ハワードが務め、主要キャストとしてオールデン・エアエンライクウディ・ハレルソンエミリア・クラークドナルド・グローヴァータンディ・ニュートンが出演している。

概要

スター・ウォーズシリーズ』のスピンオフ作品「アンソロジー・シリーズ」の第2作で、時系列では『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の10 - 13年前となる。映画のテーマはスペース・ウェスタンであり[7]、過去のシリーズでハリソン・フォードが演じたアウトローな密輸業者ハン・ソロの若かりし頃が明らかになり、彼の愛機ミレニアム・ファルコンとその所有者ランド・カルリジアン、相棒チューバッカとの初めての出会いが描かれる[8][9]

本作は『スター・ウォーズ』の実写映画では初めて、C-3POR2-D2が一切登場しない。ただし、C-3POを演じてきたアンソニー・ダニエルズは、タック役として本作にカメオ出演している。

ストーリー

惑星コレリアでギャングに盗みをさせられていたハンとキーラは逃げ出すが、キーラは捕まってしまう。ハンはパイロットになってコレリアに戻りキーラを救い出すために帝国軍に入隊し、採用官は家族のいないハンに"ソロ"という名字を与える。

3年後、ハンは不服従で帝国飛行学校を退校させられ、惑星ミンバンで歩兵をさせられている。ハンはトバイアス・ベケット率いる犯罪者たちが兵士のふりをしているのに気づいて自分も仲間に入れるよう恐喝するが、逆に脱走兵だと告発されて穴に放り込まれ、そこでウーキー族のチューバッカに会う。ウーキー語を話すハンはチューバッカと共謀して脱走する。ウーキー族の有用さを知るベケットは二人を自船に乗せ、惑星ヴァンドアで貴重なハイパー燃料のコアクシウムを盗む手伝いをさせる。だがエンフィス・ネスト率いる盗賊団のクラウド・ライダーズに襲われて仲間を失い、コアクシウムは手に入らない。

ベケットは犯罪シンジケートのクリムゾン・ドーンのボスのドライデン・ヴォスの命令でコアクシウムを盗もうとしたと話す。ベケット、チューバッカ、ハンはヴォスのヨットに行き、ハンはヴォスの右腕となっていたキーラに再会する。ヴォスはコアクシウム強奪に失敗した三人を処刑しようとするが、ハンは惑星ケッセルから未精製のコアクシウムを盗む計画を立て、ヴォスは三人にキーラを同行させる。キーラは一行を貨物船ミレニアム・ファルコンを所有する密輸業者ランド・カルリジアンのもとに連れて行く。ハンはファルコンを賭けてランドにサバックの勝負を挑んで負けるが、ランドは分け前と引き換えに強奪作戦に参加する。

一行はファルコンでケッセルに到着し、ランドのパイロットのドロイドL3-37は鉱山で反乱を誘発する。混乱の中で一行はコアクシウムを盗むが、L3は激しく損傷しランドも負傷する。鉱山でチューバッカは帝国に母星を征服されて以来隠れていた他のウーキーのグループを見つけるが、同行せずにハンのもとに留まる。L3をファルコンに接続し、ハンはチューバッカの助けでファルコンを操縦し帝国の封鎖を潜り抜ける。ファルコンは損傷し、コアクシウムを精製するために惑星サヴァリーンに着陸する。

ヴァンドアから追って来たエンフィスが彼らの前に現れ、ランドは一人だけファルコンで逃げる。エンフィスはハンに、自分たちが犯罪集団ではなく、帝国と犯罪シンジケートに対抗する反乱軍であると語る。ハンはエンフィスに同調し、ヴォスを騙そうとするが、ヴォスは既に裏切りをベケットから聞いている。ヴォスはエンフィスを殺そうとするが、予期していたクラウド・ライダーズが逆襲する。ベケットはヴォスを裏切り、チューバッカを人質にしてコアクシウムを持ち去る。キーラはヴォスを殺し、ハンはベケットを追う。キーラはヴォスのボスであるシスのダース・モール卿に連絡して作戦の失敗を告げ、ヴォスの後釜に座る。ハンのことは隠し、失敗をベケットのせいにする。モールはダソミアに会いに来るようキーラに命じる。

ハンはベケットに追いついて殺す。キーラはヴォスのヨットで去る。ハンとチューバッカはコアクシウムをエンフィスに渡す。反乱軍への誘いを断り、船を買うに足るコアクシウムの一瓶をもらう。ハンとチューバッカはランドを探し出し、ファルコンを賭けたサバックの勝負を挑んで勝つ。ハンとチューバッカは、犯罪王が仕事を用意していると言う惑星タトゥイーンに向けてファルコンで飛び立つ。

キャスト

※括弧内は日本語吹き替え

製作

企画

2013年2月、ウォルト・ディズニー・カンパニーCEOのロバート・A・アイガーは2本の『スター・ウォーズシリーズ』外伝映画の製作を確認し、それぞれローレンス・カスダンサイモン・キンバーグに脚本の執筆を依頼した[17]。それから間もなく、「ディズニーがハン・ソロとボバ・フェットを題材にした映画を2作企画している」という情報が流れた[18]。ディズニーCFOのジェームズ・ラズロ英語版は、この2作品を「オリジン・ストーリー英語版」と表現している[19]

2015年4月にルーカスフィルムキャスリーン・ケネディは、スピンオフ2作品の名称が「アンソロジー・シリーズ」になることを発表した[20][21]。同年7月、ルーカスフィルムは「アンソロジー・シリーズ」の題材について、「ハン・ソロがどのように密輸業を営み、オビ=ワン・ケノービルーク・スカイウォーカーが出会った悪党になったのかを描く」と述べ、2018年5月25日公開を予定していることを発表した[22]。映画の時代設定について、ローレンス・カスダンは「『新たなる希望』の10年前か、それよりも少し早い時期」と述べている[23]。ケネディ、アリソン・シェアマー、サイモン・エマニュエル、ジェイソン・マクガトリンは製作として参加し、この他に脚本としてローレンス・カスダンとジョナサン・カスダン英語版、監督として『LEGO ムービー』などのフィル・ロード&クリス・ミラーが参加[8][9]。当初、監督にはジョシュ・トランクが起用されていたが、彼はルーカスフィルムとの交渉の末に降板している[24]。チューバッカも映画に登場することが発表され[25][26]、2016年5月にはローレンス・カスダンが2017年1月に撮影が開始されることを発表した[27]。2017年6月23日にロン・ハワードが新しく監督を務めることが発表され[28]、10月17日にはタイトルが「Solo: A Star Wars Story」となることが発表された[29]。音楽はジョン・パウエルが担当するが[30]、メインテーマのみジョン・ウィリアムズが参加している[31]。製作費は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を超える2億5000万ドル以上だと報じられた[32]

キャスティング

2016年1月、ハン・ソロの俳優候補としてマイルズ・テラーアンセル・エルゴートデイヴ・フランコジャック・レイナースコット・イーストウッドローガン・ラーマンエモリー・コーエンブレイク・ジェンナーの名前が挙がった[33]。同年3月に候補者リストの上位にオールデン・エアエンライク、レイナー、タロン・エジャトンがいることが報告され[34]、5月にエアエンライクがハン・ソロ役に選ばれたことが確認され[35]、2か月後に開催されたスター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパIIIで発表された[36]。ミラーはエアエンライクについて、「3,000人以上の選考によって選ばれた俳優」と述べ、「キャスティングの困難さでは史上空前」の一つだったとした[37]

ヒロイン役にはテッサ・トンプソンナオミ・スコットゾーイ・クラヴィッツエミリア・クラークカーシー・クレモンス英語版ジェシカ・ヘンウィックエイドリア・アージョナ英語版が候補に挙がっており[38][39]、ランド役にはドナルド・グローヴァーが検討されていた[38]。間もなく、グローヴァーは正式にカルリジアン役に起用され[40]、ヒロイン役にはクラークが選ばれた[41][39]

2017年1月上旬、ウディ・ハレルソンがハン・ソロの師役として出演交渉中であることが報じられ[42]、間もなく出演が決まったことが確認された[43]。彼の演じる役については、レジェンズ(非正史)に登場するハン・ソロの育ての親「ギャリス・シュライク」だという憶測が流れた[44][45]。しかし、2017年3月にハレルソンは演じる役の名前が「トバイアス・ベケット」であると公表した[46]

2017年3月、フィービー・ウォーラー=ブリッジが起用されたことが判明し、役柄は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でアラン・テュディックが演じたK-2SO英語版のようなCGキャラクターになると発表された[47]。また、タンディ・ニュートンが出演交渉中であることも判明した[48]。2人の起用は2月末までに決定し、チューバッカ役にはピーター・メイヒューから役を引き継いだヨーナス・スオタモが起用された[9]。3月上旬にマイケル・ケネス・ウィリアムズが出演交渉に入り、半人半獣のクリーチャー役として出演することが決定した[49][50][51]。7月末には、ワーウィック・デイヴィスが出演することが確認された[52]

撮影

2017年1月30日、「スター・ウォーズ: レッド・カップ」の仮題が付けられた本作の撮影がパインウッド・スタジオで開始された[37][53]。ルーカスフィルムからは、2月20日から主要撮影が開始されると発表があり[9]、撮影監督としてブラッドフォード・ヤングが参加している[54]。5月からカナリア諸島で撮影が始まり、同時に編集担当がクリス・ディケンズからピエトロ・スカリアに交代した。 撮影終盤の2017年6月20日、ルーカスフィルムは「創作面での意見の相違」によりロードとミラーが監督を降板したことを発表し、後任の監督については「すぐに発表される」とコメントした。なお、2人の名は「製作総指揮」としてクレジットされる。

後任の監督にはロン・ハワードジョー・ジョンストンが候補に挙がり、他にローレンス・カスダンが監督を兼任するという憶測もあった。しかし、「同じ撮影チーム内で監督を交代することを禁止する」という規則を全米監督協会が定めているため、彼が監督に就任する可能性は低いとされた[55]。2日後には、ハワードが監督として残りの撮影を引き継ぐことが確認された。ハワードは監督を務めることについて、「スター・ウォーズ・ユニバースに私の声を加えてもらえることに感謝しています。これまでになされた素晴らしい仕事に敬意を払うとともに、期待通りのハン・ソロ映画を完成させるお手伝いができればと思います」とコメントしている[56]。ハワードは6月26日から撮影に参加する予定となっており[57]、その間にウィリアムズは『レッド・シー・ダイビング・リポート英語版』の撮影でアフリカに行ってしまい、再撮影に参加できなくなってしまう。ウィリアムズは再撮影を希望していたが、同作の撮影の都合で11月下旬までアフリカを離れることができず、本作の公開予定日に支障が出ることから役を降板した[51]。後任としてポール・ベタニーが出演することになったが、役柄は半人半獣のクリーチャーから人間に変更された[58]。ロン・ハワードはフィル・ロード&クリス・ミラーが撮影した分の85%を撮り直し(第二班分含む)[59]WSJによれば全体の70%を新たに撮影したとのこと。ハワードはオリジナル三部作の精神への回帰、フィル・ロード&クリス・ミラーは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』的新しさを目指していた模様[60]

評価

初のお披露目となったカンヌ映画祭プレミアでの反応は上々で、「本物の『スター・ウォーズ』映画だ」といった声が上がっている。

Rotten Tomatoesでは評論家スコアは72%で観客スコアでは63%となった[61][62]。全米興行収入は公開3日間で8330万ドルとなり、ディズニーが予測していた1億3,000万 - 1億5,000万ドルを大幅に下回る結果となった。興収の不調はウォルト・ディズニー社の米株式市場の反落に影響した[63]。不調の原因として『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開から5ヶ月しか経っていないこと、『最後のジェダイ』の作風への反発、相次ぐスター・ウォーズに対する「ブランド疲れ」などが指摘されている[64][65]。ディズニーの配給責任者を務めるデイブ・ホリスはThe Hollywood Reporterに対し、「この結果を理解するためには、やらなければいけないことがたくさんあります」とコメントした[66]

中国では『最後のジェダイ』が不調だった影響を受け、本作のタイトルを『レンジャー・ソロ』に改題した[67]

テレビ放送

回数 テレビ局 番組名(放送枠名) 放送日 放送時間 放送分数 視聴率 備考
1 日本テレビ 金曜ロードSHOW! 2021年3月5日() 21:00 - 23:34 154分 地上波初放送、本編ノーカット。
前週に『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が放送された[68][69]
  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

出典

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  66. ^ https://jp.ign.com/star-wars-stand-alone-han-solo/25284/news/
  67. ^ https://theriver.jp/solo-china-title/
  68. ^ “「スター・ウォーズ」最終章を金ローでテレビ初放送!「ハン・ソロ」もOA”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年2月5日). https://natalie.mu/eiga/news/415091 2021年2月8日閲覧。 
  69. ^ 2/26『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』、3/5『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』本編ノーカットで放送決定!”. 金曜ロードシネマクラブ (2021年2月5日). 2021年2月8日閲覧。

外部リンク