「アメリカ宇宙軍作戦部長」の版間の差分

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2020年12月26日 (土) 18:37時点における版

アメリカ宇宙軍
作戦部長
Chief of Space Operations
宇宙軍作戦部長の旗
現職者
ジョン・レイモンド宇宙軍大将

就任日 2019年12月20日
組織国防総省(統合参謀本部)
所属機関アメリカ統合参謀本部
上官空軍長官
任命大統領上院の助言と承認を得て)
任期4年
再任可
根拠法令合衆国法典第10編第9082条 10 U.S.C. § 9082
創設2019年12月20日
初代ジョン・レイモンド宇宙軍大将

アメリカ宇宙軍作戦部長[1] (アメリカうちゅうぐんさくせんぶちょう、英語: Chief of Space Operations、(CSO))は、法律(合衆国法典第10編第9082条 10 U.S.C. § 9082)に基づきアメリカ宇宙軍大将から選ばれるアメリカ宇宙軍の長であり、空軍参謀総長とともに空軍長官の軍事顧問となる。また、統合参謀本部のメンバーであり、アメリカ国家安全保障会議国防長官大統領の軍事顧問でもある。宇宙軍作戦部長は、統合参謀本部議長または統合参謀本部副議長を宇宙軍士官が務めていない限り、宇宙軍において最高位の軍人(制服組)である。

宇宙軍作戦部長は、国防総省に勤務する管理職であり、宇宙軍に対する作戦指揮権はない。宇宙軍作戦部長は、空軍長官に直属し、宇宙軍の部隊や組織を監督する。

歴史

宇宙軍作戦部長のポストは、2019年12月20日の宇宙軍編制ともに設置された。同日、初代の宇宙軍作戦部長として宇宙軍(統合軍)司令官兼空軍宇宙軍団司令官だったジョン・レイモンド空軍大将が宇宙軍大将に転属された上で指名された。2020年1月14日に、レイモンド大将がマイク・ペンス副大統領に就任を宣誓し、初代の宇宙軍作戦部長に就任した。

責任

空軍省

宇宙軍作戦部長は、空軍長官の権限、指揮、統制の下で、宇宙軍作戦本部を統括する。そして、空軍長官により承認された計画を実行するため空軍長官の執行代理人として行動し、空軍長官の決定を宇宙軍に反映させるため、その組織や軍人を監督する。また、宇宙軍作戦部長は、大統領国防長官空軍長官のいずれから特に指定された任務を遂行することもある。

統合参謀本部

宇宙軍作戦部長は、2020年12月20日に統合参謀本部の正式なメンバーとなる。宇宙軍作戦部長は、統合参謀本部のメンバーとして任務を遂行する場合は、直接国防長官に責任を負う。宇宙軍作戦部長は、統合参謀本部の他のメンバーと同様に、管理職であり、宇宙軍に対する作戦指揮権はない。

宇宙軍作戦本部

宇宙軍作戦本部(The Office of the Chief of Space Operations (OCSO))、宇宙軍の司令部である。宇宙軍作戦本部は、空軍参謀本部と協力して、宇宙軍作戦部長をサポートしつつ宇宙軍の組織管理、訓練、装備管理や諸問題の解決を担当する。宇宙軍作戦本部は、宇宙軍作戦部長と宇宙軍作戦次長によって統括されており、この2人の軍人は、いずれも大将の階級を持つ、宇宙軍の上級参謀・顧問である。宇宙軍作戦本部の組織は、作戦部門、プロトコル部門、情報技術及び管理部門、会計部門、戦力統合部門に分かれている。このほかに、3人の宇宙軍作戦次長補(deputy chiefs of space operations)がいる。

  • 宇宙軍作戦部長
    • 宇宙軍作戦次長
      • 内局
        • 宇宙軍作戦次長補(電子戦及び原子力担当)
        • 宇宙軍作戦次長補(戦略、計画、プログラム、要件及び分析担当)
        • 宇宙軍作戦次長補(人事及び資材担当)
    • 宇宙軍最先任下士官

歴代の宇宙軍作戦部長

写真 氏名 階級 在任期間 空軍長官 国防長官
着任 退任
1 ジョン・レイモンド 大将 2019年12月20日  現職 バーバラ・バレット マーク・エスパー

脚注

  1. ^ レイモンド米宇宙軍作戦部長による安倍総理大臣表敬”. 外務省 (2020年8月27日). 2020年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月17日閲覧。

関連項目