「アサイラム (映画会社)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 改名済み
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
137行目: 137行目:
=== 2018年 ===
=== 2018年 ===
*『[[シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX]] (The Last Sharknado: It's About Time)』
*『[[シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX]] (The Last Sharknado: It's About Time)』
** この完結編のみ、日本限定で劇場公開されている(4DX上映のみ。ツイッターの公式ハッシュタグは「#夢ならサメないで」)。ユナイテッド・シネマでは、当初週間限定上映の予定だったが、好評につき~1週間延長された。
** この完結編のみ、日本限定で劇場公開されている(4DX上映のみ。ツイッターの公式ハッシュタグは「#夢ならサメないで」)。ユナイテッド・シネマでは、当初2週間限定上映の予定だったが、好評につき3~1週間延長された。


== 常連スタッフ&出演者 ==
== 常連スタッフ&出演者 ==

2020年12月5日 (土) 05:02時点における版

アサイラム
The Asylum
種類 株式会社
本社所在地 アメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国カリフォルニア州
設立 1997年
事業内容 映画の製作、配給
外部リンク The Asylum's official website
テンプレートを表示

アサイラム(The Asylum)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある映画製作スタジオ映画配給会社である。1997年映画プロデューサーデヴィッド・マイケル・ラットデヴィッド・リマゥイーシェリー・ストレインの3人によって設立された。

概要

会社構成

以下の3部門から構成される。

  • グローバル・アサイラム(The Global Asylum)
    海外配給を担当。
  • アサイラム・ホーム・エンターテインメント(The Asylum Home Entertainment)
    アメリカ合衆国内の配給を担当。
  • アサイラム・スタジオ(The Asylum Studios)
    映画の製作を担当。

作品の特徴

低予算かつ短期間で撮影する低コストの作品(いわゆるB級映画)を大量に製作している。ビデオスルーではなく劇場公開を前提としないオリジナルビデオ映画が中心である。表現・演出面では過剰なスプラッター描写や、エロティックな場面を盛り込む傾向にある。

大手映画会社の製作する有名タイトルへの便乗・模倣(モックバスター)が多いのも特徴。2012年12月11日に『Age of the Hobbits』をリリースする予定であったが、わずか3日違いの2012年12月14日に劇場公開となっていたワーナー・ブラザースの『The Hobbit: An Unexpected Journey(ホビット 思いがけない冒険)』のモックバスターであるとして訴えられて[1]敗訴し、『Clash of the Empires(リトル・キングダム~《小さき者》たちの大きな冒険~)』と改題した上で2013年のリリースとなった。このような経緯があったにもかかわらず、2014年に製作したTVドラマ『Zネーション』はワーナー・ブラザースが配給を引き受けている。

日本の配給会社(ニューセレクトなど)からの提示された要求を取り入れた映画(メガ・シャークVSジャイアント・オクトパスなど)も多く、国別の売り上げ比率も日本が多い[2]。また日本のみ劇場公開となる作品もある。

評価

国内外を問わず、総じて酷評される傾向にある。「粗製濫造」「盗作」といった批判も少なくない。本国アメリカにおいては、2006年7月NBCの番組内で取り上げられ[3]、共同設立者のデヴィッド・マイケル・ラットら関係者が出演し、議論が繰り広げられた。ただし、Syfyにて放映された単発長編TVドラマ『シャークネード』はオリジナリティーもあって好評を博し、その後毎年続編が作られ、第6作までが製作されており、中でも完結編に当たる第6作は、日本限定で劇場公開されている(4DX上映のみ)。

製作・配給映画

  • 本項では、主に製作、配給の両方を担当した映画について記述する。
  • 邦題は左に、原題は( )の中に記す。日本に輸入されていない作品は、原題のみを表記。
  • 便乗した作品(元ネタ)がある場合は、右の【 】の中に記す。

1997年

  • 『フラッシュ&デッド (Killers)』

1999年

  • 『Wildflower』

2000年

  • 『ウルトラ・スパイ/マックス・ナイト (Max Knight: Ultra Spy)』

2002年

  • 案山子男 (Scarecrow)』
  • 『Killers 2: The Beast』
  • 『Until Death』

2003年

  • 『案山子男2 復讐の雄叫び (Scarecrow Slayer)』
  • 『キング・オブ・バイオレンス (King of the Ants)』

2004年

  • 『デス・バレー ~ブラッディ・ビルの復讐~ (Death Valley: The Revenge of Bloody Bill)』
  • 『EVIL NOTE イーブルノート (Evil Eyes)』 【DEATH NOTE デスノート】 ※これは日本の配給会社による邦題のみの便乗である。

2005年

  • 『リターン・オブ ヴァン・ヘルシング ネクスト・モンスターズ (Way of the Vampire)』 【ヴァン・ヘルシング】 ※これは日本の配給会社による邦題のみの便乗である。
  • H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド- (War of the Worlds)』 【宇宙戦争(War of the Worlds)】
  • 『デッドマンズ・プリズン DEAD MAN'S PRISON (Dead Men Walking)』
  • 『インターメディオ (Intermedio)』
  • 『リージョン・オブ・ザ・デッド ~ミイラ再生~ (Legion of the Dead)』
  • 『キング・オブ・ロストワールド (King of the Lost World)』 【失われた世界(The Lost World)】【キング・コング(2005)(King Kong)】
  • 『アサルトD (Shapeshifter)』
  • 『フランケン・ライジング (Frankenstein Reborn)』
  • 『Jolly Roger -レジェンド・オブ・パイレーツ- (Jolly Roger: Massacre at Cutter's Cove)』
  • 『ザ・ビースト ~ブレイロードの悪夢~ (The Beast of Bray Road)』
  • 『エイリアン シンドローム (Alien Abduction)』

2006年

2007年

2008年

2011年

2012年

2013年

2014年

製作テレビドラマ

2013年

  • シャークネード (Sharknado)』(テレビ東京放映時邦題「シャークネード サメ台風」)

2014年

2015年

2016年

  • シャークネード4(フォース) (Sharknado: The 4th Awakens)』(テレビ東京放映時邦題「シャークネード4(フォース) サメ覚醒」)

2017年

2018年

  • シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX (The Last Sharknado: It's About Time)』
    •  この完結編のみ、日本限定で劇場公開されている(4DX上映のみ。ツイッターの公式ハッシュタグは「#夢ならサメないで」)。ユナイテッド・シネマでは、当初2週間限定上映の予定だったが、好評につき3日~1週間延長された。

常連スタッフ&出演者

主な役職を右に記す。

  • デヴィッド・マイケル・ラット(製作、監督、脚本、編集、VFX(視覚効果))
  • デヴィッド・リマゥイー(製作、製作総指揮)
  • シェリー・ストレイン(製作)
  • リー・スコット(監督、脚本) ※リー・スローナーは同一人物。
  • マーク・アトキンス(監督、撮影)
  • ピーター・マーヴィス(監督、脚本)
  • エリック・フォースバーグ(監督、脚本)
  • カルロス・デ・ロス・リオス(脚本)
  • スティーヴン・パーカー(撮影)
  • グリフ・ファースト(監督、出演)
  • ジャスティン・ジョーンズ(監督、出演)
  • ポール・ベイルズ(監督、脚本、製作総指揮)
  • エリザ・スウェンソン(音楽、出演)
  • メル・ルイス(音楽)
  • キム・リトル(出演)
  • ジェフ・デントン(出演)
  • トーマス・ダウニー(出演) ※トム・ダウニーは同一人物。
  • レット・ガイルズ(出演)
  • サラ・リーヴィング(出演)

脚注

関連項目

外部リンク

英語サイト

日本語サイト