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* 立花信也:[[天田俊明]]
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* 小野寺参謀:[[佐原健二]]
* 小野寺参謀:[[佐原健二]]
* ジャンボーグA:高橋重大、岩本照雄、坂本道治、[[西条満]]
* ジャンボーグA:高橋重大、岩本照雄、坂本道治
* ジャンボーグAの声:立花直樹(第1 - 2話)、[[子門真人]](第3 - 25話)、[[池水通洋]](第26 - 46話)
* ジャンボーグAの声:立花直樹(第1 - 2話)、[[子門真人]](第3 - 25話)、[[池水通洋]](第26 - 46話)
* ジャンボーグ9:[[西条満]]{{efn|1973年6月27日(水)『毎日新聞』大阪本社朝刊に載ったテレビ欄によれば、この日に登場した第24話のガメレオンキングも西条満が演じている。}}、坂本道治
* ジャンボーグ9:[[西条満]]{{efn|1973年6月27日(水)『毎日新聞』大阪本社朝刊に載ったテレビ欄によれば、この日に登場した第24話のガメレオンキングも西条満が演じている。}}
* ジャンボーグ9の声:池水通洋
* ジャンボーグ9の声:池水通洋
* アンチゴーネ:志村左近
* アンチゴーネ:志村左近

2020年12月2日 (水) 21:22時点における版

ジャンボーグA
脚本 山浦弘靖 ほか
監督 黒田義之 ほか
出演者 立花直樹
香山高寛
桜田千枝子
大橋一元
松川勉
丸岡将一郎
加瀬麗子
中村俊男
瀬戸山功
和崎俊哉
杉山元
田崎潤
天田俊明
佐原健二 ほか
オープニング 「ジャンボーグA」
製作
プロデューサー 淡豊昭(円谷プロ)
青木民男(毎日放送)ほか
制作 円谷プロダクション毎日放送
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1973年1月17日 - 1973年12月29日
放送時間水曜 19:30 - 20:00
放送分30分
回数50
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ジャンボーグA』(ジャンボーグエース)は、1973年昭和48年)1月17日から同年12月29日までNET水曜日19時30分 - 20時00分(10月6日からは土曜日19時00分 - 19時30分)枠で放送された毎日放送円谷プロダクション制作の特撮テレビ番組。全50話。また、劇中に登場した巨大ヒーローの名称でもある。

あらすじ

地球から遥か15光年離れたグロース星から、グロース星人が巨大怪獣による地球侵略を開始した。グロース星人に兄を殺された民間航空のパイロット・立花ナオキは、宇宙全体の平和を願う地球の兄弟星・エメラルド星人から、地球を守るための巨大ロボット「ジャンボーグA」を贈られる。ナオキは愛機の小型プロペラ機セスナ)から変形するジャンボーグAを駆り、防衛戦で戦死した兄が隊長を務めていた地球パトロール隊PATとともに、グロース星人と戦う。

第27話からは、軽自動車ホンダ・Z)から変形する2号ロボ「ジャンボーグ9ジャンボーグナイン」も登場、ナオキがAと9を状況に応じて使い分けることとなった。

概要

本作品は、『ファイヤーマン』や『ウルトラマンタロウ』と並んで円谷プロ創立10周年記念番組として「単純明快なヒーローアクション」を目標に製作された[1]経緯を持つ。また、タイでも放映され人気を博し、第48話と最終話を再編集した『ジャンボーグA&ジャイアント』というオリジナルの劇場映画も製作、上映された。

本作の原型は1966年に遡り、『ウルトラマン』第1話の脚本で難儀している時に、平行して小学館と雑誌展開先行のヒーロー企画・巨大ロボットに興味を示すことが明記されていて、これが後のジャンボーグAとなった[2]

1969年に田口成光によって提出された企画書をもとに[3]、1970年に小学館の学年誌(『小学一年生』など)に漫画『ジャンボーX』および『ジャンボーグA』として連載された(「#漫画」参照)[4]。その後は、円谷プロによる『ゴッドマン』[注釈 1]や『ザ・グレイトマンAD2000』などの企画を経て[5]、1972年の春に毎日放送が円谷プロに放送枠を用意することで映像化に至った[4][6]

ジャンボーグAおよび9は操縦者がいて、生物を改造したわけではないために明らかに「ロボット」であるが、劇中では「サイボーグ」と呼称され、その名前もジャンボ+サイボーグから由来する[7]ムック誌『ウルトラマンAGE』Vol2(p.81)によれば、円谷プロが「人間がロボットに搭乗するのを人間と機械が一つになる」と解釈するうえで、あえてサイボーグと明記したとのこと。実際に着ぐるみ自体がウルトラマンなどのものに近く、企画書でもロボット然としたものではなく人間が巨大化したような形であることが強調されている[8]。一方で主人公のナオキがAおよび9、さらに元であるセスナ機と車を自らの命と同等に考えており、また友情をもって接する描写も数多く見られる。

その一方で、ウルトラマンとの差別化を図るため、ジャンボーグAと9のデザインについては、顔や胴体などの随所にウルトラマンとはかなり異なる意匠を持つこととなった。

また、後半は当時話題になっていた「オカルト」を取り入れた怪奇性の強いエピソードも続出し、幻想的なデザインの怪獣も見られた。

本作は、『ミラーマン』の主要スタッフが引き続き制作に当たっている[9]。第32話からは『ミラーマン』に登場した防衛隊である「SGM」が戦闘機ジャンボフェニックスとともに登場し、併せてSGMの村上チーフがPATの隊長に就任し、第43話からは同じくSGMの安田隊員もPATに入隊するなど『ミラーマン』との作品世界がつながっている描写がなされている。また、『ミラーマン』で主演した石田信之も、第12・13話に岸京一郎役でゲスト出演した[10][11]。プロデューサーの淡豊昭は、『ミラーマン』に比べて余裕ができた半面、本作より『ミラーマン』のほうが夢中に取り組んでいたと述べている[12]

毎日放送万創をメインスポンサーに、1973年1月17日から水曜19:30 - 20:00枠で開始した本作は、開始1週前の前夜祭も兼ねた特別番組『ちびっ子集まれ! まんが・怪獣・大集合』[注釈 2]など宣伝にも力を入れていて、キー局の毎日放送と資本関係が強かった毎日新聞大阪本社発行の土曜日夕刊では、本作の最新情報を頻繁に掲載。当時の毎日放送でも神戸オリエンタル・ホテルのちびっこ祭りで、主役の立花直樹と『仮面ライダーV3』の宮内洋を共演させたり[13]、火曜19:00 - 19:30枠の『明色 新・お笑いゲーム合戦』にジャンボーグAをゲスト出演させたりするなどのイベントも行っていた。しかし、本作の商品化権を独占していた万創は1973年6月19日に倒産。毎日放送や円谷プロに経済的なダメージを与える結果となった。

登場人物

一般人

立花 ナオキ
本編の主人公で大利根航空に勤めるパイロット兼整備係の青年。愛機「ジャンセスナ」を操縦する。
兄でPAT隊長の信也がグロース星人との戦いで戦死したことを知り、仇を討つために無謀にもセスナで怪獣に特攻。撃墜されたが墜落する寸前にエメラルド星人に救われる。そこでエメラルド星人から、グロース星人の魔手から地球を守るよう依頼され、ジャンボーグAを贈られる。
直情的な性格で、当初は仇討ちの気持ちが先立つあまり、猪突猛進ぶりを見せ、その身勝手な行動をPATの面々に煙たがれることも多かった。第12話ではこの無謀さが仇となり、岸隊長を殉職させてしまうこととなった[14]。また、エメラルド星人の忠告を聞かずに敵と戦ってピンチを招く、というパターンが多かったが、戦いの中で徐々に成長し、落ち着きと正しい判断力を身に付けていく。
キックボクシングの心得があり、ジャンボーグAの戦闘時に役立っている。
  • 初期企画書での名称は「牧 羊介」[15]
立花 和也
小学生。立花隊長の息子でナオキの甥にあたる。
ナオキを兄のように慕い、よく一緒に行動するが、それゆえグロース星人が起こす事件に巻き込まれることも多い。また母・茂子がPAT基地内で経営するスナックを手伝うこともある。第6話ではジャンセスナを買い戻そうとするナオキを手助けしていた。
ジャンボーグAを亡き父・信也の生まれ変わりと信じる夢見がちな性格で、かつAに対する異常な依存心を見せ、それを母に咎められても反発するほど。
立花 茂子
和也の母。ナオキの義姉(兄嫁)にあたる。
夫である立花隊長の殉職後、PAT 基地内で「スナック・PAT」を経営しながら、和也を女手一つで育てている[14]。和也と親しく接するナオキに感謝する一方、怪獣出現に際し危険を顧みないナオキと和也を、いつも心配している。
ナオキがジャンカーZを購入する際には、結婚指輪を質入れして借りたお金を貸している。
伴野 大作
大利根航空社長。同社の社員はナオキ1人、保有機もジャンセスナ1機のみである。
かつては地球防衛活動に従事しており、第一線から離れた後もOBとしてPATに協力する事がある。
人情に篤く、ナオキや和也の良き理解者でもある。第35話まで登場。

PAT(パット)

地球パトロール隊の通称名で、Pro-tective Attack Team の略[16][注釈 3]

怪獣の攻撃や宇宙人の侵略から地球を守るための組織。世界各地に支部があり、日本支部は某山脈の地下にある(劇中で埼玉県秩父地域と推測できる描写がある)。また、研究所やロケット発射基地などの関連施設が各地にあり、必要に応じて使われる。日本支部の実動員は少数で、その他に警備員、作業員、技術者などが基地内で多数働いている。ヨーロッパ支部がグロース星人の地球基地の一つを壊滅させる(第24話冒頭の台詞より)など怪獣相手でなければグロース星人に打撃を与えられる戦力を有しており、グロース星人も度々PAT基地をスパイ・破壊工作の標的にした(第23-24話)。

PATは多くの殉職者や異動する隊員が出た組織である。特に隊長の戦死や異動が多く、隊長は劇中3回も変わる。第1話から最終話まで登場したのは熊井、野村の2名のみである。

立花 信也
PAT日本支部の初代隊長でナオキの兄。彼のキックボクシングのトレーナーもしていた。グロース星人の侵略活動が始まった際に、キングジャイグラスの攻撃に晒された少女を庇い、破壊された崖の破片の直撃を受け殉職する。主に回想シーンに登場し、新規撮影分では第44話で茂子の見た夢の中に登場している。愛車だった青いマツダ・コスモスポーツは時計とともにナオキが形見としてもらい受けている。
岸 竜蔵
設定年齢36歳[15]。立花隊長の後を受け、チーフから二代目隊長に昇格。的確な判断を下す一方でなかなかの熱血漢。突出した行動が目立つナオキを「でしゃばり」呼ばわりしたこともある。第12話の大阪での対デッドファイヤー戦で、炎上するファイティングスターで特攻。休暇でPATヨーロッパ支部から日本に戻っていた弟の京一郎に後を託して殉職する。
設定では、活動的で快活であり、冷静さの中にも行動力がある人物とされている[18]
浜田 守
岸の隊長昇格と同時にPATのチーフに就任し、岸の死後は三代目隊長に昇格する。部下の面倒見もいい人格者。当初は熊井とともにナオキに対して反感を抱いていたが、ナオキがPATに協力的になり危険に遭遇する機会も増えたことで、彼を気遣う場面も見られた。後に、ヨーロッパのPAT隊長会議に出席するため戦線を離脱。以後、本編に登場することはなかった。
設定では、慎重派で笑顔を見せない人物で飛行技術に長けた人物とされている[15]
  • 初期企画書での名称は「沢田 守」で「サワさん」の愛称があり、設定年齢は30歳とされていた[15]。その後の企画書では年齢は27歳とされている[18]
熊井 五郎
設定年齢25歳[15]。メンバー一の巨漢で三枚目[15]。当初はナオキを信用せず、衝突することもしばしばあった。しかし次第に打ち解け、ともに行動することも増える。また、メンバー随一のお祭りや行事好きであり、誰よりも楽しんでいる。意外に気が小さく、Aや9に対する依存心を見せることもある。第14話からは浜田の隊長昇格に伴い、チーフに昇格している。第38話以降は主にバモスI世に搭乗する。
  • 初期企画書では「クマゴロー」の愛称があった[15]
野村 せつ子
PATの紅一点。しばしば戦闘に参加し、主に隊長とともにファイティングスターで出撃する。一度だけナオキに「お前こそアンパンみたいな顔しやがって!」と罵られたことがある(第2話)。重度の白血病で余命幾許も無い友人にナオキとのデートをセッティングしたり(第8話)、ジャンセスナの修理を夜通し行うナオキに夜食を届けたりするなど(第10話)、お節介で口うるさいところがあるが、気遣いは忘れない。熊井とともに最後まで活躍した。
  • 初期企画書での名称は「別所友子」で「トモちゃん」の愛称があり、設定年齢は21歳とされていた[15]。その後の企画書では年齢は18歳とされている[18]
風間 一平
第14話で入隊した新人隊員。これ以前の第9・10話で、一度ナオキの勤める航空会社に現れて、ナオキと専属パイロットの座を争ったこともある。お調子者で、熊井と組むことが多かった。第19話では母に自分の活躍を見せたいがために功を焦り、危うく東京への核弾頭投下という最悪の事態を招きそうになる。その責任をとって、実家のある北海道レーダー基地へと更迭処分になった。
大羽 健次
一平とともに入隊した新人隊員。当初は軽率な発言をしたりAに依存したりと半人前なところを見せたが、的確な判断力を身につけて活躍の機会を増やしていく。慌てることもあるが基本的には穏やかな性格の持ち主。第42話でサタンゴーネとババラスに捕らえられたナオキと和也を救うため敵基地に侵入した際に、ナオキたちを庇ってババラスの攻撃を受け、殉職する。
村上 浩
第32話からPATの隊長代理として浜田隊長不在の間を引き受け、後の四代目隊長となる。アフリカ戦線で活躍していた元SGMのチーフで、着任当初はSGM時代の制服にPATのバッジを着けた服装だった。当初は隊員たちに厳しい態度をとっていたが、すぐに打ち解ける。かつてナオキの兄である立花元隊長に命を救われたことがあり、厳しさもその恩に報いるためだった。持ち前の正義感と確かな実力で、隊員たちを引っ張っていく。
  • 隊長の交代劇は田口成光によれば毎日放送側から模様替えを求められた結果だという[12]。そのため当初の構想にはなかった『ミラーマン』とのクロスオーバーが実現した。
安田 秀彦
元SGMの隊員。第43話から補充要員としてPATに参加する。SGM所属当時の気の弱い性格から一転し、クールで優しいベテラン隊員になった。『ミラーマン』登場時とは異なり、メガネは着用していない。また、参入時におみやげとして和也に自分の人形と自己紹介の紙の入ったびっくり箱をプレゼントするなど、皆のムードメーカーでもある。
野村 由起
SGM隊員。第32話で村上隊長とともにジャンボフェニックスで日本に帰還し、マッドゴーネとの決戦に協力する。この回のみの登場。
岸 京一郎
第12・13話に登場した岸 竜蔵の弟。PATヨーロッパ支部に在籍しており、休暇で日本に一時帰国したところに、デッドファイヤーが出現。兄・竜蔵とともに出動するが、その目前で兄を喪う。ナオキ同様、キックボクシングの心得があり、ナオキに「左のガードが甘い」と指摘。怒ったナオキの左に強烈な一撃を与えてKOさせている。また、ジャンボーグAの戦い方がナオキ同様に左のガードが甘い点から操縦者がナオキであることを看破した。その後、ジャンボーグAの操縦者を解任されたナオキから、エメラルド星人からジャンボーグAを贈られることを聞かされるが、休暇が終われば隊員としてヨーロッパに戻らなければならない義務があること、そして「PATの隊員としてPATの武器で戦う」と告げて、操縦者の座を固辞。その後、操縦者に復帰したナオキをジェットコンドルでサポートして怪獣を撃破。休暇を終える日にナオキと固い友情の握手を交わしてヨーロッパに戻った。

エメラルド星人

諸元
エメラルド星人
身長 2.5m - 40m
体重 100kg - 2万t

エメラルド星に住む、平和を愛する宇宙人で、母星を「地球の兄弟星」と語る(第1話)。ただし、ナオキ以外の地球人には自分たちの存在を知らせておらず、第21話では、グロース星人の謀略で地球侵略基地があると誤認させられたPATがエメラルド星を目標にミサイルを発射し、ジャンボーグAが着弾直前に撃墜する一幕があった。

彼らもまたグロース星人の侵略と戦っており、立花ナオキに託したジャンボーグAも、グロース星人への対抗のために彼らの科学力を結集して製作したものである。必要に応じて巨大化できる。また地球での行動時間には制限があり、地球で活動する際にはカラータイマーを身につけている。立花ナオキの夢に出てきて忠告するシーンが多かった。

劇中にはナオキにジャンボーグAを与えた星人と、その息子のカイン、そしてジャンボーグ9を届け、その後ナオキを支援するため自らジャンボーグ9に乗って共闘した星人の3人が登場する。3人目は1人目の星人と声は同じだが、胸にカラータイマーがあるため同一人でないらしく、関連書籍などでは「3代目」と称される[19][注釈 4]

  • デザイン:米谷佳晃[9]。米谷は体色をエメラルドとミラーマンを意識した緑系の色と想定していたが、予算と時間の都合からウルトラマンのスーツを改造することとなったため実現しなかった[9]。カインのスーツは帰ってきたウルトラマンを改造したもので、マスクは新規に造形された[21]
  • 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場した宇宙警備隊隊員・候補生と光の国の市民はエメラルド星人をモデルにデザインされている[22]

登場ヒーロー

ジャンボーグA

諸元
ジャンボーグA
身長 40m
体重 3万t
飛行速度 マッハ11

エメラルド星人が造った宇宙サイボーグ。地球をグロース星人から守るため、立花ナオキに託される。第27話でマッドゴーネが操るジャンキラーの攻撃を受けて大きな損傷を受け、一度は再起不能に陥るが、エメラルド星人の力とナオキの懸命な修理によって蘇り、最終決戦直前で損傷するまで2号ロボであるジャンボーグ9とともにナオキの戦力となった。

普段はナオキの乗る旧式セスナの姿で、劇中ではジャンセスナ(通称「ジャン」)と呼ばれる。ナオキの「ジャン・ファイト!」の掛け声でセスナから変身し、「フライト・リターン」の掛け声で元のセスナに戻る。ジャンボーグAへの変身にはナオキ、セスナ、および兄の形見の腕時計を必要とするが、この腕時計はエメラルド色に輝き、グロース星人の活動開始と変形可能であることを知らせている(9も同様)。ジャンセスナはナオキが勤務する大利根航空の保有機であるため、第6話で売却されて人手に渡ってしまったことがある。

操縦室は左眼の奥にあり、そこに立ったナオキの身体の動きを脳波伝達用ヘッドギアおよびヘッドホン、制御ワイヤーによって忠実にトレースする[23]。周囲の様子は頭部のカメラによって、前にある大スクリーンに映し出される。座席や操縦桿の類が室内にまったく存在しない、コントロール・バイ・ワイヤーになっている。

地球上はもちろん、宇宙空間も飛行可能。弱点は背部に内蔵されている燃料タンクで、ここを敵に狙われたこともある。また、燃料が少なくなると、腰のバックル部分に取り付けられた警告ランプが警告音とともに点滅する。万一燃料切れで動けなくなった時などには、足の裏にあるハッチから脱出できるほか、作戦上急を要する時には、テレポート光線を用いてAのコックピットから9のコクピットに直接移動することや、飛来してきたジャンボーグAが直接ナオキをコクピットに収容することも可能。

デザイン・造形
デザインは米谷佳晃が担当した[24][25]。頭部はミラーマンを踏襲して目鼻を際立たせており、ウルトラシリーズとの差別化を図っている[24]
必殺技・武器
ビームエメラルド
額から放つエメラルド色の破壊光線。最も使用頻度の高い光線技で、数多くの怪獣を葬った。
ヘッディングキラー
エメラルド合金でできた頭部のジャンカッターを発光させ、飛行しながら(またはジャンプしてダイビングしながら)敵めがけて突っ込む荒技。ビームエメラルドと並んで、ジャンボーグAの代表的な必殺技。
ハンティングフラッシャー
手から放つ光線の総称。両耳のジャンシーバーに両手を当ててから放つ手裏剣状光弾、両手を耳に当てずに放つ手裏剣状光弾、両手を合わせて放つ光線、右手先にエネルギーを集中させて放つカッター状光弾、後期に多く使用されたマシンガン状に放つやや大型の光弾と、数パターンのスタイルがある。主に牽制技として使われるが、カッター状光弾はデッドファイヤーを倒した。
ゴールデンレザー
手から放つ光線で、ビームエメラルドやハンティングフラッシャーよりも強力。キングテットゴンにダメージを与えた拳にエネルギーを集めてパンチを繰り出すタイプ、ストーンキングとエアドルメンを倒した両手を前方に伸ばして放つ光弾、キングビートルを倒した両手を前方に伸ばして放つ光線の3タイプがある。光弾タイプは別名「ハンディングサンフラッシャー」。
必殺・風車(ウィンドミル)
空中で高速回転し、虹色の円を描きつつ光線を放つ技。グラスキングにダメージを与えた。2回目の使用時から、回転しながら体当たりして敵を切断する必殺技に変わった。
ジャンサーベル
腹部のシャッター(ジャンポケット)を開けて取り出す、赤色の剣。投げて使用することもある。
ジェットナイフ
ジャンポケットを開けて取り出す、によく似た2本の武器。投げて使用する。
ジャンキャノン
ジャンポケットに内蔵されている2門のキャノン砲。第7話で使用したジャンレザー、ゴールドドラゴンに使用したジャンミサイル、マッドサタンを枯らした枯葉剤を発射する。
フライングキック
空中からのキック。第1話、第7話で使用。
ジャンシャワー
指先から消火液を噴射する。第3話で炎上しているジェットコンドルを消火した。
ジャンフラッシュ
第11話で処刑台から脱出するために使用されたフラッシュ光線。胸の中心部が光り、後方にある処刑台を爆破した。ナオキのジャンスーツベルトの横にあるスイッチを押すと発動する。
バックルレザー
ベルトのエネルギーランプから放つ光線。大量のエネルギーを消費する。ドクロスキングを倒した。劇中では「レザー」と呼称されている。
アイフラッシャー
目から放つ熱光線。フリーザーキラーのフリーザー光線で凍りついたファイティングスターやカインの氷を溶かした。
ハンディングスライサー
手裏剣状の青い連続光弾。フリーザーキラーに使用したが、あまり効果がなかった。
エメラルドハリケーン
物体に乗り移った宇宙人を分離させる渦巻き光線。ダンプコングからグロース星人を分離させて元のダンプカーに戻した。
サンフラッシャー
太陽エネルギーを拡散放射する熱光線。ノンビリゴンにダメージを与えた。
スクリューハリケーン
ジャンプして体を回転させ、両手から放つ渦巻状光線。2発でオネストキングを倒した。
テレポート光線
目から放つ光線でナオキを操縦席に転送する。

ジャンボーグ9

諸元
ジャンボーグ9
身長 50m
体重 5万t
走行速度 900km/h
出力 100万馬力

ナオキが茂子から借金して買った軽自動車ホンダ・Z(「ジャンカーZ」、通称「ジャンカー」)[注釈 5]をエメラルド星人が改造して誕生したジャンボーグ2号。ナオキの「ジャン・ファイト・ツー・ダッシュ!」の掛け声でジャンボーグ9に変身[注釈 6]し、再びジャンカーに戻る際には「クイック・リターン」の掛け声で足元のペダルを踏み、ハンドルを引くことで瞬時に変身する。9登場後のナオキは、Aと9を相手に合わせて使い分けているが、最終決戦には9を用いている。

体の半分が銀色、半分がファイヤーオレンジというインパクトのある塗装(ジャンカーも同様)と、リベットの目立つ胸部装甲などが外見的な特徴。腕力と装甲はジャンボーグAを上回るため、Aでさえ手こずった敵怪獣にも対抗できる戦力となったが[23]、変形の母体が乗用車であるために空を飛ぶことができないという致命的な弱点がある。その代わり、地上をマッハに近い速度で走ることが可能な機動力を持つ。

操縦方法も身体動作のトレースではなく、車の機能を活かしてハンドルと両足のペダルによる手動操作となっている。マニュアルシフトも生かされており、ギアチェンジを行うことによって9の前進速度なども変化する。なお、戦闘時にはエンジン音やブレーキ音に似た駆動音が生じる。

前述のとおり空は飛べないが、宇宙でも戦闘は可能なので、デモンゴーネとの最終決戦においてジャンボーグAが出撃できなくなった際には、ナオキの機転でPATの月観測用ロケットをジャックして月面へ飛んだ。

第47話ではデモンゴーネによって作動不能にされたうえ、ナオキがAに乗り換えた後に念力で操られてしまったが、動きを止められた後にエメラルド星人が搭乗し、初めてAと共闘している。なお、エメラルド星人の操縦シーンはない。

デザイン・造形
デザインは美術スタッフの大沢哲三によるもの。左右非対称のデザインやウルトラマン系の目などには、米谷佳晃の提案も取り入れられている[26]。主に小学生の視聴者を対象に、デザインを公募するというキャンペーン企画が行われた[27]
ジャンカーの仕様は登場初期と後期で一部異なっており、途中からフォグランプオーバーフェンダーアルミホイールを装着している。
必殺技・武器
ブーメランカッター
頭部に付いているクロスカッターを敵に投げつける必殺技。敵の周囲を飛行して敵を爆破するタイプと、切断するタイプの2種類がある。また、ミラクルフラッシャーを吸収できる能力も持つ。劇中では「ブーメランカット」と呼称される。
ゴールデンレザー
ジャンボーグAの使う金色の破壊光線と同様のものだが、9は目の部分から放つ。ジャンボーグAを倒した強敵ジャンキラーを倒した。アルマジゴンやマッドゴーネなどにも使用しているが、この技で葬ったのはジャンキラーだけである。
ハンディングフラッシャー
両手を前方へ突き出して放つ破壊光線。アルマジゴンやマッドゴーネにダメージを与えたほか、デスムーンやスケルトンを倒した。
ミラクルフラッシャー
ハンディングフラッシャーの強化版。両手を腰に当ててから前方へ突き出して放つ破壊光線。数回使用されたが、決め技になった相手はない。第31話ではブーメランカッターにこれを当てて強化する戦法で、アルマジゴンを倒した。
スワニービーム
口から放つ破壊光線。繋ぎ技として使用する。第31話では「ミラクルフラッシャー」と呼ばれていた。
ダイナマイトパワー
エネルギーを身にまとい、敵に体当たりする最強技。大量のエネルギーを消費することから、エネルギーを消耗した時には使えない。キラーβとジャンキラージュニアを倒した。第33話でもサタンゴーネに対して使用されたが、決まる直前に逃げられた。
クロスパワー
両手を交差させてから大きく広げ、バックルから光線を放つ。ババラスを白骨化させた。
エネルギー光線
両目から放つ光線。第43話でジャンボーグAへのエネルギー補給に使用された。
必殺ナインレザー
バックルから放射する物質分解光線。ミラーコングを倒したほか、デモンゴーネを撤退させた。
クロスショット
ミラーマンのシルバークロスと同じ構えで放つ、巨大なブーメラン状連続光弾。最終話だけの使用だが、テーマソングにも歌われている。太陽光エネルギー照射装置を破壊し、起死回生の一撃となった。
ジャンバリヤー
光の壁を作り出して敵の攻撃を防ぐ。キラーβの高熱火炎攻撃を防いだ。
修理機能
ジャンボーグAの故障箇所に触れることで修理する能力。ダブルキラーに倒されたジャンボーグAを修理した。また、同時にエネルギーの補充も行うことができる。
テレポート光線
目から放つ光線で操縦席にいるナオキをジャンボーグAの操縦席に転送する。第30話で使用。
復元光線
サタンゴーネによって怪獣人形にされた子供たちを元に戻した光線。第44話では、ミラーコングの鏡に閉じ込められた立花親子を救出した。
ジャンキック
強烈なキック。ジャンキラーをかなりの高さまで蹴り上げた。にせジャンボーグAとの戦闘時には下に蹴っていた。
マシンガンキック
空中静止して、足を光らせて連続蹴りを食らわす。マッドゴーネに使用したが、あまり効果がなかった。

登場メカ

ジャンセスナ
ジャンボーグAの素体である軽飛行機。
赤と白に塗装されており、主翼部分は赤い格子状のラインが施されている。機体番号はJA3395。胴体左右には「日本飛行協会」とのマーキングが入る。
ジャンカーZ
ジャンボーグ9の素体である軽自動車。車体中心部からツートンで正面から見て左側が銀色。右側が赤く塗装されている。ナンバーは「8 品川 そ 39-65」。
セスナと違ってナオキの私物であり、行動の制約が大幅に緩和された。
ファイティングスター
PATの大型戦闘機。定員は6名[29]。最高速度はマッハ6・6[29][注釈 7]。武装はミサイルとロケット弾[30]。移動基地としての役割も持つ。ハンターQの登場により第一線より退くが、最終話で再び登場し、大気圏を離脱して[30]月面に取り残されたジャンボーグ9をジェットコンドルと共に懸架し地球まで送り届けた。
ジェットコンドル
PATの複座式小型高速戦闘機[30]。定員は2名[29]。最高速度はマッハ7[29]。高い運動性能を持ち、優れた旋回性能を見せる[30]。宇宙空間も航行可能で、最終回では月へと航行した[30]。主力武装はロケット弾[30]
書籍『特撮ヒーロー大全集』では複数の機体は登場しないと記載しているが[16]、第12話・第13話では岸京一郎が予備の機体を借り受けて搭乗している。
PATカー
第25話まで使用された地上パトロール用車両。「フライングタイガー」の別名どおり飛行が可能。
ハンターQ
第38話から登場した、宇宙空間も航行可能な小型戦闘機[16][30]。宇宙艇1号、2号に分離可能[32]。定員は1号は4名、2号は2名[30]。ミサイルを主武装とし、1号は消火装置、2号はマグネット弾を装備している[30]
バモスI世・II世[注釈 8]
第38話から登場した特殊車両。I世は後部のプロペラを展開して飛行可能[32]。赤いボディで一人乗り[16]。II世は高性能レーダー搭載で水上航行も可能な水陸両用車[32]。青いボディの二人乗り[16]。ベース車両はバモスホンダ[28]
PATジープ[33]
第28話で浜田隊長が使用したほか、第33、35話でも登場した無改造の車両。
  • 書籍『円谷プロ画報』ではこの車両がバモスI世・II世の原型になったと推測している[33]
ジャンボフェニックス
3機合体によるSGMの大型戦闘機。第32話のみ登場。本作では3機合体のシーンはない。コックピットは『ミラーマン』の時とは違っていた。

グロース星人

地球からおよそ15光年の彼方にある奇怪な形をした星、銀河系24星雲に存在するグロース星からやって来た宇宙人。全宇宙の支配を目論み、地球にもその魔手を伸ばす。またエメラルド星もグロース星人の攻撃を受け、交戦状態にある(第17話より)。「殺せ、奪え、焼き尽くせ!」を標榜しており、多くの星を滅ぼしてきた[20]。グロース星人の中で強力な力を持つ者が戦闘隊長となり、怪獣や戦闘員を送り込む。戦闘隊長たちは全員巨大化能力を持っており、ジャンボーグAや9と死闘を演じた。

グロース星人
戦闘隊長たちの命令を受けて行動する兵士たち。全身緑色だが黒いタイプもいる[20]。普段は集団で無言のまま行動し、パントマイムのような不気味な動きを見せる。人間への変身能力も持つが、感情を見せることはない。言葉を話す者や、女性体もいる。
戦闘隊長がサタンゴーネに代わってからは、第34話の怪獣バタフライングとほぼ同じ形態(翅などが省略されている)の強化型も複数登場した[注釈 9]
  • デザインは米谷佳晃[9]。着ぐるみは『ミラーマン』に登場したインベーダーの塗装を一部変更して流用[35]。顔の模様は歌舞伎の隈取にヒントを得ており、マスクに直接ペイントされている[9]
  • 新グロース星人のデザインは企画当初に描かれていたもので、本来はこちらがグロース星人として登場する予定であったが、制作状の都合からインベーダーを流用したものとなった[35]。その後、第3クールからの新路線に伴い、棚上げとなっていたデザインが転用された[35]

戦闘隊長

諸元
アンチゴーネ
身長 2.5 - 45m
体重 300kg - 2万t
アンチゴーネ
第1話から登場した初代戦闘隊長。性格は冷酷で残忍であり、初戦ではPATの立花隊長、第12話で岸隊長を殺害している。
アンチスティッカーというから放つ光線で地球の生物や無機物を怪獣化することができる。また、消化剤も噴射することもできる。
第13話でジャンボーグAのジャンサーベルを受けて死亡した。
諸元
マッドゴーネ
身長 2.5 - 54m
体重 200kg - 3万t
マッドゴーネ
第13話でアンチゴーネが死んだ直後に姿を現した二代目戦闘隊長。ベルトのバックルから人間や動物を狂わせる霧状のガス「マッド・フォッグ」を出す。ジャンキラーやダブルキラーなど強力な怪獣やロボットを配下としており、アンチゴーネよりも凶悪な作戦を展開してナオキたちを苦しめた。
第32話で村上隊長が乗ったジャンボフェニックスの体当たりによって弱点の角を切断され、弱ったところを9のブーメランカッターを受けて首と右腕を切断され倒された。
  • デザインは米谷佳晃[9]。角は電極コイル雷神がモチーフ[9][35]。額の「Y」型の模様は米谷のイニシャルをアレンジしたもの[9][35]
  • アンチゴーネが断末魔に「兄貴!」と叫んだ直後に出現したことから、関連書籍には「アンチゴーネの兄」と断定しているもの[37]、「兄と思しい」と推測しているもの[38]が見受けられるが、米谷佳晃は自著で「アンチゴーネの兄貴格という意味で、正式な兄弟関係にはない」と、この説を否定している[39]
諸元
サタンゴーネ
身長 2.8 - 60m
体重 250kg - 5万1千t
改造サタンゴーネ
身長 62m
体重 5万5千t
サタンゴーネ
第33話から登場した三代目戦闘隊長。グロース星の名門サタン族の出身であり、第41話から登場する宇宙魔女ババラスは彼の祖母にあたる。サンタクロースなどに変身して人間たちを騙して利用するなど、精神的、頭脳的な戦略に秀でている。戦闘時には頭部左右から下向きに伸びた角とは別に上部の切り株状の突起から長いねじれた角を2本出し、これを外して投げたり手に持って武器にもする。万能杖サタンステッキを武器とし、全身にメタリックガードという防具を装備している。配下の怪獣は怪奇性を帯びたものが多い。
第45話でPATの攻撃で右目を負傷し、同話終盤と第46話(改造形態含む)では右目に眼帯をつけている。
  • デザインは米谷佳晃[9]。角はレイヨウがモチーフ[9][35]。角が長すぎて動きに支障が出たため、伸縮ギミックが追加された[35]
改造サタンゴーネ
第46話に登場。デモンゴーネから死刑を言い渡されたサタンゴーネが、どうせなら戦って死にたいと自らを強化改造した姿。戦闘の為に凶暴化する宇宙ヘルメットを被り、通常形態で着用していたマントを外している。
デモンゴーネによって体内に爆薬ニトログロースを転送され、負けた場合は爆破される条件でPAT基地に進撃し、PATとジャンボーグAに挑んだ。
最期は腕を斬られた後、処刑用にデモンゴーネによって体内に埋め込まれていた爆弾でジャンボーグAを道連れにしようとしたが間一髪でかわされ、単独で爆死した。
  • 幹部を改造するという案は、前任のマッドゴーネ退場時にジャンボフェニックスを登場させるなどして盛り上げていたため、それよりも強さを表現することが求められ、負傷した上で新たな姿を登場させることで存在感を高めるという意図によるものであった[35]
  • デザインは米谷佳晃[35]。スーツはサタンゴーネを改造したもので、難点であった角を隠すためにヘルメットが追加された[35]。また胴体のプロテクターはそれまでの撮影でダメージを受けた部分を隠す意図もあった[35]。体色を変えることも想定していたが、現場で塗装にかける時間がなくなったため断念された[35]
諸元
デモンゴーネ
身長 2.8 - 41m
体重 250kg - 6万t
デモンゴーネ
グロース星の総司令官。サタンゴーネの死後、自ら地球侵略に乗り出す。男と女の二つの顔を持ち、作戦によって使い分ける[注釈 11]。怪獣などは保持しておらず、右手にフリーザー光線やデビルレーザーなど数種類のビームを発射する杖を持ち、外部からの衝撃を吸収するマントをまとっており、さらにデビルテレパシーなどの絶大な超能力を誇る。
月面での最終作戦においてはジャンボーグAに大打撃を与えて戦闘不能の状態へと追い込むも、不退転の覚悟で挑んだジャンボーグ9によって太陽光エネルギー照射装置を破壊されて失敗、道連れにしようと死闘を繰り広げ、あと一歩というところまで追い詰めたが、一瞬の隙を突いた9に照射装置の残骸(砕けた鏡)で腹部を貫かれて倒された。
  • デザインは米谷佳晃[9]。マスクは男女で差し替え式になっている[9]。サタンゴーネの角が長すぎたことへの反省から、短い牛の角をモチーフとしている[35]。腹部の目は、『ミラーマン』のビッグアイで実現できなかったの開閉に再び挑んだものである[35]

登場怪獣・ロボット

本作品の怪獣の多くは、宇宙サイボーグというジャンボーグAの設定に応じ、サイボーグ怪獣としてデザインされている[41]

造形では既存スーツの改造をあまり行わずほとんどが新規造形されたが、結果として造形費用が捻出できなくなり終盤は新規怪獣が登場しなくなった[41][注釈 12]

スタッフ

主題歌・挿入歌

レコードは東宝レコードより発売。1973年2月に「ジャンボーグA」「輝けPAT」を収録したシングル盤 (DT-1005) が発売され、1973年8月に「戦え! ジャンボーグ9」「エース・アンド・ナイン」を収録したシングル (DT-1011) が発売され、「戦え! ジャンボーグ9」のシングルと同日には上記4曲収録の17cm LP (DT-4007) が発売された[65]
ジャンボーグA
作詞:清瀬かずほ / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:谷あきら荒川少年少女合唱団
子門真人が「谷あきら」名義で歌っている。東宝レコードのオリジナル盤のほか、複数のレコード会社からカバー盤が発売された。オリジナルでは「谷あきら」名義だった子門真人は、カバー版では子門真人の名で歌っている。
番組のオープニング映像は、大空を飛翔するジャンセスナの実写映像だけであり(後に、大地を疾走するジャンカーおよび運転するナオキの姿が加わる)、ジャンボーグや怪獣は一切登場しない。
開始当初、タイトル部のBGM電子音楽で、OP映像のスタッフと出演者のテロップは黒、歌詞テロップは赤であり、また一部のスタッフテロップは離ればなれになっていたが、1カ月でタイトルBGMは「ジャンボーグA」のイントロとコーダを合わせた音楽、テロップ色は全て白に、それぞれ変更、スタッフテロップの離れ表記も廃止した。
また第14話から第27話までは、コーダ部分にジャンボーグAを紹介するナレーションが入っていた。
挿入歌
輝けPAT(第13・14・39話)
作詞:谷のぼる / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:谷あきら、サークル・バレーズ
最終話ではカラオケ版が使用された。
なお、劇中で使用された歌唱版は、サークル・バレーズのみが歌ったバージョンである。
戦え! ジャンボーグ9(第27-34・43話)
作詞:清瀬かずほ / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:谷あきら
第42・44・48-最終話ではカラオケ版が使用された。
エース・アンド・ナイン(第43・47話)
作詞:山浦弘靖、だんとよあき / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:サークル・バレーズ
第42話ではカラオケ版のみ、第43話ではカラオケ版との併用で使用された。

キャスト

放送リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場怪獣・ロボット 脚本 特殊技術 監督
1月17日 1 エメラルド星からの贈り物 キングジャイグラス
エメラルド星人
山浦弘靖 矢島信男 黒田義之
1月24日 2 大逆襲!アンチゴーネ
― ルバンガーキング登場 ―
ルバンガーキング
1月31日 3 倒せ怪獣!ジャンファイト
― チタンガー登場 ―
チタンガー 田口成光 高野宏一 東條昭平
2月7日 4 危うし!ジャンボーグA
ジャイアントロボット登場
ジャイアントロボット<ゼロ>
2月14日 5 叫べナオキ!いまだ
デスコングキング登場
デスコングキング 安藤豊弘 矢島信男 岡村精
2月21日 6 絶望!売られたジャンセスナ
― モンスロボ登場 ―
モンスロボ 黒田義之
2月28日 7 立て!孤独の英雄ナオキ
-キングテットゴン登場-
キングテッドゴン 山浦弘靖 高野宏一 東條昭平
3月7日 8 夕陽に唄え!トランペッター
-グラスキング登場-
グラスキング
3月14日 9 絶体絶命!ジャンボーグA
二大サイボーグ怪獣登場
フライトキング
キングジンジャー
田口成光 矢島信男 志村広
3月21日 10 響け!戦いのトランペット
― 二大サイボーグ怪獣登場 ―
改造フライトキング
キングジンジャー
3月28日 11 壮烈!! 涙の一撃
― ドクロスキング登場 ―
ドクロスキング 安藤豊弘 高野宏一 鈴木俊継
4月4日 12 大阪に死す!ジャンボーグA
二大サイボーグ怪獣登場
ゴールデンアーム
デッドファイヤー
山浦弘靖
4月11日 13 よみがえれ今!ジャンボーグA
― 二大サイボーグ怪獣登場 ―
デッドファイヤー
アンチゴーネ
4月18日 14 恐怖!夜空に舞う地獄花 マッドサタン
マッドフラワー
矢島信男 東條昭平
4月25日 15 嵐を呼ぶマッドゴーネ
― マイティーグロース登場 ―
マイティグロース 安藤豊弘
5月2日 16 怪奇!魔女怪獣現わる
― デモンスター登場 ―
デモンスター 山浦弘靖 真野田陽一 鈴木俊継
5月9日 17 エメラルド星から来たカイン フリーザーキラー
エメラルド星人カイン(声 - 佐々木功
安藤豊弘 高野宏一 東條昭平
5月16日 18 恐怖!アントロンの罠 アントロン 田口成光 真野田陽一 鈴木俊継
5月23日 19 危うし!死の水爆ミサイル
― バレンタイン登場 ―
バレンタイン 山浦弘靖 高野宏一 東條昭平
5月30日 20 ポンコツ自動車の大反乱!
― ダンプコング登場 ―
ダンプコング 安藤豊弘 矢島信男 黒田義之
6月6日 21 怪奇!宇宙の怪獣墓場 ウータン
亡霊怪獣軍団[注釈 16]
6月13日 22 パット全滅作戦!!
― テロキング登場 ―
テロキング 田口成光
6月20日 23 祭りだ!おみこし大変身
― ストーンキング登場 ―
ストーンキング 山浦弘靖 高野宏一 東條昭平
6月27日 24 死闘!海底の秘密基地
― ガメレオンキング登場 ―
ガメレオンキング 安藤豊弘
7月4日 25 ― グロース第1号作戦 ―
チビッコどもを改造せよ
ガイアグネス 安藤豊弘
岡野敬
矢島信男 樋口弘美
7月11日 26 ― グロース第2号作戦 ―
気ちがい星とノンビリゴン[注釈 17]
ノンビリゴン 山浦弘靖
7月18日 27 ジャンボーグA-2号誕生!
その名はJ-9
ジャンキラー 田口成光 吉村善之 黒田義之
7月25日 28 復活!ジャンボーグA
― グロース第4号作戦 ―
エアドルメン
8月1日 29 ― グロース第5号作戦 ―
にせジャンボーグAを送りこめ!
にせジャンボーグA 安藤豊弘 矢島信男 東條昭平
8月8日 30 J-A J-9を処刑せよ! ダブルキラー
(キラーα、キラーβ)
山浦弘靖
8月15日 31 氷の地獄へつっ走れ! アルマジゴン 高野宏一 黒田義之
8月22日 32 大爆発!マッドゴーネの最後 マッドゴーネ 安藤豊弘
8月29日 33 サンタが悪魔の鈴鳴らす サタンゴーネ 矢島信男 岡村精
9月5日 34 死神からの殺人予告電話! バタフライング 山浦弘靖
9月12日 35 怪奇!死の黄金怪獣 ゴールドドラゴン
ゴールドスネーク
若槻文三 高野宏一
吉村善之
黒田義之
9月19日 36 恐怖!蛇が岳の秘密 オロロンガー 田口成光
9月26日 37 出現!恐怖の怪鳥エレキバード エレキバード 安藤豊弘 矢島信男 東條昭平
10月6日 38 サイボーグ・コマンドを倒せ!
― パット新兵器登場 ―
ケンダウルス 山浦弘靖
10月13日 39 なき叫ぶドクロ湖の恐怖 デスムーン 若槻文三 大木淳
10月20日 40 大奮戦!バモスI世 バモスII世 スケルトン 山浦弘靖
10月27日 41 宇宙魔女ババラスのロボット作戦 ババラス(声 - 武智豊子
オネストキング(声 - 西川幾雄
安藤豊弘 吉村善之 東條昭平
11月3日 42 呪い針!ババラスの逆襲 ババラス
11月10日 43 殺し屋ロボット・必殺の罠 ジャンキラーJr. 矢島信男 黒田義之
11月17日 44 妖怪ロボット・地獄の鏡 ミラーコング
11月24日 45 ほえる昆虫怪獣・砂地獄 キングビートル 安藤豊弘
奥津啓二郎
大木淳 岡村精
12月1日 46 サタンゴーネ最後の大進撃! 改造サタンゴーネ 若槻文三
12月8日 47 死闘!エース対ナイン?
― デモンゴーネ登場 ―
デモンゴーネ
エメラルド星人
山浦弘靖 矢島信男 東條昭平
12月15日 48 大逆襲!デモンゴーネ デモンゴーネ 若槻文三
12月22日 49 謎!デモンの呪いが時を裂く 山浦弘靖 吉村善之 大木淳
12月29日 50 トウキョウ最後の日 佐川和夫
吉村善之
  • 1973年1月10日には毒蝮三太夫と中村省子の司会で『ちびっ子集まれ! まんが・怪獣・大集合』と題した特別番組を、MBSミリカホールから録画中継。ジャンボーグAが仮面ライダー変身忍者 嵐ミラーマンと共演してゲルショッカーや血車党の怪人と戦うなど、1月17日から始まる『ジャンボーグA』の前夜祭も兼ねた内容だった[66]

ロケ地

大利根航空のシーンは、埼玉県熊谷市(旧・妻沼町)の利根川河川敷にある、日本学生航空連盟妻沼滑空場で撮影された。埼玉県桶川市荒川河川敷にあるホンダエアポートではない。また、荒川土手のシーンは同県の和光市志木市戸田市東京都北区板橋区高島平付近である。

放送局

映像ソフト化

  • 1987年よりビデオソフトが東宝ファミリークラブより2巻発売。第1巻は第1、6話を収録。第2巻は第8, 12, 13話を収録。
  • 1990年代にLD-BOXがビームエンタテイメントよりPART1、PART2の2巻発売。PART2には『ジャンボーグA&ジャイアント』のラッシュフィルムが収録されている。
  • 2004年3月21日と6月30日にメモリアルDVD-BOXがエイベックスより発売[77]。「ジャンボーグA編」と「ジャンボーグ9編」の全2巻[77]。第26話のサブタイトルは自主規制後のものになっている[注釈 17]
  • 2012年5月21日から9月21日にかけて東映ビデオより単巻(全10巻)のDVDが発売。
  • 2016年3月9日に東映ビデオよりDVD-BOXが発売。

漫画

1970年版

1973年にドラマ化されたものとは、一部設定が異なる。

「ジャンボーグA」は地球の科学者が、PATの記述顧問である大川博士が建造したPATの参謀から極秘に依頼された操縦型ロボットで、操縦者は大川博士の息子、真一少年となっている[78]。デザイン自体はのちのテレビ版にきわめて近い。操縦室は、テレビ版では頭部左眼の奥に設定変更されているのに対して、漫画版では腹部格子状部分の中に位置する。ただ、操縦者の身体の動きにシンクロナイズさせる操縦方法自体は、テレビ版と同様である。セスナ機からの変形はテレビ版から追加された設定であり、漫画版には無い。

ストーリー
少年・大川真一が、父の作った巨大ロボット・ジャンボーグAに乗り、ムー星人と戦う。
掲載誌

1973年版

テレビとのタイアップで連載された。

掲載誌

参照 特撮ヒーロー大全集 1988, p. 184

  • 小学一年生 1973年2月号から12月号連載(画:2月号から3月号 さいとうあきら、4月号から11月号 浅井まさのぶ、12月号 内山まもる)
  • 小学二年生 1973年新年増刊号および、2月号から12月号連載(画:新年増刊号 内山まもる、2月号から6月号 江原伸、7月号から11月号 江原世張、12月号 かたおか徹治
  • 小学三年生 1973年2月号から12月号連載(画:2月号から3月号 内山まもる、4月号から12月号 生田正次
  • 小学四年生 1973年2月号から12月号連載(画:2月号から3月号 高須礼二、4月号 原成、5月号から12月号 池原成利
  • 小学五年生 1973年2月号から12月号連載(画:ひゃくた保孝
  • 小学六年生 1973年2月号から12月号連載(画:富田一公)
  • 小学館BOOK 1973年2月号から12月号連載(画:みやぞえ郁雄

関連作品

脚注

注釈

  1. ^ 東宝企画の同名作品とは別物。
  2. ^ 仮面ライダー変身忍者 嵐ミラーマンと共演したジャンボーグAが、MBSミリカホールでゲルショッカーや血車党の怪人と対決。
  3. ^ 書籍『'70年代特撮ヒーロー全集』では、「プロテクティブ・アタック・チーム」と記載している[17]。また、改造サタンゴーネ戦(第46話)では基地の入り口に「PROTECTIVE ASSOCIATION TROOP」という文字が確認できる。
  4. ^ 書籍『特撮ヒーロー大全集』では、カインと第27話の星人は「同型だが別人」と記している[20]
  5. ^ 劇中で使用された車両はSA型の後期モデル。
  6. ^ その際、ジャンカーのルーフが大きく開き、ナオキは立ち上がる格好になる。
  7. ^ 資料によっては「マッハ6」と記載しているものもある[30]
  8. ^ 資料によっては「パット・バモスI世・II世」と記載しているものもある[33]
  9. ^ 書籍によっては、名称を新グロース星人と記載している[34][9]
  10. ^ 東宝の『行け!ゴッドマン』とは異なる[9]
  11. ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、女性顔をA、男性顔をBと記載している[40]
  12. ^ 第49話には、『ファイヤーマン』のバランダーVのスーツを改造した怪獣タイムコングの登場が予定されていたが実現には至らなかった[41]
  13. ^ 第35話でのサタンゴーネの台詞より。怪獣になった時は「ゴールドドラゴン」と呼称している。
  14. ^ メカデザインも担当。
  15. ^ 1973年6月27日(水)『毎日新聞』大阪本社朝刊に載ったテレビ欄によれば、この日に登場した第24話のガメレオンキングも西条満が演じている。
  16. ^ キングジャイグラス、ドクロスキング、デモンスター、アントロンの4体。次回予告ではマッドサタンとの戦闘シーンも存在するが、本編には未登場。
  17. ^ a b 東京MXテレビでの放送や映像ソフト化の際には「きちがい」への自主規制により、「グロース第2号作戦 謎!ノンビリゴンの正体」へと修正されている。書籍によっては、こちらで記載している[50]。1989年の九州朝日放送(KBC)での再放送、専門チャンネルホームドラマチャンネルチャンネルNECOでの放送では、無修正で放送されていた。この無修正版は、東映ビデオよりリリースされたDVDの第10巻の特典ディスクに収録。
  18. ^ 開始当初は日本テレビ系とのクロスネット局だった関係で金曜 19:00 - 19:30から放送。1973年4月以降からNET系フルネット局になったため同時ネットに移行。
  19. ^ 九州朝日放送の土曜 19:00 - 19:30枠はローカル番組の『マキシンの東芝ハレハレ555』を放映中で、1973年10月からは水曜 19:00 - 19:30に移行[67]。1974年1月2日は『ベスト30歌謡曲』を水曜 19:00 - 20:55に放映した関係で、最終話のみ水曜 18:00 - 18:30に放送された。

出典

  1. ^ ファンタスティックコレクション ミラーマン・ジャンボーグA・ファイヤーマン - 華麗なる円谷特撮の世界』(朝日ソノラマ、1987年)26頁。
  2. ^ 朝日ソノラマ刊『ウルトラマン大鑑』「金城哲夫の製作ノート」より[要ページ番号]
  3. ^ メーキング・オブ・円谷ヒーロー (1) 1987, p. 178.
  4. ^ a b 特撮ヒーロー大全集 1988, p. 127.
  5. ^ 米谷佳晃 2014, p. 16.
  6. ^ 講談社 編 編『円谷ヒーロー ウルトラマン全史』講談社〈講談社MOOK〉、2013年、40頁。ISBN 978-4-06-389762-3 
  7. ^ 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 162, 初期企画書.
  8. ^ 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 165, 企画書.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs bt bu bv bw bx by bz ca cb cc cd 米谷佳晃 2014, pp. 77–118, 「エメラルド星からの贈り物と共に」
  10. ^ ファンタスティックコレクション ミラーマン』26-27頁。
  11. ^ メーキング・オブ・円谷ヒーロー (1) 1987, p. 185.
  12. ^ a b メーキング・オブ・円谷ヒーロー (1) 1987, p. 152.
  13. ^ 1973年4月14日(土)『毎日新聞』大阪本社夕刊
  14. ^ a b 特撮ヒーロー大全集 1988, p. 200.
  15. ^ a b c d e f g h 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 164.
  16. ^ a b c d e f g 特撮ヒーロー大全集 1988, p. 73.
  17. ^ 宇宙船SPECIAL 1998, p. 106.
  18. ^ a b c 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 166.
  19. ^ 全怪獣怪人 上 1990, p. 205.
  20. ^ a b c 特撮ヒーロー大全集 1988, p. 74.
  21. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah 宇宙船164 2019, pp. 98–101, 取材・文 鶯谷五郎「70's円谷怪獣リスペクト検証 栄光の怪獣王国、狂乱のデザイン史 [第11回]ジャンボーグ怪獣が目指した、温故知新と米谷流デザイン革命」
  22. ^ 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2009年、75頁。ISBN 978-4-09-105129-5 
  23. ^ a b 特撮ヒーロー大全集 1988, p. 71.
  24. ^ a b 米谷佳晃 2014, p. 16
  25. ^ 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 346.
  26. ^ a b c d 米谷佳晃 2014, p. 3.
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参考文献

外部リンク

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