「ヴォンゴレ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
→‎種類: 文章のつながりが不自然
54行目: 54行目:
[[Category:イタリアの食文化]]
[[Category:イタリアの食文化]]
[[Category:ナポリの文化]]
[[Category:ナポリの文化]]
[[Category:イタリア語の語句]]

2020年7月28日 (火) 05:52時点における版

ヴォンゴレ
スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレ
フルコース メインディッシュ
発祥地 イタリアの旗 イタリア
地域 ナポリ
関連食文化 イタリア料理
提供時温度 熱々
主な材料 スパゲティ
テンプレートを表示

ヴォンゴレvongoleボンゴレとも)は、アサリなどの二枚貝を使ったイタリア料理(本来はナポリ料理)のパスタ料理である。

イタリア語vongole は、本来はアサリ類・ハマグリ類などのマルスダレガイ科二枚貝を指すヴォンゴラ(vongola)の複数形で、料理のことはイタリアでは spaghetti alle vongole(ヴォンゴレスパゲッティ)などとよぶ。

種類

代表的なものにナポリ名物のイタリア料理「スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレ」(spaghetti alle vongole)がある。

本場イタリアでは地中海産のガリアハマグリChamelea gallina)やヨーロッパアサリVenerupis decussata)などが使用されるが、近年では日本から移入されたアサリも多く利用され、日本でもアサリを用いるのが一般的であるが、どれもマルスダレガイ科の二枚貝である。

トマトソースを使ったヴォンゴレ・ロッソ(ロッソ=)と、使わないかクリーム仕立てのヴォンゴレ・ビアンコ(ビアンコ=)にわけられるが、トマトを潰していない中間的な物も良く見られる。基本的にアラビアータのようにトマトピューレ等は使わず、フレッシュもしくは缶詰のトマトで作られる。ペスト・ジェノヴェーゼなどのバジリコを使った「ヴォンゴレ・ヴェルデ」(ヴェルデ=)やイカスミを使った「ヴォンゴレ・ネロ」(ネロ=)を供する店も出てきている。

使用するパスタは、スパゲッティスパゲッティーニヴェルミチェッリリングイネ等のロングパスタである。

なお、アサリ類の代わりにムラサキイガイ(ムール貝、イタリア語ではコッツェcozze)を使用することも多くあり、アサリ類と混ぜることもある。この場合ヴォンゴレとは言わずに「海の幸(フルッティ・ディ・マーレfrutti di mare)」と呼ぶ習わしである。イタリアでは総じてムラサキイガイよりもアサリ類の方が高価として扱われる。

関連項目