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2020年7月4日 (土) 07:51時点における版
橡川 一朗(とちかわ いちろう、1920年9月3日[1] - 2019年)は東京都立大学 (1949-2011)名誉教授、西洋中世史家。中近世ヨーロッパにおける家父長的奴隷制説を提起して、通説と鋭く対立し、特に日本におけるドイツ史研究に大きな影響を及ぼした。また、家父長的奴隷制説を証明する史料として、ドイツのグリム編『ヴァイステューマー』を重視し、その本格的解読に取り組んだわが国の先駆的研究者でもある。日本史についても、安良城盛昭の家父長制的奴隷制論と連携し、『源氏物語』や親鸞などに関して独自の見解を示し、家父長的奴隷制を軸とする射程範囲の広い歴史観を展開していた。
経歴
- 1920年 岐阜県本巣郡根尾村(現・本巣市)に生まれる。父は浄土真宗本願寺派西光寺の住職[1]。
- 1941年 官立第一高等学校文科甲類卒業
- 1943年 東京帝国大学文学部西洋史学科卒業
- 1945年 東京大学文学部西洋史学科副手
- 1950年 東京都立大学助教授に就任
- 1972年 東京都立大学教授
- 1975年 東京都立大学付属図書館長、大学評議員
- 1982年 駒澤大学文学部教授に就任
- 1993年 駒沢大学退職
著書
- 『西欧封建社会の比較史的研究』(青木書店 1972年/増補改訂版 青木書店 1984年)
- 『ドイツの都市と農村』(吉川弘文館 1989年)
- 『近代思想と源氏物語』(花伝社 1990年)
訳書
- ジャック・ドローズ『ドイツ史』(文庫クセジュ 1952年)
叙勲
- 1995年 勲三等瑞宝章