「イググ」の版間の差分

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'''イググ'''(''{{lang|en|Igugu}}''、[[2007年]][[9月16日]] - )とは[[オーストラリア]]生産され、[[南アフリカ共和国]]調教された[[競走馬]]である2010/11年シーズン史上初の[[三冠 (競馬)|南アフリカ牝馬三冠]]を達成した
'''イググ'''({{lang|en|Igugu}})とは[[オーストラリア]]生産、[[南アフリカ共和国]]調教[[競走馬]]、[[繁殖牝馬]]主な勝ち鞍[[2011年]]の[[三冠 (競馬)|南アフリカ牝馬三冠]](ハウテンフィリーズギニー(G2)、サウスアフリカンフィリーズクラシック(G1)、サウスアフリカンオークス(G2))、ウーラヴィントン2000、[[ダーバンジュライ]]など


日本語での表記には'''イグーグー'''とするメディアもある<ref name="jbis2013">{{Cite web|url= https://enjoy.jbis.or.jp/world/00_2013_dubai/sp/201303/006393.html |title= 2013 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート イグーグー |work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2020-07-02}}</ref>。
== 概要 ==
[[オーストラリア]]・[[ニューサウスウェールズ州]]のキアオラスタッドで誕生した。母のザリニアは[[アーガー・ハーン4世]]が代々つないできた牝系の出身馬だった。[[2009年]][[3月9日]]の[[メルボルン]]プレミアイヤリングセールで南アフリカのトレーダーによって65,000ドルで落札され、マクドナルド夫妻らの所有馬として走ることになる。


== 概要 ==
=== 2010/11年シーズン ===
*特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post<ref name="rpf">{{cite web|url = https://www.racingpost.com/profile/horse/789055/igugu/form |title= Igugu(AUS) form|accessdate=2020-07-02|date=|publisher=Racing Post}}</ref>
3歳になったイググは、ヴァール競馬場で未勝利戦、ハンデキャップ戦と2連勝を飾り、ジョバーグスプリングフィリーアンドメアチャレンジでは古馬を相手にせず、後方から末脚を伸ばして重賞ウィナーとなった。続くオープン競走でも後方から脚を伸ばすものの先に抜け出したホーリーウッドボウルヴァードを捉えきれずに2着に敗れ、ケープフィリーズギニーでは先行したエボニーフライヤーに迫るものの交わせずに2着に敗れた。しかし、共に3着馬には4馬身差、5馬身差と力の違いを見せていた。この後、シェイク・ムハンマド・ビン=ハリーファ・アール=マクトゥームの目に留まり、マクドナルド夫妻との共同オーナーという形でトレードが成立した。


[[2011年]]に入るとそれまでの追い込みや中団差しといったレーススタは対照的に逃げる競馬を見せるようになる。するとこれ見事にはまり南アフリカ牝馬三冠第一冠目であるハウテンフィリーズギニーを4馬身差で勝利した。第二冠目のサウスアフリカンフィリーズクラシックでは終始後続に2馬身程度の差をつける逃げを見せ直線ではさらに突き放して10馬身差で楽勝した。距離が大幅に伸びたサウスアフリカンオークスでもその逃げ脚は衰えず5馬身差で史上初となる南アフリカ牝馬三冠を達成した。続くウーラヴィントン2000でも連勝を飾、南アフリカ競馬祭典である[[ダーバンジュライ]]に駒を進めた。ダーバンジュライでは2番手に控えると直線で脚を伸ば、並み居る古馬・牡馬を引き連れ先頭でゴールを切った。ゴール前では鞍上のデルペッチが大きく手を上げるパフォーマンスを見せている。レース後、2010/11年シーズンの年度代表馬に選出された。
[[2010年]]8月26日ヴァール競馬場でのメイドンプレートでデビューし、1着。続くハンデキャップ競走も勝ち、3戦目のG3競走ジョバーグプリングフィリーアンドメアチャレンジも勝って3連勝で重賞ウナーとなる。続く2戦は連続で2着に終わったが、[[2011年]]初戦G2競走ハウテンフィリーズギニーを制すると、G1競走サウスアフリカンフィリーズクラシック、G2競走サウスアフリカンオークスと3連、南アフリカ牝馬三冠を達成した<ref name="jbis2013"/><ref name="bh122973"/>その後もウーラヴィントン2000、シーズン締めくくりの[[ダーバンジュライ]]も制して2010/2011年シーズンを終え<ref name="jbis2013"/><ref name="bh122973"/>
=== 2011/12年シーズン〜2013/14年シーズン ===
シーズン緒戦のイピトンベチャレンジを勝利、続くJ&Bメトロポリタンステークスも連勝を飾る。しかし、その後は勝利することなく2013年10月の[[ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス]]8着を最後に現役を引退、繁殖入りした<ref>[http://www.racingpost.com/horses/result_home.sd?race_id=584273&r_date=2013-10-19&popup=yes#results_top_tabs=re_&results_bottom_tabs=ANALYSIS 2013年ブリティッシュチャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス結果]レーシングポスト、2015年8月10日閲覧</ref>。


翌シーズンも初戦のG2競走イピトンベチャレンジ、[[2012年]]に入って2戦目の[[サンメット|J&Bメトロポリタンステークス]]と連勝も休養に入って戦列を離れる<ref name="jbis2013"/><ref name="bh122973"/>。休養中は[[イギリス]]と[[モーリシャス]]で調整が行われていた<ref name="bh122973">{{Cite web|url= https://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/122973/igugu-on-target-for-return-in-balanchine |title= Igugu on Target for Return in Balanchine |work=[[ブラッド・ホース|BloodHorse]].com|publisher=Blood-Horse LLC. |date=2013-02-19|accessdate=2020-07-02}}</ref>。約1年後に[[メイダン競馬場]]での[[バランシーンステークス|バランシーン]]で戦列に復帰し、直線半ばまで逃げ粘ったものの粘りきれず[[サッジャー]]の3着に終わり<ref name="jbis2013"/>、「大番狂わせ」と[[ブラッド・ホース]]誌に報道された<ref>{{Cite web|url= https://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/122923/sajjhaa-upsets-igugu-in-record-balanchine-win |title= Sajjhaa Upsets Igugu in Record Balanchine Win |work=[[ブラッド・ホース|BloodHorse]].com|publisher=Blood-Horse LLC. |date=2013-02-21|accessdate=2020-07-02}}</ref>。続く[[ジェベルハッタ]]は3番手を進む競馬をするも伸びずサッジャーの6着<ref name="jbis2013"/>、[[ドバイデューティフリー]]も三度サッジャーの前に屈して5着に終わった。その後はサッジャーとともに[[クイーンエリザベス2世カップ (香港)|クイーンエリザベス2世カップ]]に出走もミリタリーアタックの8着。2013年秋にはイギリスを転戦し、イギリス初戦の[[リステッド競走]]ローズマリーステークスでは2着に入ったものの、続く[[ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス]]は8頭立ての8着。これが最後の競馬となった。
== 繁殖成績 ==
{{-}}
2019年4月1日のニューキャッスル競馬場のオールウェザー戦でダンシリとの間に生まれたエルミスクがデビュー。キーラン・オニール騎手を背に1番人気に応え快勝した。
== 競走成績 ==
以下の内容は、Racing Post<ref name="rpf"/>の情報および記載法に基づく。


=== 競走成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size: smaller;"
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size: smaller;"
!出走日!!競馬場!!競走名!!格!!頭数!!人気!!着順!!騎手!!斤量!!距離!!タイム!!着差!!1着(2着)馬
!出走日!!競馬場!!競走名!!格!!頭数!!着順!!騎手!!斤量([[ストーン (単位)|st.]]/[[ポンド (質量)|lb.]]/kg換算)!!距離!!タイム!!着差!!1着(2着)馬
|-
|-
|[[2010年|2010]].{{0}}8.26||[[ヴァール競馬場|ヴァール]]||未勝利戦||||12||style="white-space: nowrap;"|2人||style="color: #f00;"|1着|| R.シモンズ||56[[キログラム|kg]]||芝1200[[メートル|m]]||1:11.31||2.75馬身||(Variety)
|[[2010年|2010]].{{0}}8.26||[[ヴァール競馬場|ヴァール]]||メイドンプレート||||12||style="color: darkred"|1着||R. シモンズ||8-11(123/55.5)||芝6[[ハロン (単位)|f]]||1:11.31||||
|-
|-
|{{0|0000.}}{{0}}9.16||ヴァール||ハンデキャップ||||14||1人||style="color: #f00;"|1着||R.シモンズ||57.5kg||芝1600m||1:34.68||4.5馬身||(Pacific Destiny)
|{{0|0000.}}{{0}}9.16||ヴァール||ハンデキャップ競走||||14||style="color: darkred"|1着||R. シモンズ||9-1(127/57.5)||芝1[[マイル|m]]||1:34.68||||
|-
|-
|{{0|0000.}}10.09||style="white-space: nowrap;"| [[ターフフォンテン競馬場|ターフフォンテン]]||style="white-space: nowrap;"|ジョバーグスプリングF&Mチャレンジ||style="color: #0f0;"|G3||12||1人||style="color: #f00;"|1着||R.シモンズ||52.5kg||芝1450m||1:28.07||2.75馬身||(Queen Mira)
|{{0|0000.}}10.09||[[ターフフォンテン競馬場|ターフフォンテン]]||ジョバーグスプリングF&Mチャレンジ||G3||12||style="color: darkred"|1着||R. シモンズ||8-4(116/52.5)||芝7f||1:28.07||||
|-
|-
|{{0|0000.}}11.06||ターフフォンテン||オープン競走||||15||1人|| style="white-space: nowrap;"|2着||R.シモンズ||55.5kg||芝1400m||1:25.63||1馬身||Hollywoodboulevard
|{{0|0000.}}11.06||ターフフォンテン||オープン競走||||15||style="color: darkblue"|2着||R. シモンズ||8-10(122/55.5)||芝7f||||||
|-
|-
|{{0|0000.}}12.04||ケニルワース||ケープフィリーズギニー||style="color: #f00;"|G1||11||2人||2着||style="white-space: nowrap;"|[[アンソニー・デルペッチ|A.デルペッチ]]||58kg||芝1600m||1:40.41||1.25馬身||Ebony Flyer
|{{0|0000.}}12.04||ケニルワース||ケープフィリーズギニー||G1||11||style="color: darkblue"|2着||[[アンソニー・デルペッチ|A. デルペッチ]]||9-2(128/58)||芝1m||||||
|-
|-
|[[2011年|2011]].{{0}}2.26||ターフフォンテン||ハウテンフィリーズギニー||style="color: #00f;"|G2||9||1人||style="color: #f00;"|1着||A.デルペッチ||58kg||芝1600m||1:37.98||4馬身||style="white-space: nowrap;"|(Hollywoodboulevard)
|[[2011年|2011]].{{0}}2.26||ターフフォンテン||ハウテンフィリーズギニー||G2||9||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||9-2(128/58)||芝1m||1:37.98||||
|-
|-
|{{0|0000.}}{{0}}3.26||ターフフォンテン||SAフィリーズクラシック||style="color: #f00;"|G1||8||1人||style="color: #f00;"|1着|| A.デルペッチ||58kg||芝1800m||1:53.40||style="white-space: nowrap;"|10.25馬身||(Las Ramblas)
|{{0|0000.}}{{0}}3.26||ターフフォンテン||SAフィリーズクラシック||G1||8||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||9-2(128/58)||芝1m1f||1:53.40||||
|-
|-
|{{0|0000.}}{{0}}4.30||ターフフォンテン||SAオークス||style="color: #00f;"|G2||9||1人||style="color: #f00;"|1着|| A.デルペッチ||58kg||芝2450m||2:34.18||5.75馬身||(Princess of Light)
|{{0|0000.}}{{0}}4.30||ターフフォンテン||SAオークス||G2||9||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||9-2(128/58)||芝1m4f55[[ヤード|y]]||2:34.18||||
|-
|-
|{{0|0000.}}{{0}}6.04||[[グレイヴィル競馬場|グレイヴィル]]||ウーラヴィントン2000||style="color: #f00;"|G1||8||1人||style="color: #f00;"|1着|| A.デルペッチ||58kg||芝2000m||2:02.62||2.75馬身||(Emerald Cove)
|{{0|0000.}}{{0}}6.04||[[グレイヴィル競馬場|グレイヴィル]]||ウーラヴィントン2000||G1||||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||9-2(128/58)||芝1m2f||2:02.62||||
|-
|-
|{{0|0000.}}{{0}}7.02||グレイヴィル||[[ダーバンジュライ]]||style="color: #f00;"|G1||19||1人||style="color: #f00;"|1着|| A.デルペッチ||55kg||style="white-space: nowrap;"|芝2200m||2:12.82||1馬身||(Pierre Jourdan)
|{{0|0000.}}{{0}}7.02||グレイヴィル||[[ダーバンジュライ]]||G1||19||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||8-9(121/55)||芝1m3f||2:12.82||1馬身||(Pierre Jourdan)
|-
|-
|{{0|0000.}}12.04||ターフフォンテン||イピトンベチャレンジ||style="color: #00f;"|G2||7||1人||style="color: #f00;"|1着|| A.デルペッチ||60kg||芝1600m||1:36.32||5.25馬身||(Queen's Bay)
|{{0|0000.}}12.04||ターフフォンテン||イピトンベチャレンジ||G2||||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||9-6(132/60)||芝1m||1:36.32||5馬身1/4||(Queen's Bay)
|-
|[[2012年|2012]].{{0}}1.28||ケニルワース||[[サンメット|J&BメトロポリタンS]]||G1||15||style="color: darkred"|1着||A. デルペッチ||9-0(126/57)||芝1m2f||2:03.75||1/2馬身||(Bravura)
|-
|[[2013年|2013]].{{0}}2.21||[[メイダン競馬場|メイダン]]||[[バランシーンステークス|バランシーン]]||G2||7||style="color: darkgreen"|3着||[[クリストフ・スミヨン|C. スミヨン]]||9-0(126/57)||芝1m1f||||4馬身1/4||[[サッジャー|Sajjhaa]]
|-
|{{0|0000.}}{{0}}3.{{0}}9||メイダン||[[ジェベルハッタ]]||G1||10||6着||A. デルペッチ||8-9(121/55)||芝1m1f||||3馬身1/2||Sajjhaa
|-
|{{0|0000.}}{{0}}3.30||メイダン||[[ドバイデューティフリー]]||G1||14||5着||A. デルペッチ||8-9(121/55)||芝1m1f||||2馬身3/4||Sajjhaa
|-
|{{0|0000.}}{{0}}4.28||[[シャティン競馬場|沙田]]||[[クイーンエリザベス2世カップ (香港)|クイーンエリザベス2世カップ]]||G1||14||8着||A. デルペッチ||8-10(122/55.5)||芝1m2f||||5馬身||Military Attack
|-
|{{0|0000.}}{{0}}9.27||[[ニューマーケット競馬場|ニューマーケット]]||ローズマリーS||{{L}}||11||style="color: darkblue"|2着||P. コスグレーヴ||9-0(126/57)||芝1m||||3/4馬身||Zurigha
|-
|{{0|0000.}}10.13||[[アスコット競馬場|アスコット]]||[[ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークス|英チャンピオンズ・F&MS]]||G1||8||8着||P. コスグレーヴ||9-0(126/57)||芝1m3f211y||||14馬身1/4||Seal of Approval
|-
|}

== 引退後 ==
引退後は[[繁殖牝馬]]となった。
===産駒一覧===
{| class="wikitable" border="1" style="font-size: 90%"
|-
!生年||馬名||性||毛色||父||馬主||管理調教師||戦績||主な勝利競走||供用||出典
|-
|[[2016年]]||El Misk||牡||鹿毛||[[ダンシリ|Dansili]]||Sheikh Mohammed Bin Khalifa Al Maktoum||[[ジョン・ゴスデン|John Gosden]]||8戦3勝||||(現役競走馬)||<ref>{{Cite web|url= https://www.racingpost.com/profile/horse/2128943/el-misk/form |title= El Misk(GB) form|work=|publisher= Racing Post|accessdate=2020-07-02}}</ref>
|-
|-
|[[2012年|2012]].{{0}}1.28||ケニルワース||J&Bメット||style="color: #f00;"|G1||15||1人||style="color: #f00;"|1着|| A.デルペッチ||57kg||芝2000m||2:03.75||0.4馬身||(Bravura)
|}
|}
*2020年7月2日現在


==血統表==
==血統表==
{{競走馬血統表
{{競走馬血統表
|name = イググ(Igugu)
|name = イググ(Igugu)
|inf =([[サドラーズウェルズ系]]/[[ミスタープロスペクター|Mr.Prospector]] 4×5=9.38%、[[ヘイルトゥリーズン|Hail to Reason]] 5×5=6.25%)
|f = [[ガリレオ (競走馬)|Galileo]]<br />1998 鹿毛
|f = [[ガリレオ (競走馬)|Galileo]]<br />1998 鹿毛
|ff = [[サドラーズウェルズ|Sadler's Wells]]<br />1981 鹿毛
|ff = [[サドラーズウェルズ|Sadler's Wells]]<br />1981 鹿毛
95行目: 128行目:
|mmmf = [[ブラッシンググルーム|Blushing Groom]]
|mmmf = [[ブラッシンググルーム|Blushing Groom]]
|mmmm = Zahra [[ファミリーナンバー|F-No.]][[9号族|9-c]]
|mmmm = Zahra [[ファミリーナンバー|F-No.]][[9号族|9-c]]
|ref1 = <ref name="netpe">{{Cite web|url= https://db.netkeiba.com/horse/ped/000a0120c1/ |title= イグーグー Iguguの5代血統表|work=netkeiba|publisher=Net Dreamers Co., Ltd.|accessdate=2020-07-02}}</ref>
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|}}
|}}
*近親に[[ザルカヴァ]]([[三冠 (競馬)#フランス牝馬クラシック三冠|フランス牝馬三冠]]、[[凱旋門賞]])、ザインタ([[ディアヌ賞]])


== 脚注 ==
[[プチトエトワール]]、[[ムムタズマハル (競走馬)|ムムタズマハル]]に遡れる牝系の出身で、近親には[[ザルカヴァ]]([[三冠 (競馬)#フランス牝馬クラシック三冠|フランス牝馬三冠]]、[[凱旋門賞]])、ザインタ([[ディアヌ賞]])がいる。
<references />


== 参考資料 ==
== 外部リンク ==
* {{競走馬成績|netkeiba=000a0120c1|jbis=|racingpost=789055}}
* {{Cite web
|author =
|url = http://www.pedigreequery.com/igugu
|title = Igugu Horse Pedigree
|work =
|publisher = Thoroughbred Database
|language = 英語
|accessdate = 2011年7月17日
}}
* {{Cite web
|author =
|url = http://horseform.racingandsports.com.au/viewHorse.asp?lan=&id=3ED4E274107B93D55E8D22
|title = Racing and Sports - IGUGU : Horse Details Statistics and Information
|work =
|publisher = Racing and Sports
|language = 英語
|accessdate = 2011年7月17日
}}


== 外部リンク ==
* {{競走馬成績|netkeiba=|jbis=|racingpost=789055}}
== 脚注 ==
<references />
{{Keiba-stub}}
{{DEFAULTSORT:いくく}}
{{DEFAULTSORT:いくく}}
[[Category:2007年生 (競走馬)|南いくく]]
[[Category:2007年生 (競走馬)|南いくく]]

2020年7月2日 (木) 12:48時点における版

イググ
欧字表記 Igugu
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2007年9月16日[1]
Galileo[1]
Zarinia[1]
母の父 Intikhab
生国 オーストラリアの旗 オーストラリア[1]
生産者 Kia Ora Stud[1]
馬主 Sheikh Mohammed Bin Khalifa Al Maktoum
& Mr & Mrs A J Macdonald
[1]
調教師 M F De Kock南アフリカ[1]
競走成績
生涯成績 18戦10勝[1]
獲得賞金 660,553ポンド(換算)[1]
勝ち鞍
GI サウスアフリカンフィリーズクラシック 2011年
GI ウーラヴィントン2000 2011年
GI ダーバンジュライ 2011年
GI J&Bメトロポリタンステークス 2012年
GII ハウテンフィリーズギニー 2011年
GII サウスアフリカンオークス 2011年
GII イピトンベチャレンジ 2011年
GIII ジョバーグスプリングフィリーアンドメアチャレンジ 2010年
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イググ(Igugu)とはオーストラリア生産、南アフリカ共和国調教の競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍に2011年南アフリカ牝馬三冠(ハウテンフィリーズギニー(G2)、サウスアフリカンフィリーズクラシック(G1)、サウスアフリカンオークス(G2))、ウーラヴィントン2000、ダーバンジュライなど。

日本語での表記にはイグーグーとするメディアもある[2]

概要

  • 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]

2010年8月26日、ヴァール競馬場でのメイドンプレートでデビューし、1着。続くハンデキャップ競走も勝ち、3戦目のG3競走ジョバーグスプリングフィリーアンドメアチャレンジも勝って3連勝で重賞ウイナーとなる。続く2戦は連続で2着に終わったが、2011年初戦のG2競走ハウテンフィリーズギニーを制すると、G1競走サウスアフリカンフィリーズクラシック、G2競走サウスアフリカンオークスと3連勝し、南アフリカ牝馬三冠を達成した[2][3]。その後もウーラヴィントン2000、シーズン締めくくりのダーバンジュライも制して2010/2011年シーズンを終えた[2][3]

翌シーズンも初戦のG2競走イピトンベチャレンジ、2012年に入って2戦目のJ&Bメトロポリタンステークスと連勝も休養に入って戦列を離れる[2][3]。休養中はイギリスモーリシャスで調整が行われていた[3]。約1年後にメイダン競馬場でのバランシーンで戦列に復帰し、直線半ばまで逃げ粘ったものの粘りきれずサッジャーの3着に終わり[2]、「大番狂わせ」とブラッド・ホース誌に報道された[4]。続くジェベルハッタは3番手を進む競馬をするも伸びずサッジャーの6着[2]ドバイデューティフリーも三度サッジャーの前に屈して5着に終わった。その後はサッジャーとともにクイーンエリザベス2世カップに出走もミリタリーアタックの8着。2013年秋にはイギリスを転戦し、イギリス初戦のリステッド競走ローズマリーステークスでは2着に入ったものの、続くブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークスは8頭立ての8着。これが最後の競馬となった。

競走成績

以下の内容は、Racing Post[1]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 頭数 着順 騎手 斤量(st./lb./kg換算) 距離 タイム 着差 1着(2着)馬
2010.08.26 ヴァール メイドンプレート 12 1着 R. シモンズ 8-11(123/55.5) 芝6f 1:11.31
0000.09.16 ヴァール ハンデキャップ競走 14 1着 R. シモンズ 9-1(127/57.5) 芝1m 1:34.68
0000.10.09 ターフフォンテン ジョバーグスプリングF&Mチャレンジ G3 12 1着 R. シモンズ 8-4(116/52.5) 芝7f 1:28.07
0000.11.06 ターフフォンテン オープン競走 15 2着 R. シモンズ 8-10(122/55.5) 芝7f
0000.12.04 ケニルワース ケープフィリーズギニー G1 11 2着 A. デルペッチ 9-2(128/58) 芝1m
2011.02.26 ターフフォンテン ハウテンフィリーズギニー G2 9 1着 A. デルペッチ 9-2(128/58) 芝1m 1:37.98
0000.03.26 ターフフォンテン SAフィリーズクラシック G1 8 1着 A. デルペッチ 9-2(128/58) 芝1m1f 1:53.40
0000.04.30 ターフフォンテン SAオークス G2 9 1着 A. デルペッチ 9-2(128/58) 芝1m4f55y 2:34.18
0000.06.04 グレイヴィル ウーラヴィントン2000 G1 1着 A. デルペッチ 9-2(128/58) 芝1m2f 2:02.62
0000.07.02 グレイヴィル ダーバンジュライ G1 19 1着 A. デルペッチ 8-9(121/55) 芝1m3f 2:12.82 1馬身 (Pierre Jourdan)
0000.12.04 ターフフォンテン イピトンベチャレンジ G2 1着 A. デルペッチ 9-6(132/60) 芝1m 1:36.32 5馬身1/4 (Queen's Bay)
2012.01.28 ケニルワース J&BメトロポリタンS G1 15 1着 A. デルペッチ 9-0(126/57) 芝1m2f 2:03.75 1/2馬身 (Bravura)
2013.02.21 メイダン バランシーン G2 7 3着 C. スミヨン 9-0(126/57) 芝1m1f 4馬身1/4 Sajjhaa
0000.03.09 メイダン ジェベルハッタ G1 10 6着 A. デルペッチ 8-9(121/55) 芝1m1f 3馬身1/2 Sajjhaa
0000.03.30 メイダン ドバイデューティフリー G1 14 5着 A. デルペッチ 8-9(121/55) 芝1m1f 2馬身3/4 Sajjhaa
0000.04.28 沙田 クイーンエリザベス2世カップ G1 14 8着 A. デルペッチ 8-10(122/55.5) 芝1m2f 5馬身 Military Attack
0000.09.27 ニューマーケット ローズマリーS L 11 2着 P. コスグレーヴ 9-0(126/57) 芝1m 3/4馬身 Zurigha
0000.10.13 アスコット 英チャンピオンズ・F&MS G1 8 8着 P. コスグレーヴ 9-0(126/57) 芝1m3f211y 14馬身1/4 Seal of Approval

引退後

引退後は繁殖牝馬となった。

産駒一覧

生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 主な勝利競走 供用 出典
2016年 El Misk 鹿毛 Dansili Sheikh Mohammed Bin Khalifa Al Maktoum John Gosden 8戦3勝 (現役競走馬) [5]
  • 2020年7月2日現在

血統表

イググ(Igugu)血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Galileo
1998 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr.Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Zarinia
2001 鹿毛
Intikhab
1994 鹿毛
Red Ransom Roberto
*アラビアII
Crafty Example Crafty Prospector
Zienelle
母の母
Zariliya
1996 鹿毛
Darshaan Shirley Heights
Delsy
Zariya Blushing Groom
Zahra F-No.9-c
母系(F-No.) (FN:9-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Mr.Prospector 4 × 5 = 9.38%、Hail to Reason 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [6]
  3. ^ [6]
  4. ^ [6]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n Igugu(AUS) form”. Racing Post. 2020年7月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 2013 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート イグーグー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月2日閲覧。
  3. ^ a b c d Igugu on Target for Return in Balanchine”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2013年2月19日). 2020年7月2日閲覧。
  4. ^ Sajjhaa Upsets Igugu in Record Balanchine Win”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2013年2月21日). 2020年7月2日閲覧。
  5. ^ El Misk(GB) form”. Racing Post. 2020年7月2日閲覧。
  6. ^ a b c d イグーグー Iguguの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年7月2日閲覧。

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeibaRacing Post エラー:|racingpostname=が未定義です。(参照1参照2)