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== プレースタイル ==
== プレースタイル ==
得点とリバウンドでチームに貢献する[[ビッグマン]]。恵まれた体格に加えて[[ハンドリング]]やシュート力にも優れており、テクニックとパワーを併せ持つ次世代のハイブリッドセンターとして期待されている。また、外角シュートの精度も年々向上しており、非常にのびしろのある手である。
得点とリバウンドでチームに貢献する[[ビッグマン]]。恵まれた体格に加えて[[ハンドリング]]やシュート力にも優れており、テクニックとパワーを併せ持つ次世代のハイブリッドセンターとして期待されている。また、センターとしては破格のスリーポイントシュートの精度を誇り、アテンプト数も多いためオフェンス面では非常に強力な選手である一方で、リバウンドに対するハッスルや、気合い入ったディフェンスを見せることはあまりなく、これらことからディフェンスに対する姿勢やリーダーシップを疑問視する声もり、リーグトップクラスの能力を持ちながら「チームを勝たせられ」とは言い難いのが現状である。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==

2020年2月14日 (金) 15:23時点における版

カール=アンソニー・タウンズ
Karl-Anthony Towns
ミネソタ・ティンバーウルブズでのタウンズ(2019年)
ミネソタ・ティンバーウルブズ  No.32
ポジション C
基本情報
愛称 KAT
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
生年月日 (1995-11-15) 1995年11月15日(28歳)
出身地 ニュージャージー州の旗 ニュージャージー州ピスカタウェイ英語版
身長 213cm (7 ft 0 in)
体重 112kg (247 lb)
ウィングスパン 221cm  (7 ft 3 in)
キャリア情報
出身 ケンタッキー大学
ドラフト 2015年 1位
選手経歴
2015- ミネソタ・ティンバーウルブズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 2015-

カール=アンソニー・タウンズ・ジュニアKarl-Anthony Towns Jr. 1995年11月15日- )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ピスカタウェイ英語版出身のバスケットボール選手。NBAミネソタ・ティンバーウルブズに所属している。ポジションはセンター

経歴

高校時代

ニュージャージー州のセントジョセフ高校に入学し、1年時に2012年の州のチャンピオンをとなり、自身もESPN25高校生ランキングのトップを獲得した[1]。2013年、2014年もタイトルを得て[2]、16歳以下のドミニカ共和国ナショナルチームに選ばれた[1][3]

2013年1月6日、クアドラプル・ダブルの記録を残し(16 得点、17 リバウンド、11 ブロック、11 アシスト)、 2014年1月5日に再び、20 得点、14 リバウンド、12 ブロック、10 アシストのクアドラプル・ダブルを記録した[4]。タウンズはシニア年時には平均20.9 得点、13.4 リバウンド、6.2 ブロックの成績を残した。 2014年、タウンズはケンタッキー大学 に進学を決め、[5]。高校を 3.96 GPAの成績で卒業し.[2]、2014年の ゲータレード・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた[6]

高校生アスリートのリクルート情報(アメリカのカレッジスポーツ)
氏名 出身 高校 / 大学 身長 体重 コミット日
カール・アンソニー=タウンズ
C
ニュージャージー州ミュッチェン セント・ジョセフ・ハイスクール 6 ft 11 in (2.11 m) 235 lb (107 kg) 2012年12月4日 
リクルート スターレーティング英語版: Scout:5/5 stars   Rivals:5/5 stars   247Sports:5/5 stars    ESPN:5/5 stars
全リクルート順位: Scout: 4, 2 (C)   Rivals: 5  ESPN: 9, 1 (NJ), 3 (C)
  • 注意: 多くの場合、Scout、Rivals、247Sports、ESPNの間で身長、体重が一致しない可能性がある。
  • これらの場合、平均をとっている。ESPNグレードは100ポイントスケールに基づいている。

出典:

2014年 マクダナルズ・オール・アメリカンゲーム

大学時代

ケンタッキー大学では、各プレーヤーの出場時間に制限を設ける独自のシステム「プラトーン・システム」を採用しており、その制限された出場時間の1試合平均21.1分の中で、10.3 得点、6.7 リバウンドの成績を残した[7]2015年のNBAドラフトでは、上位指名されることが予測され[8]アーリーエントリーした。

大学個人成績

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 ケンタッキー大学 39 39 21.1 .566 .250 .813 6.7 1.1 0.5 2.3 10.3

ティンバーウルブズ時代

2015年のNBAドラフトミネソタ・ティンバーウルブズから全体1位指名された[9][10]。 2015年7月7日、ルーキー・スケールで契約し、[11] サマーリーグではラスベガスで5試合に出場し、平均12.8 得点、7.2 リバウンドの成績を残した[12]

2015-16シーズン開幕戦ロサンゼルス・レイカーズ戦に先発して32分出場し、14得点、12リバウンドと、デビュー戦で、いきなりダブルダブルを達成[13]するなど、新人ながら主力に定着し、10-11月度のウェスタンカンファレンスの最優秀新人選手に選出され、以降も2016年4月までの6ヶ月間連続で最優秀新人選手に選出。更にNBAオールスターゲーム前夜祭のNBAスキルチャレンジでは、センター登録の選手としては異例の優勝を為し遂げた。最終的に2015-2016シーズンは平均18,3得点10,4リバウンドと、全ルーキーでトップの成績を記録し、満票で新人王を受賞した(2位以下にはクリスタプス・ポルジンギスニコラ・ヨキッチデビン・ブッカージャーリール・オカフォーなどがいた)。

2016-17シーズン、2016年12月28日のデンバー・ナゲッツ戦では、15得点11リバウンド10アシストを記録し、自身初のトリプル・ダブルを達成した[14]。最終的に2016-17シーズンは平均25.1得点 12.3リバウンドを記録し、リーグ史上最も若い "25-10プレーヤー" となり[15]ティム・ダンカン以来15年ぶり史上15人目となるシーズン2000得点・1000リバウンドを達成した[16]

2017-18シーズン、2018年2月18日に行われるNBAオールスターゲームに出場することが発表された[17]。3月28日に行われたアトランタ・ホークス戦で自己最高かつフランチャイズ記録の56得点、15リバウンドを記録した(従来の記録はモーリス・ウィリアムズの52得点[18][19]。また、1994年4月20日のウルブズ戦でシャキール・オニールが22歳45日で50得点、15リバウンドを記録して以来の若さ、22歳133日で50得点、15リバウンドを記録した選手となった[20]。4月11日、プレーオフの最後の座を懸けたデンバー・ナゲッツとの直接対決で26得点、14リバウンドを記録、試合は112-106で勝利し、ウルブズは2004年以来となるプレーオフ進出を決めた[21]プレーオフ1回戦、対ヒューストン・ロケッツの第3戦で18得点、16リバウンドを記録、試合は121-105で勝利した[22]。第5戦で23得点、14リバウンドを記録、試合は122-104で敗れチームは1勝4敗で1回戦を敗退した[23]

2018-19シーズン開幕前の2018年9月にティンバーウルブズと2024年までの5年総額1億9000万ドルで契約延長した[24]。2019年1月12日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で自己最多の27リバウンドを記録した。このシーズンは77試合で平均33.1分に出場し、24.4得点・12.4リバウンド・3.4アシスト・0.9スティール・1.6ブロックなどを記録した。

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015–16 MIN 82 82 32.0 .542 .341 .811 10.5 2.0 .7 1.7 18.3
2016–17 82 82 37.0 .542 .367 .832 12.3 2.7 .7 1.3 25.1
2017–18 82 82 35.6 .545 .421 .858 12.3 2.4 .8 1.4 21.3
2018–19 77 77 33.1 .518 .400 .836 12.4 3.4 .9 1.6 24.4
通算:4年 323 323 34.4 .537 .392 .836 11.9 2.6 .8 1.5 22.3
オールスター 2 0 14.4 .667 .286 1.000 6.5 1.0 1.0 .0 14.0

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2018 MIN 5 5 34.0 .467 .273 .739 13.4 2.2 .4 1.0 15.2
出場:1回 5 5 34.0 .467 .273 .739 13.4 2.2 .4 1.0 15.2

プレースタイル

得点とリバウンドでチームに貢献するビッグマン。恵まれた体格に加えてハンドリングやシュート力にも優れており、テクニックとパワーを併せ持つ次世代のハイブリッドセンターとして期待されている。また、センターとしては破格のスリーポイントシュートの精度を誇り、アテンプト数も多いためオフェンス面では非常に強力な選手である一方で、リバウンドに対するハッスルや、気合いの入ったディフェンスを見せることはあまりなく、これらのことからディフェンスに対する姿勢やリーダーシップを疑問視する声もあり、リーグトップクラスの能力を持ちながら「チームを勝たせられる選手」とは言い難いのが現状である。

関連項目

脚注

  1. ^ a b Parker, Brandon. "Towns Jr. going global; N.J. native, 16, will play for the Dominican Republic during Olympic qualifying", ESPN, June 18, 2012. Accessed December 20, 2012. "But Towns is much more than a charismatic guy with a pair of size 20 shoes. For one, the rising sophomore helped his St. Joseph (Metuchen, N.J.) team to a state title this winter before taking the No. 1 spot in the recently released ESPN 25. Even more impressively, Towns' clout reached international status in May when he was named to the Dominican Republic National Team that will attempt to qualify for the London Olympics in July."
  2. ^ a b Schonbrun, Zach (2015年4月3日). “Two Parts to His Name, but Karl-Anthony Towns Is One Complete Player”. New York Times. http://www.nytimes.com/2015/04/04/sports/ncaabasketball/two-parts-to-his-name-but-karl-anthony-towns-is-one-complete-player.html 2015年4月4日閲覧。 
  3. ^ Braziller, Zach. "Towns looms as New Jersey’s new hoops stud", New York Post, October 27, 2012. Accessed December 21, 2012. "He has taken visits to Duke, North Carolina and Kentucky and played on the Dominican Republic National Team, coached by Kentucky’s John Calipari, in the London Olympics."
  4. ^ KARL TOWNS: THE ANTENNA Q+A”. antennamag.com. 2015年4月3日閲覧。
  5. ^ Telep, Dave. "Karl Towns Jr. commits to Kentucky", ESPN, December 4, 2012. Accessed December 20, 2012. "Previously the nation's No. 1 sophomore in the 2015 ESPN 25, the 6-foot-11 Towns also announced he intends to reclassify to the んpjunior class and graduate a year earlier than expected. He slides into the No. 3 ranking in the 2014 ESPN 60."
  6. ^ Braziller, Zach (2015年4月1日). “Karl-Anthony Towns: ‘Renaissance man’ to Calipari’s unassuming assassin”. New York Post. http://nypost.com/2015/04/01/road-to-stardom-began-in-nj-for-renaissance-man-towns/ 2015年4月4日閲覧。 
  7. ^ Karl-Anthony Towns Sports-Reference, Sports-Reference, June 26, 2015
  8. ^ Kilgore, Adam (2014年12月16日). “Drowning in stars, Kentucky Wildcats thriving with platoon system”. Washington Post. http://www.washingtonpost.com/news/sports/wp/2014/12/16/drowning-in-stars-kentucky-wildcats-thriving-with-platoon-system/ 2015年1月7日閲覧。 
  9. ^ Kentucky's Karl-Anthony Towns goes No. 1 in NBA draft”. CBS.com (2015年6月25日). 2015年6月26日閲覧。
  10. ^ “Timberwolves Select Kentucky's Karl-Anthony Towns with the First Overall Pick in the 2015 NBA Draft”. NBA.com. (2015年6月25日). http://www.nba.com/timberwolves/news/timberwolves-select-kentuckys-karl-anthony-towns-first-overall-pick-2015-nba-draft 2015年6月26日閲覧。 
  11. ^ “Timberwolves Sign 2015 NBA Draft Picks Karl-Anthony Towns and Tyus Jones”. NBA.com. (2015年7月7日). http://www.nba.com/timberwolves/timberwolves-sign-2015-nba-draft-picks-karl-anthony-towns-and-tyus-jones 2015年7月7日閲覧。 
  12. ^ 2015 Summer League Player Profile – Karl-Anthony Towns”. NBA.com. 2015年7月21日閲覧。
  13. ^ トップ指名の新人タウンズ、いきなりダブルダブル ライバル圧倒”. Yahoo.sports (2015年10月28日). 2015年10月29日閲覧。
  14. ^ Karl-Anthony Towns Records 1st Triple Double in the NBA: 15 points, 10 assists, and 11 rebounds
  15. ^ Karl-Anthony Towns becomes youngest player to average 25/10
  16. ^ Minnesota Timberwolves' Karl-Anthony Towns joins exclusive 2,000-point, 1,000-rebound club”. NBA.com (2017年4月12日). 2019年8月4日閲覧。
  17. ^ ブラッドリー・ビール、ビクター・オラディポ、クリスタプス・ポルジンギス、カール・アンソニー・タウンズが初選出”. NBA.com (2018年1月24日). 2018年1月25日閲覧。
  18. ^ TOWNS SETS FRANCHISE-RECORD WITH 56 POINTS AGAINST HAWKS” (英語). NBA.com (2018年3月28日). 2018年3月30日閲覧。
  19. ^ Towns' franchise-record 56 lead Wolves over Hawks 126-114” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月28日). 2018年3月30日閲覧。
  20. ^ Kyle Ratke (2018年3月28日). “TOWNS' HISTORICAL NIGHT LEADS WOLVES OVER HAWKS” (英語). NBA.com. 2018年3月30日閲覧。
  21. ^ Butler, Towns lead T-wolves past Nuggets in OT, to playoffs” (英語). ESPN.com (2018年4月11日). 2018年4月19日閲覧。
  22. ^ Butler, Towns lead T-wolves past Rockets 121-105 in Game 3” (英語). ESPN.com (2018年4月21日). 2018年4月23日閲覧。
  23. ^ Capela scores 26; Rockets eliminate Wolves with 122-104 win” (英語). ESPN.com (2018年4月25日). 2018年4月26日閲覧。
  24. ^ ウルブズのカール・アンソニー・タウンズが5年1億9,000万ドルで延長契約に合意”. バスケットボールキング (2018年9月23日). 2019年8月4日閲覧。

外部リンク