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2020年2月3日 (月) 01:36時点における版

タワヤモリ
タワヤモリ Gekko tawaensis
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : ヤモリ亜科 Gekkoninae
: ヤモリ属 Gekko
: タワヤモリ G. tawaensis
学名
Gekko tawaensis
Okada, 1956
和名
タワヤモリ
英名
Tawa gecko

タワヤモリ(学名:Gekko tawaensis)は、爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類されるヤモリの一種。

分布

日本愛媛県大分県大阪府岡山県香川県高知県徳島県兵庫県広島県和歌山県[1][2][3]固有種

模式標本の産地(模式産地)は多和村(香川県)[2]。種小名tawaensisは「多和産の」の意。

形態

全長9-12センチメートル[2]。背面は細かい鱗に覆われ、大型鱗が混じらない[1][2]。下唇を覆う鱗(下唇板)は11枚[2]。体色は灰色や褐色で、不定形な暗色斑が入る。

指趾の間には水かき状の皮膜がやや発達する[1][2]

生態

山地や海岸にあるやや乾燥した岩場に生息するが[1]、人家、社寺などに生息することもある[2][3]夜行性で、昼間は岩や樹皮の隙間などで休むが集団で日光浴することもある[2][3]。冬季になると岩の隙間などで冬眠する[3]

繁殖形態は卵生。7月に1回に2個の卵を産む[2]

保全状況評価

準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト

人間との関係

方言名トビハミ(ハミはニホンマムシの意)としておそれられているが、無毒種[1]

参考文献

  1. ^ a b c d e 今泉吉典、松井孝爾監修 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社1984年、140、211-212頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、315頁。
  3. ^ a b c d 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社、1986年、159頁。

関連項目