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'''若木'''(じゃくぼく)は[[中国]]の伝説にある西のはてにあるとされる巨木である。
'''若木'''(じゃくぼく)は[[中国]]の伝説にある西のはてにあるとされる巨木である。


『[[山海経]]』(大荒北経)には赤い木で、青い葉・赤い華であると記されており、[[郭璞]]による注には[[崑崙]]の西にあたる西極(西の果て)に立っているとも書かれている。
『[[山海経]]』(大荒北経)には赤い木で、青い葉・赤い華であると記されており、[[郭璞]]による注には[[崑崙]]の西にあたる西極(西の果て)に立っているとも書かれている。

2020年1月15日 (水) 05:57時点における版

若木(じゃくぼく)は中国の伝説にある西のはてにあるとされる巨木である。

山海経』(大荒北経)には赤い木で、青い葉・赤い華であると記されており、郭璞による注には崑崙の西にあたる西極(西の果て)に立っているとも書かれている。

建木や、東のはてに立っている扶桑と共に、世界を構成する重要な役割をもつ巨樹・神樹と見られていたと現代では考えられている。中国の三星堆遺跡から出土した青銅器(青銅神樹)は、この若木をかたどっているのだろうと考察されている[1]

脚注

  1. ^ 萩原秀三郎 『稲と鳥と太陽の道』 大修館書店 1996年 63-65頁 ISBN 4-469-23127-4

関連項目