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平日朝時間帯に関しては1時間に4本運行され、上り(海老名駅発)はすべて特急となり、直通による速達性を確保している{{Sfn|鶴通孝|2019|p=20}}。日中は1時間に2本の運行となり、概ね相鉄線内特急と各駅停車が交互に運行される{{Sfn|鶴通孝|2019|p=13}}。夜間は終電を除き、相鉄線内は特急として運行する。平日の日中ならびに土休日は利用客の取り込みのために各駅停車を多く運行する{{Sfn|鶴通孝|2019|p=20}}。 |
平日朝時間帯に関しては1時間に4本運行され、上り(海老名駅発)はすべて特急となり、直通による速達性を確保している{{Sfn|鶴通孝|2019|p=20}}。日中は1時間に2本の運行となり、概ね相鉄線内特急と各駅停車が交互に運行される{{Sfn|鶴通孝|2019|p=13}}。夜間は終電を除き、相鉄線内は特急として運行する。平日の日中ならびに土休日は利用客の取り込みのために各駅停車を多く運行する{{Sfn|鶴通孝|2019|p=20}}。 |
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運行ルートとして山手貨物線・品鶴線・東海道貨物線を通る関係上、貨物列車を運行する[[日本貨物鉄道|JR貨物]]との調整が必要となり、朝時間帯は[[パターンダイヤ]]となっていない{{Sfn|鶴通孝|2019|p=20}}。日中については貨物列車が運行する点以外にも、武蔵小杉駅から新宿・東京方面の本数が過剰となることを考慮して{{Efn|武蔵小杉駅から新宿・東京方面へは横須賀線・湘南新宿ラインの列車が毎時各4本運行されている。}}、1時間に2本となった{{Sfn|鶴通孝|2019|p=21}}。また、前述の通り、当面の間品川・東京方面に直通しないことから、武蔵小杉駅で横須賀線・[[成田エクスプレス]]に乗り換える客が想定されるため、同駅のホームの滞留防止策としてラッシュ時は新宿方面の列車を連続させないようにダイヤを設定し、また武蔵小杉駅の混雑防止の観点から、乗り換えは西大井駅でも可能なことを案内するとされている{{Sfn|鶴通孝|2019|p=22}}。 |
運行ルートとして山手貨物線・品鶴線・東海道貨物線を通る関係上、貨物列車を運行する[[日本貨物鉄道|JR貨物]]との調整が必要となり、朝時間帯は[[パターンダイヤ]]となっていない{{Sfn|鶴通孝|2019|p=20}}。日中については貨物列車が運行する点以外にも、武蔵小杉駅から新宿・東京方面の本数が過剰となることを考慮して{{Efn|武蔵小杉駅から新宿・東京方面へは横須賀線・湘南新宿ラインの列車が毎時各4本運行されている。}}、1時間に2本となった{{Sfn|鶴通孝|2019|p=21}}。また、前述の通り、当面の間品川・東京方面および上野東京ラインに直通しないことから、武蔵小杉駅で横須賀線・[[成田エクスプレス]]に乗り換える客が想定されるため、同駅のホームの滞留防止策としてラッシュ時は新宿方面の列車を連続させないようにダイヤを設定し、また武蔵小杉駅の混雑防止の観点から、乗り換えは西大井駅でも可能なことを案内するとされている{{Sfn|鶴通孝|2019|p=22}}。 |
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== 車両 == |
== 車両 == |
2019年11月10日 (日) 11:51時点における版
相鉄・JR直通線 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都、神奈川県 |
起点 | 新宿駅 |
終点 | 海老名駅 |
駅数 | 18駅 |
経由路線 |
相模鉄道区間:相鉄新横浜線、本線 JR東日本区間:山手貨物線、品鶴線、東海道貨物線(湘南新宿ライン) |
路線記号 |
SO(羽沢横浜国大駅 - 海老名駅間) JS(新宿駅 - 武蔵小杉駅間) |
開業 | 2019年11月30日 |
運営者 |
相模鉄道(相鉄) 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
車両基地 | 川越車両センター、かしわ台車両センター |
路線諸元 | |
路線距離 | 57.0 km |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-P |
最高速度 | 120 km/h |
相鉄・JR直通線の構成区間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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相鉄・JR直通線(そうてつ・JRちょくつうせん)は、相模鉄道(相鉄)および東日本旅客鉄道(JR東日本)との相互直通運転を示す意味での運転系統の愛称である。
以下の2つの定義があり、どちらも2019年(令和元年)11月30日開業予定となっている。
- 整備主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が付けている路線名「相鉄・JR直通線」
- 相模鉄道と東日本旅客鉄道(JR東日本)による運転系統の通称「相鉄・JR直通線」[1][2]
概要
相模鉄道の「都心直通プロジェクト」[3]として、相鉄線と東京都心を直通する運転系統である。
鉄道・運輸機構を整備主体として西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間に連絡線を整備し、相鉄とJR東日本が相互直通運転を実施する。相鉄とJR東日本の境界駅は羽沢横浜国大駅となる予定で、同駅は2社による共同使用駅となり、駅施設は相鉄が管理する。
運行区間は基本的に新宿駅 - 海老名駅間であるが、朝の一部時間帯は埼京線・川越線と直通し、最長で川越駅まで乗り入れる。
武蔵小杉駅 - 羽沢横浜国大駅間はJR東日本の通勤列車が定期列車として運行するのは初の区間となるが[注釈 1]、新たに旅客案内上に路線名は付けられず[注釈 2]、「相鉄・JR直通線」の運転系統を用いる予定である[4]。
JR東日本[注釈 3]と東京メトロ以外の首都圏大手私鉄の通勤列車[注釈 4]が東京メトロを介さず直接直通運転する事例は史上初めてとなる[注釈 5]。
列車の予定ルート
埼京線の新宿駅から、渋谷駅・大崎駅を経由し、湘南新宿ラインと同じルートで横須賀線に合流する。その後、武蔵小杉駅の先にある新鶴見信号場の手前で品鶴線複々線の貨物線(線路戸籍上は武蔵野線貨物線・南武線尻手短絡線との重複区間でもある。新川崎駅は貨物線にはホームがないため通過)へ分岐した後、鶴見駅(貨物線にはホームがないため通過)から東海道貨物線に入り、横浜羽沢駅の東京側で相鉄新横浜線に合流して羽沢横浜国大駅を経ると、西谷駅から(相鉄)本線に合流して海老名駅へ至る。
正式名称としては新宿駅から品川駅[注釈 6]までが山手線(山手貨物線)、品川駅[注釈 6]から羽沢横浜国大駅までが東海道本線(品川駅 - 鶴見駅[注釈 7]間は品鶴線〈横須賀線〉、鶴見駅[注釈 7] - 羽沢横浜国大駅間は東海道貨物線)、羽沢横浜国大駅から西谷駅までが相鉄新横浜線[注釈 8]、西谷駅から海老名駅までが本線となる。
品川・東京方面・上野東京ラインへの乗り入れ
相鉄では2013年(平成25年)12月より、今回の新宿方面への乗り入れとは別に東海道線品川駅以北・上野東京ラインを介した宇都宮線・高崎線・常磐線方面への乗り入れも検討していたが[6][7]、多方面へ向かう運行本数の確保が困難であるのを理由に見送られている[8]。
歴史
- 2000年(平成12年)1月27日 - 運輸政策審議会答申第18号において、神奈川東部方面線として二俣川 - 新横浜 - 大倉山間が位置づけられる。
- 2004年(平成16年)9月 - 相鉄が西谷 - 羽沢間の新線建設と羽沢でのJR相互直通(相鉄・JR直通線)構想を公表[9]。
- 2006年(平成18年)
- 2009年(平成21年)10月20日 - 相鉄・JR直通線の工事施工認可を国土交通省から受ける。
- 2010年(平成22年)
- 2013年(平成25年)4月23日 - 鉄道建設・運輸施設整備支援機構が相鉄・JR直通線の開業時期の延期(2018年度内開業)を発表した[11]。
- 2016年(平成28年)8月26日 - 相鉄・JR直通線を2019年度下期へ開業時期の再延期を発表[12]。
- 2018年(平成30年) - JR直通計画の路線に埼京線・川越線が新たに追加されていることが明らかとなった。
- 2019年(平成31年 / 令和元年)
運行形態
2019年11月30日開業時点での相鉄・JR直通線の運行形態[1][2]を以下に示す。
列車種別
相鉄・JR直通線の列車種別で停車駅の区別があるのは相鉄側のみである。JR東日本側は埼京線ならびに川越線に直通する列車の一部で、埼京線内を快速および通勤快速として運行するものがあるが、相鉄・JR直通線内(新宿駅 - 羽沢横浜国大駅間)では各駅に停車する。
運行ダイヤ
新宿駅 - 羽沢横浜国大駅 - 海老名駅間の往復運行が基本となり、直通する列車に関しては途中駅止まりは存在しない。46往復が運行され、このうち朝時間帯の6往復が新宿駅から先、埼京線に直通する列車となっており、川越線の川越駅まで直通するものもある[注釈 9]。本来は新宿駅の2番線で折り返すことになっているが、朝時間帯は折り返し時間の確保が困難なため、埼京線・川越線に直通させることになった[15]。
平日朝時間帯に関しては1時間に4本運行され、上り(海老名駅発)はすべて特急となり、直通による速達性を確保している[16]。日中は1時間に2本の運行となり、概ね相鉄線内特急と各駅停車が交互に運行される[17]。夜間は終電を除き、相鉄線内は特急として運行する。平日の日中ならびに土休日は利用客の取り込みのために各駅停車を多く運行する[16]。
運行ルートとして山手貨物線・品鶴線・東海道貨物線を通る関係上、貨物列車を運行するJR貨物との調整が必要となり、朝時間帯はパターンダイヤとなっていない[16]。日中については貨物列車が運行する点以外にも、武蔵小杉駅から新宿・東京方面の本数が過剰となることを考慮して[注釈 10]、1時間に2本となった[18]。また、前述の通り、当面の間品川・東京方面および上野東京ラインに直通しないことから、武蔵小杉駅で横須賀線・成田エクスプレスに乗り換える客が想定されるため、同駅のホームの滞留防止策としてラッシュ時は新宿方面の列車を連続させないようにダイヤを設定し、また武蔵小杉駅の混雑防止の観点から、乗り換えは西大井駅でも可能なことを案内するとされている[15]。
車両
直通列車には、相鉄線および埼京線で運用される車両のうち以下の2形式のみが充当される。
- 相鉄12000系[19][20]
- 2019年度に全6編成が製造される予定で、2019年4月20日より相鉄線内で既に営業運転を開始している。
- 相鉄12000系は、乗り入れ開始時点では、通常時には新宿駅 - 海老名駅間のみを運行し、埼京線・川越線内には乗り入れない(よって埼玉県内には基本的には入らない)[1]。
- 当初は11000系にATACSの取り付けなどの直通対応改造を行う計画[21][22]であったが、保安装置の改造コスト等の理由から、11000系の対応工事計画を中止し、JR東日本への直通は12000系のみで行うこととなった[23]。
- JR東日本E233系7000番台
- 相鉄線への直通に向けて増備を実施したほか、既存編成には直通対応工事を行った。
-
相鉄12000系
JR直通対応車両 -
JR東日本E233系7000番台
相鉄直通対応車両
駅一覧
- 特定都区市内制度適用範囲の駅 : 山=東京山手線内、区=東京都区内、浜=横浜市内
- 営業キロ : ( ) 内は品川駅・大井町駅経由の営業キロ。運賃計算に用いる営業キロについては#運賃計算を参照
- 停車駅
- ●=停車、|=通過
- 各駅停車及び埼京線内の快速・通勤快速は以下の全ての駅に停車するため省略。
- 東日本旅客鉄道・京王電鉄および東急電鉄の路線名は運転系統上の名称(正式路線名とは異なる)。駅名が異なる場合は⇒印で駅名を記す。
- 貨物関連については「品鶴線」および「東海道貨物線」を参照。
事業者 | 正式路線名 | 走行線路 | 駅番号 | 駅名 | 駅間 営業 キロ |
累計 営業 キロ |
特急(相鉄線内) | 接続路線 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東日本旅客鉄道 | 直通先 | 一部の列車は 埼京線 大宮駅経由■川越線 川越駅まで直通運転 | ||||||||||
山手線 | 山手貨物線 | JS20 | 山区 新宿駅 | - | 0.0 | ● | 東日本旅客鉄道: 中央線(快速)(JC 05)・ 中央・総武線(各駅停車)(JB 10)・ 山手線 (JY 17)・ 埼京線〈赤羽・武蔵浦和・大宮・川越方面〉 (JA 11)[* 1]・ 湘南新宿ライン〈赤羽・大宮・宇都宮・高崎方面〉 (JS 20)[* 2] 京王電鉄: 京王線・京王新線 (KO01) 小田急電鉄: 小田原線 (OH01) 東京地下鉄: 丸ノ内線 (M-08) 都営地下鉄: 新宿線 (S-01) 都営地下鉄: 大江戸線 ⇒新宿駅 (E-27)・新宿西口駅 (E-01) 西武鉄道: 新宿線 ⇒西武新宿駅 (SS01) |
東京都 | 新宿区 | |||
渋谷区 | ||||||||||||
JS19 | 山区 渋谷駅 | 3.4 | 3.4 | ● | 東日本旅客鉄道: 山手線 (JY 20)・ 埼京線 (JA 10)[* 1]・ 湘南新宿ライン (JS 19)[* 2] 東急電鉄: 東横線 (TY01)・ 田園都市線 (DT01) 京王電鉄: 井の頭線 (IN01) 東京地下鉄: 銀座線 (G-01)・ 半蔵門線 (Z-01)・ 副都心線 (F-16) | |||||||
JS18 | 山区 恵比寿駅 | 1.6 | 5.0 | ● | 東日本旅客鉄道: 山手線 (JY 21)・ 埼京線 (JA 09)[* 1]・ 湘南新宿ライン (JS 18)[* 2] 東京地下鉄: 日比谷線 (H-02) | |||||||
JS17 | 山区 大崎駅 | 3.6 | 8.6 | ● | 東日本旅客鉄道: 山手線 (JY 24)・ 埼京線 (JA 08)[* 1]・ 湘南新宿ライン (JS 17)[* 2] 東京臨海高速鉄道: りんかい線 (R 08) |
品川区 | ||||||
東海道本線 | 品鶴線 | JS16 | 区 西大井駅 | 5.6 [* 3] |
14.2 [* 3] |
● | 東日本旅客鉄道: 横須賀線・総武線(快速)〈品川・東京・千葉方面〉(JO 16)[* 4]・ 湘南新宿ライン (JS 16)[* 2] | |||||
JS15 | 武蔵小杉駅 | 6.4 | 20.6 | ● | 東日本旅客鉄道: 横須賀線・総武線(快速)〈横浜・大船・久里浜方面〉(JO 15)[* 4]・ 湘南新宿ライン〈横浜・大船・小田原・逗子方面〉(JS 15)[* 2]・ 南武線 (JN 07) 東急電鉄: 東横線 (TY11)・ 目黒線 (MG11) |
神奈川県 | 川崎市 中原区 | |||||
東海道貨物線 | SO51 | 浜 羽沢横浜国大駅 | 16.6 [* 5] |
37.2 (34.3) [* 5] |
● | 横浜市 | 神奈川区 | |||||
相模鉄道 | 相鉄新横浜線 | 羽沢横浜国大 から 0.0 | ||||||||||
SO08 | 西谷駅 | 2.1 | 2.1 | ● | 相模鉄道: 本線〈星川・横浜方面〉 | 保土ケ谷区 | ||||||
本線 | ||||||||||||
SO09 | 鶴ケ峰駅 | 1.6 | 3.7 | | | 旭区 | |||||||
SO10 | 二俣川駅 | 2.0 | 5.7 | ● | 相模鉄道: いずみ野線 | |||||||
SO11 | 希望ヶ丘駅 | 1.7 | 7.4 | | | ||||||||
SO12 | 三ツ境駅 | 1.4 | 8.8 | | | 瀬谷区 | |||||||
SO13 | 瀬谷駅 | 1.9 | 10.7 | | | ||||||||
SO14 | 大和駅 | 1.9 | 12.6 | ● | 小田急電鉄: 江ノ島線 (OE05) | 大和市 | ||||||
SO15 | 相模大塚駅 | 1.9 | 14.5 | | | ||||||||
SO16 | さがみ野駅 | 1.2 | 15.7 | | | 海老名市 | |||||||
SO17 | かしわ台駅 | 1.3 | 17.0 | | | ||||||||
SO18 | 海老名駅 | 2.8 | 19.8 | ● | 東日本旅客鉄道:相模線 小田急電鉄: 小田原線 (OH32) |
運賃計算
大崎駅 - 西大井駅間は大崎支線を経由するが、大崎支線は営業路線ではないため、運賃計算上は品川駅を経由したものとして取り扱う。また、品川駅 - 鶴見駅間は経路特定区間に指定されていることから、運賃計算上では距離が短い大井町駅・川崎駅経由で計算する(旅客営業規則第69条)。これらの扱いにより、大崎駅 - 鶴見駅 - 羽沢横浜国大駅間の運賃計算は品川駅・大井町駅を経由した距離で計算することになる。
連絡定期券利用時の取り扱い
相鉄とJR東日本の横浜駅乗り換えの連絡定期券を所持している旅客が直通線を利用した場合は、西谷駅 - 羽沢横浜国大駅 - 鶴見駅間の運賃が必要となる。2020年春までは自動精算機または係員窓口での取り扱いとなるが、それ以降はIC定期券に限り自動改札機で自動精算される。逆に直通線経由の連絡定期券を所持している旅客が横浜駅を利用した場合は、西谷駅 - 横浜駅間もしくは横浜駅 - 鶴見駅間の運賃が必要となる。
脚注
注釈
- ^ ただし、この区間はホームライナーとして湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原が通過しており、定期的な旅客列車の運行自体は以前から行われている。
- ^ 旅客案内に用いない名称として東海道貨物線があり、JR東日本のプレスリリースではこの名称が用いられている[1]。
- ^ JR東日本が日本国有鉄道(国鉄)であった時代には、総武本線と東武亀戸線が直通運転していたが、民営化前に廃止されている。
- ^ 有料特急列車を含めると、JR湘南新宿ライン・宇都宮線と東武日光線・鬼怒川線を直通運転する特急日光・きぬがわ号の事例、観光列車では会津鉄道会津線・野岩鉄道会津鬼怒川線を介してJR只見線と東武鬼怒川線を直通運転する快速AIZUマウントエクスプレスの事例がある。
- ^ 東京メトロを介した事例としては東京メトロ千代田線を介したJR常磐線各駅停車と小田急小田原線・多摩線の直通運転がある。
- ^ a b 大崎駅の構内扱いである短絡線(大崎支線)を経由するため、実際には品川駅を経由しない
- ^ a b 鶴見駅は運賃計算上の分岐駅となっているが、ホームは設置されない。
- ^ なお、相鉄・JR直通線開業時は相鉄新横浜線が新横浜駅まで開業していないことから、新横浜線の路線名称の使用は極力避けられることになっている[4]。相鉄が2019年11月2日より配布する「相鉄沿線災害時帰宅支援マップ」では、新横浜線の路線名称は用いず、「相鉄・JR直通線」と記載される[5]。
- ^ なお、川越駅まで直通する列車は、平日は上り2本、土休日は1往復のみである。
- ^ 武蔵小杉駅から新宿・東京方面へは横須賀線・湘南新宿ラインの列車が毎時各4本運行されている。
出典
- ^ a b c d e “2019年11月 ダイヤ改正について” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2019年9月6日). 2019年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月7日閲覧。
- ^ a b c “相鉄・JR直通線開業 11月30日(日)ダイヤ改正について” (PDF). 相模鉄道 (2019年9月6日). 2019年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月7日閲覧。
- ^ “都心とつながる(都心直通プロジェクト)”. 相模鉄道. 2019年9月7日閲覧。
- ^ a b 鶴通孝 2019, p. 14.
- ^ “「相鉄沿線災害時帰宅支援マップ」を発行”. 相模鉄道 (2019年10月31日). 2019年10月31日閲覧。
- ^ 相鉄とJR東の直通運転、品川・東京方面も検討 (日本経済新聞 2013年12月27日)
- ^ 品川・東京方面への乗り入れ検討申し入れへ 神奈川東部方面線で横浜市長(神奈川新聞 2016年9月10日)
- ^ <相鉄・JR直通>品川・東京駅へ乗り入れ「困難」、2020年春までの開業は「確実」 - 新横浜新聞。2018年12月12日発信、2018年12月28日閲覧。
- ^ 相鉄とJR相互直通へ 乗り換えなしで新宿に 西谷〜羽沢間の接続案浮上 - 神奈川新聞社、2004年9月8日
- ^ 横浜市議会議事録、平成18年 まちづくり調整都市整備委員会 [ 02月03日-01号 ]
- ^ 神奈川県で建設中の相鉄・JR直通線、工事の遅れで開業を2018年度内に延期 - マイナビニュース、2013年4月24日
- ^ 上新大介 (2016年8月26日). “相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線ともに開業延期 - 建設費4,000億円以上に”. マイナビニュース 2016年8月26日閲覧。
- ^ 相鉄・JR直通線、11月30日開業 相鉄の新型車両が東京都心へ!
- ^ “相鉄・JR直通線の開業日決定”. 東日本旅客鉄道株式会社. (2019年3月28日) 2019年3月29日閲覧。
- ^ a b 鶴通孝 2019, p. 22.
- ^ a b c 鶴通孝 2019, p. 20.
- ^ 鶴通孝 2019, p. 13.
- ^ 鶴通孝 2019, p. 21.
- ^ 相鉄・JR直通線用新型車両 「12000系」を来年春に導入 前方監視カメラと車内防犯カメラを初めて採用 - 相模鉄道公式ホームページ。2018年10月3日発信、同日閲覧。
- ^ 2018年度 鉄道・バス設備投資計画 安全対策とサービス向上に総額126億円 ホームドアの全駅設置準備工事や相鉄・JR直通線用の新型車両を導入 (PDF) - 相鉄グループ 2018年4月26日発信、同年5月15日閲覧。
- ^ 相鉄、JR直通車両発注 J―TRECに6編成 - 日刊工業新聞。2018年5月11日発信、同年6月2日閲覧。
- ^ 「鉄道ファン」 2019年6月号 p.44
参考文献
- 鶴通孝 (2019), “S・J直結 2019.11.30”, 鉄道ジャーナル 2019年12月号 638: pp.9-25.