「ウィレム=アレクサンダー (オランダ王)」の版間の差分
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|在位=[[2013年]][[4月30日]] - 在位中 |
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|即位式=2013年4月30日 |
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|全名={{lang|nl|Willem-Alexander Claus George Ferdinand}}<br>ウィレム=アレクサンダー・クラウス・ヘオルフ・フェルディナント |
|全名={{lang|nl|Willem-Alexander Claus George Ferdinand}}<br>ウィレム=アレクサンダー・クラウス・ヘオルフ・フェルディナント |
2019年11月9日 (土) 01:40時点における版
ウィレム=アレクサンダー Willem-Alexander | |
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オランダ国王 | |
ファイル:Koning-willem-alexander-okt-15-s.jpg 2015年 | |
在位 | 2013年4月30日 - 在位中 |
即位式 | 2013年4月30日 |
全名 |
Willem-Alexander Claus George Ferdinand ウィレム=アレクサンダー・クラウス・ヘオルフ・フェルディナント |
出生 |
1967年4月27日(56歳) オランダ ユトレヒト州ユトレヒト |
配偶者 | マクシマ・ソレギエタ |
子女 |
カタリナ=アマリア アレクシア アリアーネ |
家名 | オラニエ=ナッサウ家 |
父親 | クラウス・フォン・アムスベルク |
母親 | ベアトリクス |
宗教 | オランダ・プロテスタント教会 |
サイン |
称号:国王 | |
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敬称 |
陛下 His Majesty the King |
オランダ王室 |
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ウィレム=アレクサンダー・クラウス・ヘオルフ・フェルディナント・ファン・オラニエ=ナッサウ(オランダ語: Willem-Alexander Claus George Ferdinand van Oranje-Nassau, 1967年4月27日 - )は、オランダ国王。ドイツの貴族のひとつアムスベルク家の家長でもある。
略歴
生い立ち
オランダのベアトリクス女王の第一子としてユトレヒトで生まれた。オランダ王室で直系男子の誕生はアレクサンダー王子以来116年ぶりであったが、翌1968年にヨハン・フリーゾ王子(2004年、結婚のため王位継承権放棄)、1969年にコンスタンティン王子が続いて生まれた。
ハーグでプロテスタント系の小学校に通い、様々な階層・人種の子供たちと共に学んだ。その後、ウェールズのアトランティック・カレッジを卒業。ライデン大学で史学の学位を取得した。
王妃となるアルゼンチン出身のマクシマ・ソレギエタは、その父ホルヘがアルゼンチンのホルヘ・ラファエル・ビデラ軍事政権(国家再編成プロセス)の大臣であったため、王太子との結婚には賛否両論があったが、軍事政権の反対派への流血の弾圧にホルヘが関与していないことがあきらかになり、2002年に結婚にこぎつけた。
イギリス王ジョージ2世の娘であったオラニエ公妃アンネの子孫である。カトリック教徒であるマクシマと結婚したため、1701年王位継承法で定められていたイギリス王位継承権を一旦は失った。その後2013年王位継承法の改正でカトリック教徒との結婚で継承権を失うことは無くなったため、現在は継承権が回復している。
2003年に長女のカタリナ=アマリア王女(現オラニエ女公)が生まれ、さらに2005年にはアレクシア王女、2007年にアリアーネ王女が生まれている。
1998年から2013年まで国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めた[1]。
国王として
母のベアトリクスが2013年4月30日に退位宣言書に署名して退位し、アレクサンダーが王位を継承した。その後、アムステルダム新教会で即位式が挙行された[2]。即位に伴い、オランダでの国王の誕生日を祝う祝日「女王の日」は「王の日」に名称が変わり、祖母ユリアナの誕生日である4月30日からウィレム=アレクサンダーの誕生日である4月27日に変更となった[3]。
2014年(平成26年)10月28日から10月31日まで日本を国賓訪問した。即位後、欧州域外の国家を公式訪問するのはこれが初めてであった。王太子時代の1988年(昭和63年)以降、通算で15回以上も来日している[4]。2014年(平成26年)10月29日に催された、皇居・宮中晩餐会では、「私たちは第二次大戦中におけるオランダの市民と兵士の経験を忘れませんし、忘れることはできません。」「互いの苦しみを認め合うことが両国の和解の基礎となるでしょう。そして両国はそれに積極的に取り組み新たな信頼を築いてきたのです。」とスピーチし、日本とオランダの両国が自らの戦争体験を直視することが日蘭両国の友好親善の基礎になると訴えた。
イギリス王室と血縁関係にあるオランダ王室と日本の皇室は、同じ立憲君主制民主主義国家として、特に親密な関係で知られており、欧州では、スウェーデン王室やイギリス王室などと共に王室間での交流が盛んな国である[5]。
子女
- カタリナ=アマリア・ベアトリクス・カルメン・ヴィクトリア(2003年 - )オラニエ女公
- アレクシア・ユリアナ・マルセラ・ローレンティン(2005年 - )
- アリアーネ・ウィルヘルミナ・マクシマ・イネス(2007年 - )
系譜
ウィレム=アレクサンダー | 父: クラウス・フォン・アムスベルク |
祖父: クラウス・フェリックス・フォン・アムスベルク |
曾祖父: ヴィルヘルム・フォン・アムスベルク |
曾祖母: エリーゼ・フォン・フィエレゲ | |||
祖母: ゴスタ・フォン・デム・ブッシェ=ハッデンハウゼン男爵夫人 |
曾祖父: ゲオルク・フォン・デム・ブッシェ=ハッデンハウゼン男爵 | ||
曾祖母: ガブリエーレ・フォン・デム・ブッシェ=イッペンブルク男爵夫人 | |||
母: ベアトリクス (オランダ女王) |
祖父: ベルンハルト (オランダ王配) |
曾祖父: ベルンハルト・ツア・リッペ | |
曾祖母: アルムガルト・フォン・クラム | |||
祖母: ユリアナ (オランダ女王) |
曾祖父: ハインリヒ・ツー・メクレンブルク | ||
曾祖母: ウィルヘルミナ (オランダ女王) |
- 高祖父:ウィレム3世 (オランダ王)
- 高祖母:エンマ・フォン・ヴァルデック=ピルモント(ウィルヘルミナ女王生母)
その他
使用言語は、オランダ語のほか、英語、ドイツ語、スペイン語。趣味は、スキー、スケート、乗馬。
飛行機愛好家でありパイロット資格を取得した。王族に生まれていなかったらボーイング747などの大型旅客機のパイロットになりたかったと語っている[6]。 1989年には、アフリカ医療研究教育基金(African Medical Research and Education Foundation)の無給操縦士としてケニアで働いた。1991年にはケニア自然保護局において一月操縦士として務めている。母親から王位を引き継ぐ以前には、女王の移動の際に搭乗した飛行機を操縦することもあった [7] 。
2017年5月にメディアとの会見において、KLMオランダ航空の子会社KLMシティホッパーの路線でフォッカー70の副操縦士として21年間勤務していたことを明かした。機内放送を行っても彼の身分に気付いた乗客はほとんどいなかった。2017年にはボーイング737の操縦訓練も受けている[6][8]。
ギャラリー
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結婚式で、バルコニーにてキスをするオラニエ公と妻
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ホワイトハウスでのオラニエ公一家
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スウェーデン王太子夫妻の結婚式でのオラニエ公とマクシマ公妃
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即位の日、バルコニーで手を振る国王一家
注釈
- ^ IOC委員、103人に(2013年9月3日)朝日新聞デジタル、2013年9月3日閲覧。
- ^ オランダで国王即位式 ベアトリックス女王の退位受け(2013年4月30日)、Cnn.co.jp、2013年4月30日閲覧。
- ^ 「女王の日」は「王の日」になります!、オランダ政府観光局(日本語)、2013年5月5日閲覧。
- ^ オランダ国王、御嶽山噴火の被害者に哀悼(2014年10月4日)日本経済新聞、2014年11月1日閲覧。
- ^ Speech by His Majesty the King at the state banquet on the occasion of the State Visit to Their Majesties the Emperor and Empress of Japan, Tokyo オランダ王室公式ウェブサイト、2015年2月26日閲覧
- ^ a b “Dutch King Willem-Alexander reveals secret flights as co-pilot” (英語). BBC News. (2017年5月17日) 2017年5月17日閲覧。
- ^ “FAQ – Dutch royalty”. Radio Netherlands Worldwide. (2011年) 2013年1月28日閲覧。
- ^ Sephton, Connor (2017年5月17日). “Dutch king reveals double life as an airline pilot for KLM”. Sky News. 2017年5月17日閲覧。
外部リンク
- オランダ王室公式サイト(オランダ語)
- オランダのロイヤルファミリー(日本語) - オランダ政府観光局