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[[14世紀]]半ば以降、イングランドでは[[百年戦争]]や[[ペスト]]の流行でかつての[[封建制]]に異変が起こった。
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[[貨幣経済]]の進展で[[地代]]が[[労働]]から[[生産物]]・[[貨幣]]になる中、ペストの大流行により[[農奴]]が不足し、[[荘園|荘園制]]が古典荘園から純粋荘園へと移行した。
[[貨幣経済]]の進展で[[地代]]が[[労働]]から[[生産物]]・[[貨幣]]になる中、ペストの大流行により[[農奴]]が不足し、[[荘園|荘園制]]が古典荘園から純粋荘園へと移行した。
そして百年戦争や[[薔薇戦争]]で[[貴族]]が没落し農奴が自立し始めた中ヨーマンが現れた
そして百年戦争や[[薔薇戦争]]で[[貴族]]が没落し農奴が自立し始めた中ヨーマンが現れた


[[15世紀]]のイングランドでは、ヨーマンが多数を占めたことにより、封建貴族の勢力が衰退し始めた。だが、農村内部が上層農民(後に[[ジェントリ]]階級を形成する)と没落農民とに区分されるようになり、[[村落|農村]][[共同体]]内部に利害の対立が起こった。
[[15世紀]]のイングランドでは、ヨーマンが多数を占めたことにより、封建貴族の勢力が衰退し始めた。だが、農村内部が上層農民(後に[[ジェントリ]]階級を形成する)と没落農民とに区分されるようになり、[[村落|農村]][[共同体]]内部に利害の対立が起こった。

2019年9月23日 (月) 01:14時点における版

ヨーマン(Yeoman)は、イングランドの独立自営農民

14世紀半ば以降、イングランドでは百年戦争ペストの流行でかつての封建制に異変が起こった。 貨幣経済の進展で地代労働から生産物貨幣になる中、ペストの大流行により農奴が不足し、荘園制が古典荘園から純粋荘園へと移行した。 そして百年戦争や薔薇戦争貴族が没落し農奴が自立し始めた中ヨーマンが現れた。

15世紀のイングランドでは、ヨーマンが多数を占めたことにより、封建貴族の勢力が衰退し始めた。だが、農村内部が上層農民(後にジェントリ階級を形成する)と没落農民とに区分されるようになり、農村共同体内部に利害の対立が起こった。

関連項目