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[[1977年]]から[[1979年]]にかけて制作・放送されたテレビアニメ『[[ヤッターマン]]』を原典とした[[スピンオフ]]作品 |
[[1977年]]から[[1979年]]にかけて制作・放送されたテレビアニメ『[[ヤッターマン]]』を原典とした[[スピンオフ]]作品。2014年10月20日に[[ティーザー広告|ティザーサイト]]が開設され、当初は公開媒体などは未定だった<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1410/20/news149.html 「夜ノヤッターマン」制作決定! ってなんかすごくワクワクするタイトルだな] ねとらぼ([[ITmedia]]) 2014年10月20日、同12月31日閲覧。</ref>が、同年11月28日にテレビアニメ化や主要声優陣が発表された<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1411/28/news134.htmlドロンジョは喜多村英梨さん 「夜ノヤッターマン」キャスト発表] ねとらぼ(ITmedia) 2014年11月28日、同12月31日閲覧。</ref>。本放送の前週には『[[タイムボカンシリーズ]]』の歴史や各作品の名場面を振り返り、本作品の紹介を行う[[特別番組]]『'''超豪華!タイムボカンシリーズ大集結! 夜ノヤッターマン祭'''』が放送された。 |
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『ヤッターマン』を原典としたリメイク作品は、それまでにも2008年放送の[[ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)|アニメ第2作目]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]](NTV)系列)や、2009年公開の[[ヤッターマン (映画)|実写映画版]](全国[[松竹]]・[[日活]]系)が制作されてきたが、本作品では先行するそれらの作品とは趣を異とし、「新たな世代のドロンボーと新たなヤッターマンの誕生を描く物語」<ref>{{cite news|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/27/news141.html|title=これが今風ドロンボー一味? 「夜ノヤッターマン」1月スタート|newspaper=ITmedia|date=2014-10-27|accessdate=2015-02-15}}</ref>と銘打たれている。こうしたコンセプトを反映し、本作品ではおおむね原典を踏襲してきたそれまでのリメイク作品とは異なり、基本設定や世界観に大幅な変更と |
『ヤッターマン』を原典としたリメイク作品は、それまでにも2008年放送の[[ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)|アニメ第2作目]]([[日本テレビ放送網|日本テレビ]](NTV)系列)や、2009年公開の[[ヤッターマン (映画)|実写映画版]](全国[[松竹]]・[[日活]]系)が制作されてきたが、本作品では先行するそれらの作品とは趣を異とし、「新たな世代のドロンボーと新たなヤッターマンの誕生を描く物語」<ref>{{cite news|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/27/news141.html|title=これが今風ドロンボー一味? 「夜ノヤッターマン」1月スタート|newspaper=ITmedia|date=2014-10-27|accessdate=2015-02-15}}</ref>と銘打たれている。こうしたコンセプトを反映し、本作品ではおおむね原典を踏襲してきたそれまでのリメイク作品とは異なり、基本設定や世界観に大幅な変更とアレンジが施されている。 |
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; 主役がドロンボー一味 |
; 主役がドロンボー一味 |
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: 本作品では、ヤッターマンをはじめ従来のタイムボカンシリーズの主役である正義の味方たちと戦い続けた「悪玉」、いわゆる「[[三悪 (タイムボカンシリーズ)|三悪]]」の代表格とも言える「ドロンボー一味」を主役に据え、同時に「かつてのドロンボー一味の末裔」という設定にも表わされているように、かつてのヤッターマンとドロンボー一味との戦いから時代が下った世界を物語の舞台として設定している。 |
: 本作品では、ヤッターマンをはじめ従来のタイムボカンシリーズの主役である正義の味方たちと戦い続けた「悪玉」、いわゆる「[[三悪 (タイムボカンシリーズ)|三悪]]」の代表格とも言える「ドロンボー一味」を主役に据え、同時に「かつてのドロンボー一味の末裔」という設定にも表わされているように、かつてのヤッターマンとドロンボー一味との戦いから時代が下った世界を物語の舞台として設定している。 |
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; オダ |
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: 声 - [[たかはし智秋]]<ref group="注" name="TAKAHASI"/> |
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: ドロンボーのペットとして飼われている子ブタ。愛称は「オダさま」。片言で人語を話すことができる<ref group="注">ドロシー・ヴォルトカッツェ・エレパントゥスによると、人語が話せるのは「豚だから」。</ref>。木登りが好き。ドロンボーたちの住む地域の風習で妙に崇められて育ち、丸々と太っているうえに少々性格が高慢。しかしながらヤッターキングダムに連なるトンネルを示唆したり、偵察、陽動、オモッチャマと協力して牢屋の鍵を奪うなど、単なる豚に留まらない活躍を見せる。ドロンボー一味の絵に描かれた「おだてブタ」に反応する仕草を見せており、おだてブタの仕草(ブタもおだてりゃ木に登る)も実行している。一方でスケベで |
: ドロンボーのペットとして飼われている子ブタ。愛称は「オダさま」。片言で人語を話すことができる<ref group="注">ドロシー・ヴォルトカッツェ・エレパントゥスによると、人語が話せるのは「豚だから」。</ref>。木登りが好き。ドロンボーたちの住む地域の風習で妙に崇められて育ち、丸々と太っているうえに少々性格が高慢。しかしながらヤッターキングダムに連なるトンネルを示唆したり、偵察、陽動、オモッチャマと協力して牢屋の鍵を奪うなど、単なる豚に留まらない活躍を見せる。ドロンボー一味の絵に描かれた「おだてブタ」に反応する仕草を見せており、おだてブタの仕草(ブタもおだてりゃ木に登る)も実行している。一方でスケベでませた部分もある。 |
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: ペットとして飼われるようになったきっかけは、レパードが小さい頃、「壁の向こう」に出向いたヴォルトカッツェが痩せ細った状態で発見し連れ帰ったことから(第4話より)。 |
: ペットとして飼われるようになったきっかけは、レパードが小さい頃、「壁の向こう」に出向いたヴォルトカッツェが痩せ細った状態で発見し連れ帰ったことから(第4話より)。 |
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: さらに生き残った(そしてなおも自身を迫害した)少数の人間を苦しめるためヤッターマンを名乗り、ヤッター・キングダムを創設。ヤッターマンを「徹底的に神格化」しつつ、人間を酷使して自分のエネルギーを作らせ、最終的に死滅させることで復讐を遂げようとしていた。 |
: さらに生き残った(そしてなおも自身を迫害した)少数の人間を苦しめるためヤッターマンを名乗り、ヤッター・キングダムを創設。ヤッターマンを「徹底的に神格化」しつつ、人間を酷使して自分のエネルギーを作らせ、最終的に死滅させることで復讐を遂げようとしていた。 |
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: 最終決戦では数百メートルにまで巨大化し、ガリナ・アルエットら新生ヤッターマンと交戦、片腕をケンダマジックで拘束されヤッターメトロポリスの外にまで引きずり出されて、片眼鏡をかけた目を破壊され、巨大なドクロ雲を伴う爆発と共に消滅した。 |
: 最終決戦では数百メートルにまで巨大化し、ガリナ・アルエットら新生ヤッターマンと交戦、片腕をケンダマジックで拘束されヤッターメトロポリスの外にまで引きずり出されて、片眼鏡をかけた目を破壊され、巨大なドクロ雲を伴う爆発と共に消滅した。 |
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==== ヤッター十二神将 ==== |
==== ヤッター十二神将 ==== |
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ヤッター・キングダムを守護する12人の将軍<ref group="注">ただしドクロベエ自身は数自体にこだわりはないらしく、昔のよしみとしてレパード達を勧誘し、十六神将にしようとしていた。</ref>。ヤッター兵と違い人間だが、メンバー全員[[サイボーグ]]であり、ドクロベエをヤッターマンであると強制的に信じるように洗脳されている。色違いのヤッターパグを使用する。 |
ヤッター・キングダムを守護する12人の将軍<ref group="注">ただしドクロベエ自身は数自体にこだわりはないらしく、昔のよしみとしてレパード達を勧誘し、十六神将にしようとしていた。</ref>。ヤッター兵と違い人間だが、メンバー全員[[サイボーグ]]であり、ドクロベエをヤッターマンであると強制的に信じるように洗脳されている。色違いのヤッターパグを使用する。 |
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名前はイチローを筆頭に、ジロー、サブロー、シロー、ゴロー、ロクロー、ハチロー、キュウロー、ジュウロー、ジュウイチロー、ジュウニロー(いずれも男性)、紅一点のナナ。頭部のパーツは全員昆虫がモチーフで更に一部メンバー(イチロー~サブロー、ゴロー、キュウロー以降のメンバー)は [[タイムボカン]]の善玉メカのデザインが混ざっている。 |
名前はイチローを筆頭に、ジロー、サブロー、シロー、ゴロー、ロクロー、ハチロー、キュウロー、ジュウロー、ジュウイチロー、ジュウニロー(いずれも男性)、紅一点のナナ。頭部のパーツは全員昆虫がモチーフで更に一部メンバー(イチロー~サブロー、ゴロー、キュウロー以降のメンバー)は [[タイムボカン]]の善玉メカのデザインが混ざっている。 |
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: 絵本「ヤッターマンでんせつ」や第11話の過去の映像に登場した、昔のドロンボーが最初に使用したドロンボーメカ。 |
: 絵本「ヤッターマンでんせつ」や第11話の過去の映像に登場した、昔のドロンボーが最初に使用したドロンボーメカ。 |
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: 第12話で、ヤッターコウノトリの残骸からドロンボーのアイコンとして、ヴォルトカッツェとガリナによって新たに作られる。ガリナたちの新しいヤッターマンを支援するためにヤッター・キングダムを襲撃してヤッター兵を殲滅、その後ヤッター十二神将およびヤッターパグと交戦。火力と飛行能力はオリジナルをはるかに上回り、最後は爆発に巻き込んでヤッターパグ群を戦闘不能に追い込んだ。 |
: 第12話で、ヤッターコウノトリの残骸からドロンボーのアイコンとして、ヴォルトカッツェとガリナによって新たに作られる。ガリナたちの新しいヤッターマンを支援するためにヤッター・キングダムを襲撃してヤッター兵を殲滅、その後ヤッター十二神将およびヤッターパグと交戦。火力と飛行能力はオリジナルをはるかに上回り、最後は爆発に巻き込んでヤッターパグ群を戦闘不能に追い込んだ。 |
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=== 新生ヤッターマンのメカ === |
=== 新生ヤッターマンのメカ === |
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; ヤッターワン |
; ヤッターワン |
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: 声 - [[内匠靖明]](1-4話)、[[下屋則子]](1-4話)、[[高坂篤志]](5&10話)、[[柚木涼香]](5話)、[[三戸耕三]](6&11話)、[[北沢力]](6&7&9&11話)、[[高橋研二]](7話)、[[大林洋平]](7話)、[[中嶋ヒロ]](7話)。[[寺谷美香]](9話)、[[矢部雅史]](10&11話)、[[矢野亜沙美]](11話) |
: 声 - [[内匠靖明]](1-4話)、[[下屋則子]](1-4話)、[[高坂篤志]](5&10話)、[[柚木涼香]](5話)、[[三戸耕三]](6&11話)、[[北沢力]](6&7&9&11話)、[[高橋研二]](7話)、[[大林洋平]](7話)、[[中嶋ヒロ]](7話)。[[寺谷美香]](9話)、[[矢部雅史]](10&11話)、[[矢野亜沙美]](11話) |
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: 声 - 高橋研二(ヤッター兵隊長)、北沢力(司会5話、アナウンス10話)、高坂篤志(G隊長)、[[河本邦弘]](10話、ヤッター兵隊長) |
: 声 - 高橋研二(ヤッター兵隊長)、北沢力(司会5話、アナウンス10話)、高坂篤志(G隊長)、[[河本邦弘]](10話、ヤッター兵隊長) |
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: ヤッターマン1号・2号を模した人間大のロボット。ヤッター・キングダムの各地を警備しており、海から助けを求めに来たレパード達に容赦なく光線銃での攻撃を行った。また、敵対者・反逆者を発見した際は、飛行する後述のヤッターコウノトリに運ばれ、ゾロメカとして大挙して出現する。その際の声は「ヤッター、ヤッター…」 |
: ヤッターマン1号・2号を模した人間大のロボット。ヤッター・キングダムの各地を警備しており、海から助けを求めに来たレパード達に容赦なく光線銃での攻撃を行った。また、敵対者・反逆者を発見した際は、飛行する後述のヤッターコウノトリに運ばれ、ゾロメカとして大挙して出現する。その際の声は「ヤッター、ヤッター…」。武器は破壊力を誇る光線銃。仲間が攻撃を受けて故障した際でも、動けない個体を踏み壊して前進する。またヤッター・キングダムの民衆でも、反逆者は容赦なく殺戮する。人間との会話・自己判断能力を持ち、ロボットでありながらも3話ではドロンボーのダイナマイト型メカに相対したときには驚きや動揺の様子を見せた。ミサイルや車輪などに、集団で合体する機能がある。 |
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: 他にも、ヤッター兵を従えるヤッターマン1号・2号を縦半分に割って合体させたようなヤッター兵隊長や、短いマントをつけたG隊長がいる。 |
: 他にも、ヤッター兵を従えるヤッターマン1号・2号を縦半分に割って合体させたようなヤッター兵隊長や、短いマントをつけたG隊長がいる。 |
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: 第12話でドクロベエが倒されたことによって、全てのヤッター兵達は機能を停止した。 |
: 第12話でドクロベエが倒されたことによって、全てのヤッター兵達は機能を停止した。 |
2019年7月22日 (月) 01:04時点における版
夜ノヤッターマン | |
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アニメ | |
原作 | タツノコプロ |
監督 | 吉原達矢 |
シリーズ構成 | ふでやすかずゆき |
脚本 | ふでやすかずゆき |
キャラクターデザイン | 後藤圭佑 |
メカニックデザイン | 雨宮哲、川原智弘 城前龍治、小川浩 秋篠Denforword日和 |
音楽 | 加藤達也 |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
製作 | 夜ノヤッターマン製作委員会 |
放送局 | #放送局参照 |
放送期間 | 2015年1月11日 - 2015年3月29日 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『夜ノヤッターマン』(よるノヤッターマン、英語表記:Yattarman Night)は、2015年1月11日から3月29日まで、TOKYO MX、読売テレビ(ytv)ほかにて全12話が放送された、日本の連続テレビアニメ作品。
キャッチコピーは「ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない!」。
概要
1977年から1979年にかけて制作・放送されたテレビアニメ『ヤッターマン』を原典としたスピンオフ作品。2014年10月20日にティザーサイトが開設され、当初は公開媒体などは未定だった[1]が、同年11月28日にテレビアニメ化や主要声優陣が発表された[2]。本放送の前週には『タイムボカンシリーズ』の歴史や各作品の名場面を振り返り、本作品の紹介を行う特別番組『超豪華!タイムボカンシリーズ大集結! 夜ノヤッターマン祭』が放送された。
『ヤッターマン』を原典としたリメイク作品は、それまでにも2008年放送のアニメ第2作目(日本テレビ(NTV)系列)や、2009年公開の実写映画版(全国松竹・日活系)が制作されてきたが、本作品では先行するそれらの作品とは趣を異とし、「新たな世代のドロンボーと新たなヤッターマンの誕生を描く物語」[3]と銘打たれている。こうしたコンセプトを反映し、本作品ではおおむね原典を踏襲してきたそれまでのリメイク作品とは異なり、基本設定や世界観に大幅な変更とアレンジが施されている。
- 主役がドロンボー一味
- 本作品では、ヤッターマンをはじめ従来のタイムボカンシリーズの主役である正義の味方たちと戦い続けた「悪玉」、いわゆる「三悪」の代表格とも言える「ドロンボー一味」を主役に据え、同時に「かつてのドロンボー一味の末裔」という設定にも表わされているように、かつてのヤッターマンとドロンボー一味との戦いから時代が下った世界を物語の舞台として設定している。
- ドロンボー一味の声優を総入れ替え
- それまでのシリーズ作品で一貫して「三悪」の声を演じ続けてきた小原乃梨子・八奈見乗児・たてかべ和也から、本作品では前述した「ドロンボー一味の末裔」という設定に合わせ、新たに喜多村英梨・平田広明・三宅健太が「新生ドロンボー」を演じる。また「ドクロベエ」についても、2011年に逝去した滝口順平に代わり、モノマネタレント・ホリが起用されている。本作品の終了後も、サンスリー開発のパチンコ『CRヤッターマン』や、『タイムボカン24』などの後続のテレビシリーズにおいても引き続き同じ声優陣が起用された[4]。
- 善悪・主人公と敵役の逆転
- 本作品ではヤッターマンの作った王国が歳月の経過と共に民衆にとっては楽園ではなくなったとされ、ドロンボーたちが「善玉」のような立ち位置で描かれており、それまでのシリーズ作品とは善悪、そして主人公と敵役の立場が完全に逆転した構図となっている[注 1]。
上記のほか、第2作目で善玉側キャラクターを演じていた吉野裕行[注 2]・伊藤静[注 2]・たかはし智秋[注 3]の声優3人が本作品でも引き続き起用されており、いずれもドロンボーに協力するキャラクターを演じる。
ストーリー
伝説のヒーロー・ヤッターマンが悪のドロンボー一味との戦争に勝利し、デッカイドーに作った国ヤッター・キングダムは、かつてヤッターマンが持っていた正義の心は既に忘れ去られ、人々にとって住みにくい国になっていた。
ヤッター・キングダムの対岸にある辺境の小さな村で生まれ育った少女・レパードは、ヤッターマンは正義の味方であるとともにヤッター・キングダムが天国のような国と信じ、不治の病に侵された母・ドロシーを治すべく助けを求めに向かうが、ヤッターマンに突然発砲されたうえに追撃される。そして治療の手だてがなくなったドロシーは、そのまま帰らぬ人となる。
この出来事から困っている自分達を見捨てたヤッターマンを母の敵として憎み、過去においてヤッターマンに立ち向かっていた先祖のドロンボー一味が正義と考えるようになったレパードは、自身の先祖である女リーダーの名「ドロンジョ」を名乗り、先祖の部下だったボヤッキーの子孫・ヴォルトカッツェや、もう1人の部下だったトンズラーの子孫・エレパントゥスとともに、新生ドロンボー一味を結成し、ヤッター・キングダムへと乗り込む。その後、ヤッター・キングダムで偶然出会ったガリナとアルエットも加わって5人となった一行は、ヤッターマンに仕返しのお仕置き(デコピン)をするため、ヤッター・キングダムの首都・ヤッター・メトロポリスへと向かう。その旅の先々でヤッター・キングダムの人々と出会い、彼らがゴロー将軍率いるヤッター兵たちによって悲しみの淵に追いやられていることを知ったレパードたちは、自分たちがなすべきことはヤッターマンにデコピンをすることではなく、ヤッターマンを倒すことであると思いを新たにする。
その後、紆余曲折の末にヤッター・メトロポリスへたどり着いたドロンボー一味であったが、待っていたのは倒すべき「ヤッターマン」はすでになく、かつてのドロンボー一味が仕えていたボス・ドクロベエがヤッターマンに成りすましてヤッター・キングダムを創設・支配していること、またドクロベエがヤッターマンを倒すために戦争を起こし、役に立たないという理由でレパードたちの先祖を辺境の地に追放した張本人だという事実であった。このことを知ったドロンボー一味とガリナたちは、この世界を解放するためにドクロベエの打倒を決意する。
しかしドクロベエを倒すためには5人の力だけでなく、ヤッター・キングダムで苦しんでいる人々の協力が必要であった。とはいえ、ヤッター・キングダムでは「ドロンボー一味=悪」という考えが染みついており、いくらドロンジョたちが真実を声高に叫んでも人々は聞く耳を持たない。人心を掌握するためには、真の正義のヒーローであるヤッターマンを復活させる必要があると考えたガリナは、アルエットとともに新たなヤッターマンを名乗ることを決める。しかし2人がヤッターマンを名乗るということは、5人が一緒にいる機会は今後二度と訪れることがないことを意味していた。そのことをそれぞれが噛み締め、理解した上で、レパードたちは最初で最後の「ヤッターマンとドロンボー一味の共闘」で諸悪の根源たるドクロベエを倒すべく、最後の決戦に臨む。
登場キャラクター
新生ドロンボー一味
ヤッターマンにおしおきをするべく、レパードが自分たちの先祖が名乗っていた組織の名前を復活させた。登場時の口上は「清く正しく美しく。ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない。闇を払い、この世界に新たなる夜明けを!」。これは第1作目や第2作目におけるヤッターマン登場時の口上とほぼ同じである。
- レパード
- 声 - 喜多村英梨
- 本作品の主人公。ドロンジョの子孫である9歳の少女[5]。
- 母・ドロシーの教育もあって、素直で優しい心を持って育った。非常に聡明で真っ直ぐな性格をしており、弱気を見せるガリナを一喝するなど、強いリーダーシップも持ち合わせている。その行動は時として大胆かつ無茶苦茶であり、ヴォルトカッツェやエレパントゥスも舌を巻くほど。しかし内面はまだ幼い少女であり、時には大人のヴォルトカッツェやエレパントゥス、また年長者のガリナやアルエットを頼ったり、甘える素振りを見せることもある。また、終盤にはガリナを異性として意識しているかのような描写も見られた。ヴォルトカッツェが作った煙管風のシャボン玉吹き器がお気に入り。
- 当初はヤッターマンに強い憧れを抱き、病気のドロシーを救って欲しいとヤッター・キングダムに赴くも、ひどい門前払いを喰らう。この出来事を機に「ドロンボー一味は本当は義賊なのでは?」と考え直し、ドロンジョの名を受け継いで新生ドロンボー一味を結成する。
- ドクロベエを倒した後、ヤッター・キングダムには残らず、再び辺境の地にある自宅に戻り普通に暮らすことになった。
- ヴォルトカッツェ
- 声 - 平田広明
- ボヤッキーの子孫である25歳の男性。誕生日は4月1日。血液型はB型。
- 相方のエレパントゥスと共にドロシー・レパード母子に仕えている。ドロンボー一味の結成を機に先祖の名「ボヤッキー」を名乗る。先祖とは似つかず長身で容姿端麗であるが、材料とドライバー一つであらゆるメカを作り出す才能や(悪知恵も含めて)頭の回転が速く機転が利く点、出べそである点、スケベで女好きなところなどは受け継がれている。一方で裁縫は苦手であるため、旅立ちの時点で彼が仕立てたドロンボー一味の服装は貧相な出来になっている。「ジョシコーセー」という単語に無意識の執着心を持っており、第11話でヤッター兵が誤って挿入したVHSテープの映像で女子高生を知ることになる。初代ドロンボー一味を意識した行動をするため、「ヤッターマンでんせつ」を参考に下ねたを発するようにつとめたり、「ポチッとな」などと話すようになる。初代ドロンボー一味と同じく資金稼ぎのため、旅の先々で手品のようなトリックを使ったインチキ商売もはじめるが、景気の悪いヤッター・キングダムでは客足もなく、人を騙しきることも出来ないため商売になってない。最終決戦ではドロンボーメカの代表格とも言える「ダイドコロン」を完成させ、ヤッター兵をはじめとするヤッター十二神将達のメカを次々と破壊し、最後は自爆による特攻で残った十二神将達のヤッターパグを全滅させた。
- ドロシーからもらったドライバーを形見として大事にしている。
- ドクロベエを倒した後は、一旦は辺境の地に戻り、その後は新たな夢である「全国の女子高生とお友達になる」目的に向けて歩き出すことになった。
- エレパントゥス
- 声 - 三宅健太
- トンズラーの子孫である29歳の男性。誕生日は3月3日。血液型はAB型。
- ドロンボー一味の結成を機に先祖の名「トンズラー」を名乗る。先祖から受け継いだ巨体と無双の怪力に加えて動きも俊敏で、肉弾戦では前面に出て戦うことが多い。出べそである点まで共通しているが、気は優しく、まわりを立てて偉ぶらないものの言うべきことはいう頼れる兄貴的存在。初代ドロンボー一味を意識した行動をするため、「ヤッターマンでんせつ」を参考に、語尾に「〜でまんねん」を付けて話すようになる。オダさまに対しては、成長を願う慈しみの言葉と共にヨダレを垂らす(つまりは食べたいと思う)ことがたびたびあり、食べ頃までは過保護に接していたが、ヤッター十二神将に捕まり、処刑寸前にその思いをぶちまけてからはオダさまに嫌がられている。拳による渾身の一撃は小さな岩山程度であれば粉々に粉砕できる。
- ドロンボーメカが破壊された際に吹き飛ばされた仲間達を手早く確保するポジション。最終決戦ではヤッター十二神将のリーダー格・イチロー将軍との白兵戦において相手がサイボーグであるにもかかわらず優勢のまま、ほぼ無傷で勝利した[注 4]。
- ドロシーからもらった手作りの黒いリストバンドを形見として右腕にはめている。
- ドクロベエを倒した後は、一旦は辺境の地に戻り、その後は新たな夢である「全国のブタを食べる」目的に向けて歩き出すことになった。
- オダ
- 声 - たかはし智秋[注 3]
- ドロンボーのペットとして飼われている子ブタ。愛称は「オダさま」。片言で人語を話すことができる[注 5]。木登りが好き。ドロンボーたちの住む地域の風習で妙に崇められて育ち、丸々と太っているうえに少々性格が高慢。しかしながらヤッターキングダムに連なるトンネルを示唆したり、偵察、陽動、オモッチャマと協力して牢屋の鍵を奪うなど、単なる豚に留まらない活躍を見せる。ドロンボー一味の絵に描かれた「おだてブタ」に反応する仕草を見せており、おだてブタの仕草(ブタもおだてりゃ木に登る)も実行している。一方でスケベでませた部分もある。
- ペットとして飼われるようになったきっかけは、レパードが小さい頃、「壁の向こう」に出向いたヴォルトカッツェが痩せ細った状態で発見し連れ帰ったことから(第4話より)。
新生ヤッターマン
元々は両親を連行したヤッターマン(ドクロベエ)を倒すためにドロンボー一味として行動していたがヤッター・キングダムの真相と黒幕を知ったガリナが、ヤッター・キングダムの住民たちに真実を伝えるべく、アルエットと共に第12話で結成した新たなるヤッターマン。
- ガリナ / 新生ヤッターマン1号
- 声 - 吉野裕行[注 2]
- 気弱ながら正義感は強い、17歳の少年。一人称は「ボク」。幼なじみのアルエットからは「ガッちゃん」と呼ばれている。胸にヤッターマンが身に着けていたのと同じ形状のネックレスを着けているなど共通点があるが、本家ヤッターマンとの関わりは不明。
- アルエットを守るために強くなりたい願望を持つが、優柔不断で、常にサイコロを持ち歩き、出た目で物事を決める癖がある。この癖は、ドロンボー一味に同行するようになってからも直っていない。手先は器用で裁縫が得意であり、過去にアルエットの服を何着も作っている。
- ヴォルトカッツェ・エレパントゥスの薫陶を受けており、裁縫の特徴を活かし、ヴォルトカッツェの指導の下でメカ作りの才能も見せており、後述のオモッチャマを制作している。体力については、当初は相撲で構えてないヴォルトカッツェに簡単にはじき返されるほど、ひ弱であったものの、成長していって一味を窮地から救えるほどとなった。
- 両親をヤッター・キングダム(ヤッター・メトロポリス)の強制労働で亡くした過去から、ヤッターマンに強い憎しみを持っている。ヤッター兵らに包囲され、家を失いながらもドロンボー一味に救われたことを機に、サイコロに頼らずに戦うことを決め、一味に同行し、ドロンジョの部下として協力した。第11話で真相を知り、ドロンジョ達とともに非道なドクロベエを倒すことを誓い合う。
- 手作りの木製ケン玉を武器として使用。ヤッター兵の頭部にダメージを与えたり、ゴロー将軍をノックアウトするなど馬鹿にできない破壊力をもつ。敵の足を拘束する投擲武器としても使用可能。第12話でヴォルトカッツェに「ケンダマジック」として改造され、敵を拘束する他に拘束した相手に電流を流す投擲武器となった。
- アルエット / 新生ヤッターマン2号
- 声 - 伊藤静[注 2]
- おっとりとした性格の、17歳の少女。一人称は「私」。幼なじみのガリナからは「アル」と呼ばれている。
- ガリナと同じく両親と愛犬をヤッター・キングダム(ヤッター・メトロポリス)に連行されており、そのショックで視力を失っている。いつか「天使」が家族を連れ戻してくれると信じ、ガリナとともに山小屋で暮らす。ガリナ同様、ヤッターマンが身に着けているものに似たペンダントを着けている。
- ヤッター兵の追っ手を逃れて転がり込んできたドロンボー一味と初めて出会ったとき、彼女はレパードを待ちこがれていた「天使」と思い込み感激し、愛着を持つ。一方レパードは彼女に亡き母の面影を感じ、ヴェルトカッツェやエレパントゥスは彼女のたたずまいに電流に打たれたような衝撃を感じる。
- 偶然の成り行きから、ガリナと同じく、ドロンボー一味と旅を共にすることとなる。
- 第12話でガリナやレパードの言葉と慰めから、涙ながらに辛い現実を受け入れると同時に視力を取り戻し、ゴロー将軍のステッキを改造した「シビレステッキ」を武器に、ガリナと共に新生ヤッターマンとしてドクロベエとの最終決戦に挑む。ラストシーンでアルエットの家族の墓標にシビレステッキが供えられた。
- オモッチャマ
- 声 - たかはし智秋[注 3]
- ガリナがヴォルトカッツェの手解きを受けながら作った掌大のサイコロ型ロボット。当初はサイコロが動く程度だったが改良を重ね頭部が付き喋れるようになり、プロペラが付いて自立行動ができるようになり、手足もつけられ完成した。最後には英語で会話できるようになる。一人称は「ボッチ」で、語尾に「~だコロン」。
- 名前の由来はヴォルトカッツェが当初、「おもちゃみたいだ」といったことから。本作品では、正面のサイコロの目は6になっている[注 6]。
ドロンボー・ヤッターマンの関係者
- ドロシー
- 声 - 伊藤静
- レパードの母親。夫はレパードの誕生前に他界している。レパードと同様、先祖とは正反対の穏やかで優しい性格で、先祖の敵であるヤッターマンへの恨みはなく、娘と従者と共に平和につつましく暮らしていた。悪いことをするとヤッターマンからお仕置きの「デコピン」を食らうとレパードに教える一方、先祖が行ってきた悪事を償えば、いつかレパードを天国のようなヤッター・キングダムに連れて行けると信じている。レパードを「天使」と称して慈しみ育ててきたが、レパードの9歳の誕生日に不治の病に侵され、息を引き取る。
- ゴロゾウ
- 声 - 檜山修之
- アルエットの父親。作中には第8話の回想より登場[注 7]。
- 娘のアルエットやガリナを温かく見守る良き父親だったが、妻や愛犬と共にヤッター・キングダム(ヤッター・メトロポリス)に連行され、ガリナに娘を守るよう言い残した。その後、ガリナの語るところによれば「強制労働中に愛犬と共に事故に遭い命を落とした」とのことで、わずかな金銭と遺骨が返ってきただけだった。
- ガリナの回想によると語尾に「ぜ」とつける口癖がある。
- ドロンジョ
- 声 - 小原乃梨子
- レパード、ドロシーの先祖でドロンボー一味の女ボス。第12話のラストシーンで声のみ登場。
- かつてドクロベエに仕え、ヤッターマンを相手に戦ったが役に立たないという理由で部下と共に追放され、ドクロベエに戦争を引き起こした張本人として罪を擦り付けられていた。自分達の無念を晴らし、冒険に疲れて眠りについた子孫のレパードに優しく語りかけた。
ヤッター・キングダム
- ドクロベエ
- 声 - ホリ
- かつてドロンボー一味を従えていた存在で時の経過と共に半ば忘れ去られていたが、レパードが新生ドロンボー一味として決起する時、辺境の地の墓所に埋もれていた “ドクロマーク”(ドクロベエのアイコン)の前で胸の中で「自分たちを見守っていてほしい」と語りかけた。
- 表向きはヤッターマンに倒されたことになっているが、第10話でヤッターキングダムの支配者である「ヤッターマン」としてレパードたちの前に姿を現した。
- 初代およびリメイク版でのドクロベエと同一人物であり、宇宙人(XYZ星人)である。ただし、それまでの姿[注 8]よりも加齢のせいか痩せて、片眼鏡を使っている。かつてと同様に阪神のファン。
- 1度目でドロンボーを利用し、地球誕生の際に散らばったドクロストーン(自身の身体のパーツ)を集め星に帰ったものの、今まで邪魔したヤッターマンへのリベンジ[注 9]のために地球に戻る→ヤッターマンへの挑戦(の末 母星へ帰還)を繰り返した末、役立たずのドロンボー達に見切りをつけて追放。準備を整え大規模戦争を起こし、遂にヤッターマンを倒し、人類に壊滅的ダメージを与えた。
- さらに生き残った(そしてなおも自身を迫害した)少数の人間を苦しめるためヤッターマンを名乗り、ヤッター・キングダムを創設。ヤッターマンを「徹底的に神格化」しつつ、人間を酷使して自分のエネルギーを作らせ、最終的に死滅させることで復讐を遂げようとしていた。
- 最終決戦では数百メートルにまで巨大化し、ガリナ・アルエットら新生ヤッターマンと交戦、片腕をケンダマジックで拘束されヤッターメトロポリスの外にまで引きずり出されて、片眼鏡をかけた目を破壊され、巨大なドクロ雲を伴う爆発と共に消滅した。
ヤッター十二神将
ヤッター・キングダムを守護する12人の将軍[注 10]。ヤッター兵と違い人間だが、メンバー全員サイボーグであり、ドクロベエをヤッターマンであると強制的に信じるように洗脳されている。色違いのヤッターパグを使用する。
名前はイチローを筆頭に、ジロー、サブロー、シロー、ゴロー、ロクロー、ハチロー、キュウロー、ジュウロー、ジュウイチロー、ジュウニロー(いずれも男性)、紅一点のナナ。頭部のパーツは全員昆虫がモチーフで更に一部メンバー(イチロー~サブロー、ゴロー、キュウロー以降のメンバー)は タイムボカンの善玉メカのデザインが混ざっている。
- ゴロー将軍
- 声 - 檜山修之
- 第4話より登場。
- ヤッター十二神将の一人。義眼の左目を仮面で覆い、頭部と右腕を除きほぼ全身が機械化されたサイボーグ。電撃を流すステッキを武器に使う。同じくサイボーグ犬のワン(後述)を連れている。
- ドロンボーたちと各地で戦いを繰り広げ、終始優勢ではあったが、アルエットの姿を見て以来は脳裏にビジョンが浮かび、原因不明の機能不全を起こすようになる。以後失態を繰り返すようになり、遂には十二神将の地位を剥奪、ワンと共に投獄されてしまった。
- 作中では明確になっていないが、脳裏に浮かぶようになったビジョンや語尾に「ぜ」とつける口癖から、その正体はアルエットの父親・ゴロゾウである。そのビジョンによれば、過去に拉致され労役中に事故に遭い、サイボーグ化されることで生存していた。この際に記憶を消され、ヤッターマン(ドクロベエ)に心酔するように洗脳された模様。
- 最終的には過去の記憶を取り戻し、逃亡するアルエット達を助けるため心臓である動力炉を自ら破壊しヤッター兵と共に自爆、壮絶な最期を遂げた。
- 後に遺されたゴロー将軍の形見のステッキとワンの身体の一部は、彼の正体を密かに感づいていたガリナの手に渡り、ステッキはヤッターマン2号となったアルエットの武器「シビレステッキ」に使われ、ワンの身体の一部はヤッターワンの一部として組み込まれた。
- 頭部パーツのモチーフはタイムクワガッタン。
- ワン
- 声 - 高坂篤志
- ゴロー将軍に付き従うドーベルマンのような黒いロボット犬。
- 実はゴロゾウに同行していたドーベルマンの「ワン」をサイボーグ化した犬であり、ゴロー将軍のビジョンによれば、事故で瀕死の重傷を負ったゴロゾウと共にサイボーグ化された模様。
- 本来は高い戦闘能力を持つが、ガリナやアルエットに対して攻撃を仕掛けなかった。
- ヤッター兵に破壊された体の一部はガリナによりヤッターワンに組み込まれ、アルエットの言葉に反応して忠誠を尽くす。
- イチロー将軍
- 声 - 伊藤健太郎
- ヤッター十二神将のリーダー格。第12話でダイドコロンの自爆から唯一生き残り、炎を纏った両腕の拳でエレパントゥスと肉弾戦に挑み、敗退する。
- 頭のパーツのモチーフはメカブトン。
- ジロー将軍
- 声 - 陶山章央
- ヤッター十二神将の一人。語尾に「~だよ」を付けるのが口癖だが、ゴローやサブローと比べ文法上の矛盾が無い。第12話でヤッターパグでダイドコロンに挑み、その機体に取り付くも、1号のケンダマジックの糸を巻きつけられ、電流攻撃で敗退した。
- 頭のパーツのモチーフはテントウキ。
- サブロー将軍
- 声 - 竹内良太
- ヤッター十二神将の一人。語尾に「~じゃん」をつけるのが口癖。第12話で然程活躍もせずに降下してきたダイドコロンにヤッターパグごと押しつぶされた。
- 頭のパーツのモチーフはタイムドタバッタン。
その他
- ささやきレポーター
- 声 - 矢部雅史
- 第5話より登場する、メカ戦を実況するレポーター。姿は登場しないものの、過去のシリーズ作品に登場したカメラマンの小山[注 11]が同行しており、ヤッター・キングダムを告発するような潜入取材も行っている。
登場メカ
新生ドロンボーのメカ
- おしおき三輪車
- 第2話より登場。逃走用に使用した3人乗り自転車。先頭は分離して一輪車として使用も可能。
- 第3話以降では、ガリナ・アルエットとあわせて5人で乗れるように改造されている。翼をつけると人力飛行機にもなり、かなり長い時間滞空できる。
- ダイドコロン
- 絵本「ヤッターマンでんせつ」や第11話の過去の映像に登場した、昔のドロンボーが最初に使用したドロンボーメカ。
- 第12話で、ヤッターコウノトリの残骸からドロンボーのアイコンとして、ヴォルトカッツェとガリナによって新たに作られる。ガリナたちの新しいヤッターマンを支援するためにヤッター・キングダムを襲撃してヤッター兵を殲滅、その後ヤッター十二神将およびヤッターパグと交戦。火力と飛行能力はオリジナルをはるかに上回り、最後は爆発に巻き込んでヤッターパグ群を戦闘不能に追い込んだ。
新生ヤッターマンのメカ
- ヤッターワン
- 声 - 高坂篤志
- 絵本「ヤッターマンでんせつ」や第11話の過去の映像に登場した、昔のヤッターマンが使用したヤッターメカ。
- 第12話で、ヤッターコウノトリの残骸からヤッターマンのアイコンとして、ヴォルトカッツェとガリナによって新たに作られる。ヤッターコウノトリ(3機目)を退け、数百メートルの巨人と化したドクロベエと交戦する。名前はサイボーグ犬のワンから。ワンの意思が宿っているかのごとく、ヤッターマン2号(アルエット)の呼びかけに反応してフルパワーを出す描写がある。オリジナルにはない、両肩のロケットを使用しての飛行能力でドクロベエを翻弄し、激闘の末に倒した。ラストシーンでオリジナルと同じ姿になる。
ヤッター・キングダムのメカ
- ヤッター兵
- 声 - 内匠靖明(1-4話)、下屋則子(1-4話)、高坂篤志(5&10話)、柚木涼香(5話)、三戸耕三(6&11話)、北沢力(6&7&9&11話)、高橋研二(7話)、大林洋平(7話)、中嶋ヒロ(7話)。寺谷美香(9話)、矢部雅史(10&11話)、矢野亜沙美(11話)
- 声 - 高橋研二(ヤッター兵隊長)、北沢力(司会5話、アナウンス10話)、高坂篤志(G隊長)、河本邦弘(10話、ヤッター兵隊長)
- ヤッターマン1号・2号を模した人間大のロボット。ヤッター・キングダムの各地を警備しており、海から助けを求めに来たレパード達に容赦なく光線銃での攻撃を行った。また、敵対者・反逆者を発見した際は、飛行する後述のヤッターコウノトリに運ばれ、ゾロメカとして大挙して出現する。その際の声は「ヤッター、ヤッター…」。武器は破壊力を誇る光線銃。仲間が攻撃を受けて故障した際でも、動けない個体を踏み壊して前進する。またヤッター・キングダムの民衆でも、反逆者は容赦なく殺戮する。人間との会話・自己判断能力を持ち、ロボットでありながらも3話ではドロンボーのダイナマイト型メカに相対したときには驚きや動揺の様子を見せた。ミサイルや車輪などに、集団で合体する機能がある。
- 他にも、ヤッター兵を従えるヤッターマン1号・2号を縦半分に割って合体させたようなヤッター兵隊長や、短いマントをつけたG隊長がいる。
- 第12話でドクロベエが倒されたことによって、全てのヤッター兵達は機能を停止した。
- ヤッターコウノトリ
- 声 - 高橋研二
- コウノトリ型のヤッターメカ。反逆者を見つけると無数のヤッター兵をゾロメカとして放出する。頭部に一人乗りのコクピットがある。第2話ではヤッター兵が合体したミサイルでドロンボーのデコピンメカを破壊する。第3話では、ガリナの家を焼き払うものの、ドロンボーメカの自爆により破壊される。第11話ではヤッターキングダムに配備された二機目が登場し、ゴロー将軍の手引きでドロンボーたちが逃走するのにつかうが、レーザーの砲撃で撃墜され、第12話でヤッターワンとダイドコロンの材料になる。また同話では、三機目がダイドコロンおよびヤッターワンと交戦、体当たりでダイドコロンの片腕を破壊するも、ヤッターワンに乗った2号のシビレステッキの一閃で爆散する。
- ヤッターパグ
- 声 - 三戸耕三
- ゴロー将軍ほかヤッター十二神将専用のパグ型のヤッターメカ。ホットドッグ型(第4話)のメカの素を食べて鼻型ゾロメカを出したり、納豆型(第8話)のメカの素で納豆型ゾロメカのネトネトネットを出す。通常時でも4輪走行が可能だが、高速移動時などには両サイドに円型に組んだヤッター兵が合体し、タイヤのように高速回転する。杖の電撃で強化でき、ドロンボーメカを体当たり攻撃で倒す。自立行動も可能だが、口の部分にコクピットがある。第12話でダイドコロンと交戦し、ほとんどの機体が破壊され戦闘不能に追いやられる。
用語
- ヤッターマン
- この作品における「ヤッターマン」とは、かつてドロンボー一味を倒し楽園「ヤッター・キングダム」を造った男女一組の英雄である。ヤッターマンの伝説は後の世にまで語り継がれており、レパードも子供向けの絵本「ヤッターマンでんせつ」を読み、憧れを抱いていた。
- レパードたちがドロシーの病気を治す薬を求めて海峡を越えた時、ヤッターマンのようなシルエットを持つ二人に出会うが、その二人は無慈悲にレーザー銃を発砲、ドロシーを助けるために必死に言い募ろうとするレパードを一顧だにせず追い返す[注 12]。
- ヤッター・キングダム
- ヤッターマン(の名を騙っていたドクロベエ)が、かつて「デッカイドー」と呼ばれていた場所に作った国。ドロシーたちの住む辺境の地の対岸に存在している。第3話や第7話で登場した地図および第11話での高波による壁によって本州と隔てられた描写によれば北海道に酷似した形状をしており、「ソリャソウサ岬」(第3話)、「サッパリ市」(第5話)、「トマケ海岸」「すすきの」(第7話)、クッシャロデッシャロ湖(第8話)、ソリャアカン湖(第8話劇中の地図より)マシュウ湖(第8話劇中の地図より)との地名が存在する。
- 楽園のように国は富み、暮らす人々は幸せに包まれると言われていたが、現在は、ゴロー将軍をはじめとするヤッター十二神将が取りまとめるヤッターマンの姿をしたメカロボット(ヤッター兵)たちが国民を支配し脅かしている。物価に対しての消費税は80%[注 13]である。
- 民家の外壁にはヤッターマンのYマークを記した紙が貼られている。市民はヤッターマンから召集が下るとヤッター・メトロポリスでの強制労働を課され、周辺の人々はヤッター兵の目を恐れて、連行される労働者を「ヤッターマン様のために働ける」と祝福し万歳をして壮行する。
- 雪が積もる時期には、「サッパリ市」でゴロー将軍が国民のガス抜きのために企画した「雪まつり」が行われ、初代ヤッターマンをはじめ数々の雪像が飾り立てられ、祭りのなかのイベントとして「チキチキ格闘技大会」が行われる。大会の優勝賞品は賞金と羊で、一般公募で参加者を募り、相撲、ボクシング、プロレスの3競技が行われるが、実情はヤッターメカが参戦し優勝が阻まれる出来レースとなっている。
- ヤッター・メトロポリス
- 「デッカイドー」の最北端にある「ソリャソウサ岬」(稚内市に相当する辺り)に存在するヤッター・キングダムの首都。ガリナとアルエットの両親はこの地で強制労働させられた末に事故死したという。実際にはドクロベエが創設した首都であるため、上空から見るとドクロ型になっている。
- ヤッターマンでんせつ
- 初代のヤッターマンが、初代のドロンボー一味を倒し、ヤッター・キングダムを建国するまでを描いた子供向けの絵本。本書では、ドクロベエもヤッターマンに倒されたと物語は締めくくられている[注 14]。
- ドクロベエが(人類への復讐の一環として)ヤッターマンを「徹底的に神格化」するために利用したプロパガンダ作品であり、ヤッター・キングダム全土に配布されている。レパードは幼少時から愛読し、ドロンボー一味を新生させた3人は、本書に描かれていたドロンボー一味の服装や行動・言動に倣うようになる。ガリナも、本書を参考にドロンボーの衣装を作成する。
- 辺境の地
- ドロンボー一味がヤッターマンに倒されて[注 15]流れ着いたという、海と山に囲まれた土地。実在するトンネルと同名である青函トンネルが存在する。大地は痩せて作物は育ちにくく、住む者たちは貧しい暮らしを強いられている。山側にはYマーク(ヤッターマンのマーク)が刻まれた巨大で長い壁がそびえ立ち、住人たちは他の地に移り住むことも出来ず、半ば軟禁されている。(海を越えヤッター・キングダムに行こうとしても、Yマークの壁が緊急屹立し、行く手を阻む)。
- 外れにある墓所はヤッターキングダムを臨む岬のような場所にある。病で命を落としたドロシーも夫の墓がある所に埋葬、共に永遠の眠りに付いている。
- 第2話で、ヤッター・キングダムに通じるもう1つの手段として、永らく使われておらず入り口がガレキなどで埋まっていた青函トンネルを発見(途中に実在する駅と同名の竜飛海底駅もある)。エレパントゥスが障害物を撤去し、ヴォルトカッツェが作ったトロッコでヤッター・キングダムへの上陸に成功する。なお、青函トンネルを使う経路を思いつくきっかけは、オダさまが持ち出してきた「学研まんが」に似た本「竜研まんが『青函トンネルのひみつ』」である。
- 第11話ではヤッターマンとドロンボーの戦争により「人の住めなくなった土地」から隔離する目的で、津軽海峡に高波による防御壁で北海道を遮った後に、ヤッターキングダムと名付けたような描写が見られる。
- おしおき
- 本作品ではドロシーが自分たちの状況を「おしおきを受け続けている」と語ったり、決起したレパードが「ヤッターマンに“おしおき”をする」と誓うなど、キーワード的に多用されている。また、ドロシーの教えから、レパードは「おしおき=デコピン」と考えている。
- 本作品の冒頭、過去の地球(具体的な時代は不明だが、元旦である)で突如として起こった災厄的状況(隕石のようなものが降り注ぐ・いわゆる“ドクロ雲”が空に湧く)の中で、かつてドクロベエがドロンボー一味に“おしおき”を執行する際に言い放った「おしおきだべぇ〜」の声が響き渡った[注 16]。現在でもこの世界の夜空には、月に代わってドクロ状の巨大な物体が浮かんでいる。第6話ではおしおきとして銃殺しようとしたことから、ヤッター・キングダムでは処刑と同義となっている。
- Yマーク
- 初代のヤッターマンのマーク。アルファベットの「Y」をモチーフにしたデザインで、劇中では横長のものが主流である。レパードらが住む辺境にそびえ立つ巨大な壁に記されている他、ヤッターキングダムの民家などにおいて、マークが描かれた紙が貼られている様子が見受けられる。
- ジョシコーセー
- ヴォルトカッツェの魂に刻まれた言葉。当初、彼はその単語が一体何かは判らなかったが、この言葉に淡い思いを感じたり力が湧いてくるので、とても大事なものだと感じている[注 17]。
- 後にヤッター・メトロポリスでヤッターマン(の名を騙っていたドクロベエ)と相対し、ドクロベエが過去から現在に至るまでの歴史を記したビデオ映像をドロンボーたちに見せようとした際、ヤッター兵が誤って過去のテレビ番組『全国のキュートな女子高生を探せ!』を流し、そこに「女子高生」(声 - 赤﨑千夏、有賀苹果)たちが登場したことで、初めて「女子の高校生」のことだと理解。改めて「全国の女子高生とお友達になりたい」という夢を認識する。
スタッフ
- 原作・アニメーション制作 - タツノコプロ
- 監督 - 吉原達矢
- スーパーバイザー - 笹川ひろし
- チーフプロデューサー - 渡邉季之、菊川雄士
- プロデューサー - 依田健、三澤幸三、内田朋宏、竹越大輔、森山敦、吉江輝成、旦悠輔
- シリーズ構成・脚本 - ふでやすかずゆき
- キャラクターデザイン - 後藤圭佑
- メカニックデザイン - 雨宮哲、川原智弘、城前龍治、小川浩、秋篠Denforword日和
- プロップデザイン - 中山竜
- キーアニメーター - 中山竜、榎戸駿
- 美術監督 - 海津利子
- 美術設定 - 比留間崇
- 色彩設計 - のぼりはるこ
- 撮影監督 - 神木正士
- 編集 - 奥田浩史
- 音響ディレクター - 今泉雄一
- 音楽 - 加藤達也
- 音楽プロデューサー - 斎藤滋
- 音楽制作 - ランティス
- アニメーションプロデューサー - 吉田昇一
- 制作 - 夜ノヤッターマン製作委員会
主題歌
- オープニングテーマ「極限Dreamer」(第2話 - 第11話)
- 作詞 - 勇-YOU- / 作曲・編曲 - 太田雅友 / 歌 - SCREEN mode
- 第1話ではエンディングテーマとして使用。第12話では挿入歌として使用。
- エンディングテーマ「情熱CONTINUE」(第2話 - 第11話)
- 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 山口朗彦 / 歌 - スフィア
- 第1・12話では未使用。
- 劇中歌「ヤッターマンの歌」(第11・12話)
- 作詞 - 若林一郎 / 作曲・補作詞 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本正之・少年少女合唱団みずうみ
- 第11話の劇中で、ドクロベエが過去を振り返る際に用いた『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』オープニングソング。MX放送時にはクレジットなし。BS日テレ放送時に記載追加。他にも劇中で数回、レパードたちが曲の始めの部分をハミングしている。
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1夜 | 2015年 1月11日 |
世界は真っ暗闇 | 吉原達矢 | 後藤圭佑、櫻井拓郎 小野田貴之 | |
第2夜 | 1月18日 | ヤッターマンにデコピンを | 中野英明 | 近藤優次、松本朋之 | |
第3夜 | 1月25日 | 俺たちは天使じゃないけど天使のフリをする | 吉原達矢 | 野木森達哉 | 杉本里菜 |
第4夜 | 2月1日 | 湯けむり露天風呂紀行 | セトウケンジ 中山竜(アクション) |
政木伸一 中山竜(アクション) |
渡辺奈月 城前龍治(メカ) 中山竜(アクション) |
第5夜 | 2月8日 | 母に捧げるハリケーン | 中野英明 | 徳本善信 | 桜井拓郎、榎戸駿 中山竜、後藤圭佑 川原智弘(メカ) |
第6夜 | 2月15日 | 冬に咲く花 | 伊藤良太 | 近藤優次、松本朋之 | |
第7夜 | 2月22日 | 夢の海 | 柊陽菜 | 松山正彦 | 杉本里菜、小宮山由美子 柊陽菜、臼田美夫 中山竜、榎戸駿 後藤圭佑 川原智弘(メカ) |
第8夜 | 3月1日 | クッシャロデッシャロ湖のクッシー | セトウケンジ | 徳本善信 | 小林史緒里、築山翔太 佐々木一浩、桜井拓郎 |
第9夜 | 3月8日 | アバレシ番外地 | 柊陽菜 | 政木伸一 | 渡辺奈月、吉田肇 竹内昭 工原しげき(メカ) |
第10夜 | 3月15日 | ヤッター十二神将包囲網 | 虚無供物 伊藤良太 吉原達矢 |
野木森達哉 伊藤良太 吉原達矢 |
小野田貴之、柊陽菜 榎戸駿、羽山賢二 川原智弘(メカ) |
第11夜 | 3月22日 | 真実のヤッター・メトロポリス | 高橋敦史 | 松山正彦 | 近藤優次、松本朋之 |
最終夜 | 3月29日 | 夜明け | 吉原達矢 | 柊陽菜、伊藤良太 杉本里菜、中山竜 榎戸駿、後藤圭佑 川原智弘(メカ) |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [7] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2015年1月11日 - 3月29日 | 日曜 22:00 - 22:27 | TOKYO MX | 東京都 | 『みんな集まれ!ファルコム学園』放送のため、22:27までの放送。 |
2015年1月13日 - 3月31日 | 火曜 1:59 - 2:30(月曜深夜) | 読売テレビ | 近畿広域圏 | 『MANPA』第1部 |
火曜 2:22 - 2:52(月曜深夜) | 中京テレビ | 中京広域圏 | ||
2015年1月14日 - 4月1日 | 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) | BS日テレ | 日本全域 | |
2015年4月7日 - | 火・水曜 1:00 - 2:00 (月・火曜深夜) | 日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツ | 日本全域 | 2話連続放送[8] |
2015年4月28日 - | 火曜 7:00 - 7:30 | 宮古テレビ(CATV自主放送)[9] | 沖縄県宮古島市および多良間村 | リピート放送あり 沖縄県域民放では3局のいずれでも番販ネットしていない |
2015年5月17日 - | 日曜 2:10 - 2:40(土曜深夜) | 福島中央テレビ[9] | 福島県 | |
2016年4月22日 - | 金曜 2:14 - 2:44(木曜深夜) | テレビ信州[10] | 長野県 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2015年1月14日 - 4月1日 | 水曜 1:00(火曜深夜) 更新 | GYAO! | 第1話無料、第2話以降1週間無料 |
2015年1月21日 - | ニコニコチャンネル | 第1話無料、第2話以降有料 | |
水曜 12:00 更新 | 日テレオンデマンド | ||
2015年1月- | ひかりTV | ||
バンダイチャンネル[12] |
映像ソフト化
2015年6月26日に全12話を収録したBD-BOX(KIXA-498〜500)が発売された。特別番組『超豪華!タイムボカンシリーズ大集結! 夜ノヤッターマン祭』が映像特典として収録されている[13]。DVD版はレンタルのみ[14]。
関連作品
- 破裏拳ポリマー - 第5話でポリマーを模したコクピットメカが登場。
- 未来警察ウラシマン - 第7話でゲストのリュウがオープニング歌詞の一部を引用。
- マッハGoGoGo - 第9話でマッハ号に似たレーシングカーが登場。
- ナースウィッチ小麦ちゃんR - 同作品の第1話にて、新旧ドロンボー一味が看板として登場(元祖ドロンボー一味の看板が敵怪人の放ったビームで新生ドロンボー一味に代わる設定)。
脚注
注釈
- ^ 善悪のみの逆転に限れば、シリーズ第8作目『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』でも同様の試みがなされた前例はある。
- ^ a b c d 吉野裕行・伊藤静の2人は、それぞれ第2作目で、高田ガン(ヤッターマン1号)・上成愛(ヤッターマン2号)の声を演じた経験があり、本作品でも新生ヤッターマンのガリナ(ヤッターマン1号)・アルエット(ヤッターマン2号)を演じている。
- ^ a b c たかはし智秋は第2作目から引き続き、本作品でもオモッチャマを演じている。また本作品ではオダさまというしゃべるブタも演じているが、第2作目でもネエトンというしゃべるブタ型ロボットを演じている。
- ^ ただし決着自体はレパードの指示で、彼らの戦闘中にヴォルトカッツェが作り上げたダイナマイト型メカの自爆でつけている。
- ^ ドロシー・ヴォルトカッツェ・エレパントゥスによると、人語が話せるのは「豚だから」。
- ^ 正面の目が6になっているのは、第1作目と同様。第2作目は正面が5、実写映画版は正面が4であった。
- ^ 第2話EDでは、ゴロゾウと思われる後ろ姿のシルエットが登場している。
- ^ ヤッターキングダムでのプロパガンダ映像でドロンボーと一緒に映る画は過去の姿のまま。
- ^ リメイク版放送当時は単なる観光であった。
- ^ ただしドクロベエ自身は数自体にこだわりはないらしく、昔のよしみとしてレパード達を勧誘し、十六神将にしようとしていた。
- ^ 初出は『ヤットデタマン』。昭和期のテレビシリーズでは富山敬が、富山の没後に制作された第2作目では徳本恭敏が担当していたが、本作品では矢部が担当している。
- ^ レパード達が新生ドロンボーとして決起後に倒したが、これはヤッターマンそっくりに似せたメカロボット・ヤッター兵の一組に過ぎなかった。
- ^ 放送当時である2015年1月においての日本の消費税は8%。
- ^ 過去のシリーズのヤッターマンたちは、ドクロベエを直接倒したことはない。第2作目では直接対決こそあるが、アルバムメカによって孫のドクボンが帰りたいと言ったためにドクロベエ自らXYZ星に退散したため、倒されていない。実写映画版でも直接対決があるが、ドクロストーンによってできた時空の隙間にドクロベエがドロンジョを道連れにしようとしたが、ヤッターマンがドロンジョを救い出し、ドクロストーンを破壊して時空の隙間の入口を塞いでドクロベエを現代から追放したため、倒されていない。
- ^ 実際は前述の通り、ドクロベエに“役立たず”として追放された
- ^ 前述の「ヤッターマンを倒すために起こした大規模戦争」
- ^ 一時期ヤッター兵に捕縛され、あわや処刑されそうになった時にも最後の言葉に叫んだほどである。
出典
- ^ 「夜ノヤッターマン」制作決定! ってなんかすごくワクワクするタイトルだな ねとらぼ(ITmedia) 2014年10月20日、同12月31日閲覧。
- ^ 「夜ノヤッターマン」キャスト発表 ねとらぼ(ITmedia) 2014年11月28日、同12月31日閲覧。
- ^ “これが今風ドロンボー一味? 「夜ノヤッターマン」1月スタート”. ITmedia. (2014年10月27日) 2015年2月15日閲覧。
- ^ 『タイムボカン24』メインキャスト発表! 『夜ノヤッターマン』声優も集結クランクイン!公式サイト
- ^ 新ドロンジョ様は9歳…! 『夜ノヤッターマン』が予想の斜め上 KAI-YOU 2014年12月22日、同24日閲覧。
- ^ “ON AIR”. 夜ノヤッターマン 公式サイト. 2014年12月22日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “夜ノヤッターマン”. 日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツ. シーエス日本. 2015年3月2日閲覧。
- ^ a b “「夜ノヤッターマン」が沖縄と福島で放送されます!”. 『夜ノヤッターマン』公式Twitterアカウント. 2015年4月20日閲覧。
- ^ テレビ信州公式サイト・週間番組表(2016年4月19日閲覧)
- ^ “ON AIR”. 夜ノヤッターマン 公式サイト. 2014年12月22日閲覧。
- ^ 夜ノヤッターマンバンダイチャンネル公式サイト
- ^ 夜ノヤッターマン公式サイト・GOODS
- ^ 夜ノヤッターマンTSUTAYA公式サイト
外部リンク
- 夜ノヤッターマン 公式サイト
- アニメ「夜ノヤッターマン」(TOKYO MXサイト内)
- 夜ノヤッターマン|読売テレビ
- 夜ノヤッターマン (@yoru_yatterman) - X(旧Twitter)
読売テレビ MANPA 第1部 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
オオカミ少女と黒王子
(2014年10月7日 - 12月23日) |
夜ノヤッターマン
(2015年1月13日 - 3月31日) |
山田くんと7人の魔女
(2015年4月14日 - 6月30日) |