「アドボケイト」の版間の差分

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[[法系|各国の法制度]]においては、この法律用語は多少異なる意味で使用されている。[[イングランド法]]を元にした区域では、大まかに[[法廷弁護士|'''法廷弁護士'''(barrister)]]や[[事務弁護士|'''事務弁護士'''(solicitor)]]を指す。ただ、[[スコットランド法|スコットランド]]、南アフリカ 、イタリア、[[フランス法|フランス]]、スペイン、ポルトガル、スカンジナビア、ポーランド、南アジア、南アメリカの国々では、「アドボケイト」は「'''上級弁護士'''」のことを指している<ref name=":0">An advocate would be the most essential part of the European jurisdictions (law n. 133), [http://jus2.uol.com.br/doutrina/texto.asp?id=6208 Jus Navigandi] {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20090201105741/http://jus2.uol.com.br/doutrina/texto.asp?id=6208|date=February 1, 2009}}, [http://sisnet.aduaneiras.com.br/lex/doutrinas/arquivos/advocacia.pdf FERREIRA, Éder] {{Webarchive|url=https://web.archive.org/web/20160304035229/http://sisnet.aduaneiras.com.br/lex/doutrinas/arquivos/advocacia.pdf|date=March 4, 2016}}, pesquisados em 7 de abril de 2008</ref>。いくつかの言語では、"Advocate"を、" Adv." とし、爵位のように法の分野での敬称となる。例えば、アルベリコ・ジェンティリ卿('''Adv.''' Sir Alberico Gentili)<ref>{{Cite web|url=http://www.ilcorrieredispagna.com/si-agli-abogados-in-italia-ma-anche-in-spagna-ormai-e-piu-difficile-ottenere-il-titolo/10655/|title=Si agli “abogados” in Italia ma in Spagna ormai è più difficile ottenere il titolo.|publisher=|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150512063401/http://www.ilcorrieredispagna.com/si-agli-abogados-in-italia-ma-anche-in-spagna-ormai-e-piu-difficile-ottenere-il-titolo/10655/|archivedate=2015-05-12|accessdate=2015-05-12}}</ref> となる。

2019年7月16日 (火) 07:36時点における版

アドボケイト英語: Advocate、アドヴォケイト、アドボケート等々)とは、語源の「アドボカタス」から派生した言葉で、日常用語として「アドボカシー」と同様に「擁護・代弁」「支持・表明」「唱道」なども(動詞でもあり名詞でもある)意味するが、イギリスなど英米法コモン・ロー)諸国においては、法律の分野における「'''弁護士'''」または関連非プロフェッショナルのことを指す[1]

各国の法制度においては、この法律用語は多少異なる意味で使用されている。イングランド法を元にした区域では、大まかに法廷弁護士(barrister)事務弁護士(solicitor)を指す。ただ、スコットランド、南アフリカ 、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、スカンジナビア、ポーランド、南アジア、南アメリカの国々では、「アドボケイト」は「上級弁護士」のことを指している[1]。いくつかの言語では、"Advocate"を、" Adv." とし、爵位のように法の分野での敬称となる。例えば、アルベリコ・ジェンティリ卿(Adv. Sir Alberico Gentili)[2] となる。

より日常的な意味としては、上述の「擁護」や「支持」「代弁」「唱道」、政治家からの(代議員として期待される)「支援」、「他の誰かを助けるために声を上げる事」などを指す。

イギリスとその島々

スコットランド

アドボケイトの団体

16世紀のアドボケイト

アドボケイトはエジンバラのアドボケイト協会(the Faculty of Advocates)によって運営管理される。協会には約750人の会員が所属しており、そのうち約460人がアドボケイトを実務として行っている。約75人は女王の諮問会議(Queen's Counsel)のメンバーである。協会は、会長、副会長、会計、書記官と共に秘密投票で毎年選出されている。

アドボケイトはかつら、白い蝶ネクタイ、ストラップおよびガウンを裁判所の服装として着用する。

アドボケイトになる

アドボケイトになる過程は「悪魔(devilling)」と呼ばれ、教師役は「悪魔の主(devilmaster)」すべての新入生はスコットランドの弁護士、すなわち法学の学士号および法実務の卒業証書を取得し、弁護士としての資格を得るために必要な2年間の研修を修了している必要がある。それ以外の場合は、他のコモン・ロー管轄の弁護士会(バー)メンバーになる。

アドボケイトへ加入

「悪魔」の期間の終わりの加入認可は、主任「悪魔の主」が「悪魔(生徒)」がアドボケイトであることにふさわしく適切な人物であること、および「悪魔」がその分野での広範囲の仕事に関わってきたと証明されるか、に依存する。書面および口頭によるアドボカシーの多くの側面における「悪魔」の能力は「悪魔」の期間に中に評価され、「悪魔」が有能でないと評価された場合、彼または彼女は団体に加盟することはでない。

北欧諸国

北欧諸国には統一された法律専門職があり、法廷で弁護する弁護士とそうでない弁護士を区別していない。アドボケイトの称号で公認を得るためには、候補者は合法的な学位を持っている必要がある。認定大学で5〜6年間の法学を学び、さらに資格のあるアドボケイトの後援を受けて(2〜5年間)働いており、法廷での経験も必要である。資格がある場合、候補者はアドボケイトとして免許証を取得することができる。これは弁護士と呼ばれるのと同等である。スカンジナビアのすべての言語で、称号は「advokat」である。

しかし、必ずしも北欧諸国すべてに同様に適用されるわけではなく、ノルウェーでは、例えば適切な法律の学位を持っている人は、代わりに登録された法律顧問( rettshjelper )として法律を実践することができ、アドボケイトの肩書きと同じ権利をもつ。

英語では、北欧の「advokat」の称号は「barrister」、 「lawyer」、「attorney-at-law」すべて同義的に弁護士の意味で翻訳されることになる。

脚注

  1. ^ a b An advocate would be the most essential part of the European jurisdictions (law n. 133), Jus Navigandi Archived February 1, 2009, at the Wayback Machine., FERREIRA, Éder Archived March 4, 2016, at the Wayback Machine., pesquisados em 7 de abril de 2008
  2. ^ Si agli “abogados” in Italia ma in Spagna ormai è più difficile ottenere il titolo.”. 2015年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月12日閲覧。

関連項目

外部リンク