「ゴースト/ニューヨークの幻」の版間の差分
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サムはオダ=メイを一晩中「[[ヘンリー8世 (イングランド王)|ヘンリー8世]]君」<ref>[[イギリス]]のグループ・[[ハーマンズ・ハーミッツ]]が[[1965年]]にリリースしたシングルで全米1位を獲得した曲(原題”I'm Henry The Eighth, I Am”)。歌詞中に「サム」が出てくる(”She wouldn't have a Willy or a Sam - No Sam !”)。また、1番の歌詞の後に「(次は)2番だって?1番とおんなじだよ!(”Second verse? Same as the first !”)」とあり、永遠に歌を繰り返す。みんなが嫌がるのは、これに加えてひどい[[コックニー]]訛り(例えば ”Henry” は ”H"を発音しないので”Enry”と聞こえる)で歌うからである。</ref>を聞かせ続けるという半ば脅迫めいたやり方ではあるが説得し、モリーに会わせた。サムしか知らないことをオダ=メイから言われたモリーは半信半疑ながら彼女の話に耳を傾ける。そしてサムは自分を殺した犯人の名前がウィリー・ロペスだとオダ=メイから彼女に言い聞かせた。 |
サムはオダ=メイを一晩中「[[ヘンリー8世 (イングランド王)|ヘンリー8世]]君」<ref>[[イギリス]]のグループ・[[ハーマンズ・ハーミッツ]]が[[1965年]]にリリースしたシングルで全米1位を獲得した曲(原題”I'm Henry The Eighth, I Am”)。歌詞中に「サム」が出てくる(”She wouldn't have a Willy or a Sam - No Sam !”)。また、1番の歌詞の後に「(次は)2番だって?1番とおんなじだよ!(”Second verse? Same as the first !”)」とあり、永遠に歌を繰り返す。みんなが嫌がるのは、これに加えてひどい[[コックニー]]訛り(例えば ”Henry” は ”H"を発音しないので”Enry”と聞こえる)で歌うからである。</ref>を聞かせ続けるという半ば脅迫めいたやり方ではあるが説得し、モリーに会わせた。サムしか知らないことをオダ=メイから言われたモリーは半信半疑ながら彼女の話に耳を傾ける。そしてサムは自分を殺した犯人の名前がウィリー・ロペスだとオダ=メイから彼女に言い聞かせた。 |
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モリーはそのことをカールに話し相談するが、カールはオダ=メイはペテン師だと決め付け信じなかった。しかし、真意を確かめたいモリーを見て、カールは自分が調べようと言ってウィリーの住むアパートへ向かう。 |
モリーはそのことをカールに話し相談するが、カールはオダ=メイはペテン師だと決め付け信じなかった。しかし、真意を確かめたいと考えるモリーを見て、カールは自分が調べようと言ってウィリーの住むアパートへ向かう。 |
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ウィリーのアパートに着いたカールを見守ろうとサムも付いていくが、そこでサムは自分が殺された事件の衝撃的な真相を知ることとなった。カールは |
ウィリーのアパートに着いたカールを見守ろうとサムも付いていくが、そこでサムは自分が殺された事件の衝撃的な真相を知ることとなった。カールは裏で、麻薬組織から受け取った400万ドルもの不当な金を密かに自らが務める銀行で[[資金洗浄]]するという不正を働いていた。だがそれによる異変を察知したサムが妨げになったことで、カールはウィリーに彼を襲うよう依頼し、その結果サムは殺されたのだった。 |
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一方、モリーは警察署でオダ=メイから教えられたことについて相談していたが、そのオダ=メイがかつて詐欺師として悪事を働き服役までしていたことを告げられショックを受ける。その後、自宅でモリーにそれを打ち明けられたカールはそこに付け込み、モリーにキスをしようとする。しかしその場に居合わせたサムが阻止しようと飛び込んだ瞬間、写真立てが崩れて二人を離すことが出来た。 |
一方、モリーは警察署でオダ=メイから教えられたことについて相談していたが、そのオダ=メイがかつて詐欺師として悪事を働き服役までしていたことを告げられショックを受ける。その後、自宅でモリーにそれを打ち明けられたカールはそこに付け込み、モリーにキスをしようとする。しかしその場に居合わせたサムが阻止しようと飛び込んだ瞬間、写真立てが崩れて二人を離すことが出来た。 |
2019年6月28日 (金) 07:41時点における版
ゴースト/ニューヨークの幻 | |
---|---|
Ghost | |
監督 | ジェリー・ザッカー |
脚本 | ブルース・ジョエル・ルービン |
製作 | リサ・ウィンスタイン |
製作総指揮 | スティーヴン=チャールズ・ジャッフェ |
出演者 |
パトリック・スウェイジ デミ・ムーア ウーピー・ゴールドバーグ |
音楽 | モーリス・ジャール |
主題歌 | ライチャス・ブラザーズ「アンチェインド・メロディ」 |
撮影 | アダム・グリーンバーグ |
編集 | ウォルター・マーチ |
配給 |
パラマウント映画 パラマウント映画/UIP |
公開 |
1990年7月13日 1990年9月28日 |
上映時間 | 128分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $22,000,000[1] |
興行収入 |
$505,702,588[1] $217,631,306[1] 61億7000万円[2] |
配給収入 | 37億5000万円[3] |
『ゴースト/ニューヨークの幻』(原題:Ghost)は、1990年のアメリカ映画。恋愛映画。
2005年から放送されていたテレビドラマの『ゴースト 〜天国からのささやき』とは関係ない。
概要
ロマンス、コメディ、ファンタジー、ホラーといったいくつかのジャンルに含まれる。愛する人が幽霊となって目の前に現れるというアイデアは、この映画のメガヒットで多くの亜流映画・小説を生む。
ウーピー・ゴールドバーグがアカデミー助演女優賞を受賞し、作品自体もアカデミー作品賞、編集賞、作曲賞にノミネートされたが、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』という強豪の存在のため他はアカデミー脚本賞(ブルース・ジョエル・ルービン)を受賞するにとどまった。
主題歌は、ライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」(もともとは、1955年の映画『Unchained』(日本未公開)の主題歌だった。作曲はアレックス・ノース)。
監督は『裸の銃を持つ男』や『フライングハイ』などのコメディを得意とするジェリー・ザッカー。母のシャルロッテ・ザッカーを銀行の受付役、妹のスーザン・ブレスラウをサムの同僚のスーザン役で登場させている。1995年にもシリアス路線で『トゥルーナイト』を監督した。
また、脚本のブルース・ジョエル・ルービンの母親も小切手を受け取る慈善団体の教会のシスター役で登場している。
ストーリー
舞台はニューヨーク。
温厚誠実な銀行員サム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は、陶芸家として成功しつつある最愛の恋人モリー・ジェンセン(デミ・ムーア)と幸せな時間を過ごし、同僚の友人カール・ブルーナー(トニー・ゴールドウィン)とも良好な関係を維持しながら順調に仕事をこなし、平穏な日々を送っていた。
ある日、サムは勤め先の銀行で、コンピュータ内の口座データに異変があるのを発見した。カールが手伝おうとしたが、サムは断り残業して調べる…。
後日、サムとモリーが「マクベス」を観劇しての帰り道、モリーがサムに自分の心を打ち明けた。「貴方と結婚したい」。今まで、彼女が避けていた問題だったのでサムは驚く。悩むサムに、モリーはなぜ「愛してる」と言葉にしてくれないのかと問い詰める。「愛してる……」とモリーが言うと、サムは必ず「Ditto(同じく)」と答えていた。
しかしそのとき、暗がりから一人の暴漢がサムを襲った。そしてサムと暴漢は揉み合いになり、暴漢が持っていた拳銃が発砲された。そして暴漢は逃げ、それを追いかけるも取り逃がしたサムが諦めて戻ると、モリーが血だらけの自分を抱いていた。サムは死んでゴーストになってしまったのだ。
ゴーストになったサムはモリーのアパートで彼女と共にいた。サムは彼女からは見えず話しても声は届かない。カールはサムが死んでモリーに近付いていくようになり、モリーはそれを拒む。あくる日、気分転換のため2人が散歩に出かけたが、その後に留守中のモリーのアパートに一人の男が侵入して来た。その男の顔を見てサムは驚愕する。侵入してきた男は自分を襲って殺したあの暴漢だったのだ。サムはその男に殴りかかるが当たらず空を切るばかり。そこにモリーが帰ってきてしまい、サムは危険を知らせようと必死に呼びかけるが彼女は気付かない。そのまま知らずに暴漢の男に狙われるモリーだったが、咄嗟にサムはモリーの飼い猫のフロイドをけしかけて何とか男を追い出した。
アパートから出た暴漢の男はそのまま地下鉄に乗り、追跡するサムもそれに乗るが、そこで突然見知らぬ男のゴーストが「ここは俺の縄張りだ!」と襲ってきた。その男ゴーストは、地下鉄を自分の場所として占領し、物体に触れて動かすことが出来るサブウェイゴースト(ヴィンセント・スキャヴェリ)だったのだ。その場を逃れて再び暴漢の男を追跡したサムは、その男の住んでいるアパートを突き止める。そこの表札に書かれていた暴漢の男の名前はウィリー・ロペス(リック・アビレス)であった。アパートを出ると、近くに霊媒師の看板を見つけ、サムは中へ入った。何やらインチキ臭い霊媒師オダ=メイ・ブラウン(ウーピー・ゴールドバーグ)が客を相手にしていた。彼女がやっていることは明らかにインチキだったが、サムが茶々を入れているとオダ=メイは反応した。自分の声が彼女に聞こえていると知り驚くサム。彼女はその時初めて霊媒師として才能を開花させたのだ[4]。
サムはオダ=メイを一晩中「ヘンリー8世君」[5]を聞かせ続けるという半ば脅迫めいたやり方ではあるが説得し、モリーに会わせた。サムしか知らないことをオダ=メイから言われたモリーは半信半疑ながら彼女の話に耳を傾ける。そしてサムは自分を殺した犯人の名前がウィリー・ロペスだとオダ=メイから彼女に言い聞かせた。
モリーはそのことをカールに話し相談するが、カールはオダ=メイはペテン師だと決め付け信じなかった。しかし、真意を確かめたいと考えるモリーを見て、カールは自分が調べようと言ってウィリーの住むアパートへ向かう。
ウィリーのアパートに着いたカールを見守ろうとサムも付いていくが、そこでサムは自分が殺された事件の衝撃的な真相を知ることとなった。カールは裏で、麻薬組織から受け取った400万ドルもの不当な金を密かに自らが務める銀行で資金洗浄するという不正を働いていた。だがそれによる異変を察知したサムが妨げになったことで、カールはウィリーに彼を襲うよう依頼し、その結果サムは殺されたのだった。
一方、モリーは警察署でオダ=メイから教えられたことについて相談していたが、そのオダ=メイがかつて詐欺師として悪事を働き服役までしていたことを告げられショックを受ける。その後、自宅でモリーにそれを打ち明けられたカールはそこに付け込み、モリーにキスをしようとする。しかしその場に居合わせたサムが阻止しようと飛び込んだ瞬間、写真立てが崩れて二人を離すことが出来た。
そしてサムは、ゴーストでも物体を動かせるようになるべく、物体に触れていたあのサブウェイゴーストの元へ赴く。再び出会ったサムを追い出そうとするサブウェイゴーストだったが、彼の強い意志に根負けし、物体を動かす方法をサムに伝授させる。そしてサムも、あらゆる物体に触れて動かせるようになったのだった。
続いてカールの悪巧みを止めるため、サムは再びオダ=メイを訪ねる。本物の霊媒師となったことで自分の元に多くのゴーストが集まるも追い出している彼女だったが、直後に現れたウィリーに襲われる。だが何とか命拾いしたオダ=メイにサムは偽の身分証明書を持って銀行へと行くよう指示する。そしてサムの助言のもと、銀行に訪れたオダ=メイはカールが開設していた架空口座の名義人に成り済まし、上手く口裏を合わせてその口座を解約、あの不正の400万ドルを小切手として引き出すことに成功する。直後、偶然居合わせたモリーにその様子を目撃されながらも何とか2人はその場を後にした。大金を手にして喜ぶオダ=メイだったが、犯罪の汚い金だとサムに諭され、嫌々ながらもその400万ドルの小切手を慈善団体に寄付したのだった。
同じ頃、銀行のオフィスにいたカールは、例の架空口座が解約され麻薬組織に送金するつもりだった400万ドルが無くなったのを知り慌てふためいていた。このまま送金が出来なければ組織に殺されてしまうカールは銀行が閉店した後もオフィスに残り必死で金を探していたが、そこでサムが起こした怪奇現象を目の当たりにして青くなりながらモリーのアパートへと駆け込み、以前のオダ=メイとゴーストになったサムの件についてモリーに問い始めた。そして彼女から、オダ=メイが銀行で偽名[6]を使い口座を解約していたという話を聞いて例の金が無くなった理由を悟ったカールは、モリーに分からないところで見えないゴーストのサムに向かって彼女を人質にして金を返すよう要求し、送金の時刻までにモリーのアパートへはまた来る手筈ですぐさま金を取り戻すべくウィリーと共にオダ=メイらが住むアパートへ向かった。サムの呼びかけで、間一髪2人から逃れるオダ=メイとその姉妹。そしてカールとウィリーから見えないサムが物体を動かしてポルターガイストを起こし、ウィリーを恐怖の底へ突き落とした。パニックに陥りながら逃げ惑うウィリーはそのまま車道へ飛び出してしまい、走ってきた乗用車とバスに挟まれ死亡。彼もサムと同じくゴーストとなり、その事実を告げる自らが手にかけたサムの姿を再び目にした。それも束の間、周りから地獄の使者達が現れ、罪を犯したウィリーを捕えて地獄へと連れ去っていったのであった。
オダ=メイはサムと共に再びモリーのアパートへ行き、彼女にサムが殺された事件の真相とこのままでは命が危ないことを知らせようとするが、モリーはオダ=メイに詐欺師の前科があったのを知ったことで、彼女をペテン師だと思い込み再び信じようとしなくなっていた。しかし、以前のように彼女自身とサムだけしか知らないことをオダ=メイから話され、さらにサムがオダ=メイに出させた1セントコインをモリーの目の前で動かし、「お守り」として彼女に渡したことで、モリーはゴーストのサムの存在とオダ=メイの霊能力を心から信じた。そして全ての真相を知ったモリーは警察に通報し、オダ=メイと共に待機していたが、サムから「もう1度モリーに触れたい」という願いを聞いたオダ=メイは彼に自分の肉体を貸す。再び触れ合い、再会の一時を過ごすモリーとサム。
しかし、警察が到着するよりも早くカールがモリーのアパートに来てしまう。急いで屋根裏へ逃げるモリーとオダ=メイをカールは追い掛け、拳銃を突付けながら金の小切手を返すよう詰め寄るが、再び姿の見えないゴーストのサムに反撃され逆に逃げ惑う。そしてカールは天井から吊るされていた工事用のフックを投げつけて部屋の窓から逃げようとするが、揺れて戻ってきたフックが頭上の窓ガラスを叩き割り、残った窓枠のガラスが落下して彼の胸に突き刺さった。そのまま絶命しゴーストとなったカールもウィリーと同様、束の間ではあるがサムと再会し、罪に手を染めていたため地獄の使者達にさらわれていった。
サムの心残りだったモリーへの危険が無くなったことで、サムの元に天国からの迎えが訪れる。その光がサムを照らし、遂にモリーはゴーストのサムの姿を見ることが出来た。サムはモリーに初めて「愛している」と告げ、彼女もサムがいつも口にしていた「Ditto(同じく)」と答えた。サムは、感動の涙を流すモリーと自分を惜しんでくれているオダ=メイに別れを告げ、天国へと旅立ってゆくのだった。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
---|---|---|---|---|
ソフト版 | フジテレビ版 | テレビ朝日版 | ||
サム・ウィート | パトリック・スウェイジ | 江原正士 | 堀内賢雄 | |
モリー・ジェンセン | デミ・ムーア | 高島雅羅 | 金野恵子 | 松井菜桜子 |
オダ・メイ・ブラウン | ウーピー・ゴールドバーグ | 小宮和枝 | 今井和子 | 片岡富枝 |
カール・ブルーナー | トニー・ゴールドウィン | 大塚芳忠 | 鈴置洋孝 | 家中宏 |
ウィリー・ロペス | リック・アビレス | 牛山茂 | 福田信昭 | 西凜太朗 |
地下鉄のゴースト | ヴィンセント・スキャヴェリ | 吉水慶 | 青野武 | 水野龍司 |
緊急治療室のゴースト | フィル・リーズ | 峰恵研 | 中庸助 | 沢りつお |
ローザ・サンティアゴ | アンジェリカ・エストラーダ | 秋元千賀子 | 荘司美代子 | 秋元千賀子 |
クララ | アルメリア・マックィーン | 達依久子 | 片岡富枝 | 堀越真己 |
ルイーズ | ゲイル・ボグス | 深見梨加 | 紗ゆり | 喜田あゆ美 |
巡査部長 | スティーヴン・ルート | 有本欽隆 | 岡部政明 | 幹本雄之 |
婦警 | ローラ・ドレイク | 火野カチコ | 有馬瑞香 | |
オーランド | オージー・ブラント | 小関一 | 中庸助 | |
オーティーシャ | ヴィヴィアン・ボネル | 片岡富枝 | 好村俊子 | 水原リン |
ライル・ファーガソン | ブルース・ジャーチョウ | 城山堅 | 西村知道 | 水内清光 |
銀行の同僚 | ウィリアム・コート | 秋元羊介 | 梅津秀行 | |
ゴースト | J・クリストファー・サリヴァン | 幹本雄之 | ||
アーセニオ・ホール | 小室正幸 | 水内清光 | ||
ローズ | マルティナ・ディーグナン | 亀井芳子 | 滝沢久美子 | 佐藤しのぶ |
タクシードライバー | サイード・ファラジ | 古田信幸 |
- フジテレビ版 - 初回放送1993年10月2日『ゴールデン洋画劇場』
- テレビ朝日版 - 初回放送1999年10月24日『日曜洋画劇場』※テレビ放送の際よく使用される。
興行収入
製作予算は22,000,000ドルで、興行収入は世界で約500,000,000ドル[1]。1991年の世界歴代興行収入上位の映画一覧で最高10位にランクインした。現在でも、ロマンス・ファンタジー映画の興行収入では、1位になっている[要出典]。
リメイク
2010年、当作品に着想を得たアジア版『ゴースト』の制作が発表された。松嶋菜々子と、韓国ドラマ『秋の童話』や『エデンの東』に主演する俳優ソン・スンホンとの共演で、6月クラインインで2010年秋公開[7]。
舞台化
日本
『ゴースト ニューヨークの幻』と題して、砂本量脚色、吉川徹演出により2002年12月に世界初の舞台化[8]。主演は愛華みれと沢村一樹で、愛華は本作がストレートプレイ初出演、沢村は本作が舞台初出演となる[9]。
上演日程
- 東京公演 2002年12月6日-22日(ル・テアトル銀座)
- 名古屋公演 2003年1月13日・14日(愛知厚生年金会館)
- 大阪公演 2003年1月18日-26日(シアター・ドラマシティ)
キャスト(日本)
スタッフ
- 原作:ブルース・ジョエル・ルービン
- 演出:吉川徹
- 脚色:砂本量
- 音楽:玉麻尚一
- 振付:西祐子
- 美術:堀尾幸男
- 照明:高見和義
- 音響:山本浩一
- イリュージョン:アンギュラ
- アクション:渥美博
- 衣装:宇野善子
- 特殊メイク:馮啓孝
- ヘアメイク:片山昌子
- 演出助手:小川美也子
- 舞台監督:二瓶剛雄
- 照明チーフ&ムービング:山本義徳
イギリス
『ゴースト・ザ・ミュージカル(原題:Ghost the Musical)』として、2011年7月にイギリスのピカデリー・シアターで上演。2012年4月からは、アメリカのブロードウェイ、ネダーランダー劇場にて上演されることが決定している。[10][11]
その他
- 2008年には同作とタイアップしたパチンコ機が藤商事から発売されている。
- 2011年3月、「スペシャル・コレクターズ・エディション」と題してBlu-ray Disc版がリリースされた。
- 織田無道は、オダ・メイ・ブラウンの演出を担当したと主張している[12]。
脚注
- ^ a b c d “Ghost (1990)” (英語). Box Office Mojo. 2010年3月30日閲覧。
- ^ “歴代ランキング - CINEMAランキング通信” (2014年9月29日). 2014年10月5日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)504頁
- ^ ちなみに、彼女の祖母と母には生来の霊媒能力があった。
- ^ イギリスのグループ・ハーマンズ・ハーミッツが1965年にリリースしたシングルで全米1位を獲得した曲(原題”I'm Henry The Eighth, I Am”)。歌詞中に「サム」が出てくる(”She wouldn't have a Willy or a Sam - No Sam !”)。また、1番の歌詞の後に「(次は)2番だって?1番とおんなじだよ!(”Second verse? Same as the first !”)」とあり、永遠に歌を繰り返す。みんなが嫌がるのは、これに加えてひどいコックニー訛り(例えば ”Henry” は ”H"を発音しないので”Enry”と聞こえる)で歌うからである。
- ^ カールが開設していた架空口座の、架空の名義人の名前。
- ^ あの名作が松嶋菜々子&ソン・スンホン共演で蘇る!アジア版『ゴースト』今秋公開
- ^ “今月のCAT[dec/2002]”. CATプロデュース. 2018年9月2日閲覧。
- ^ 内海たもつ、鶴岡英理子(編)、2003、「『ゴースト-ニューヨークの幻』 シアター・ドラマシティ 1月18日〜26日」、『宝塚ゼミ03年前期』、青弓社 ISBN 978-4-7872-7170-9 p. 128
- ^ 舞台版「ゴースト」、来年4月にブロードウェイで上演へ(ロイター通信、2011年8月24日)
- ^ 『ゴースト/ニューヨークの幻』ミュージカル、ブロードウェイ進出!「RENT」のネダーランダー劇場で(シネマトゥデイ、2011年8月24日)
- ^ ““昭和の怪僧”織田無道さんは今も現役、養殖ビジネスも”. 日刊ゲンダイDIGITAL (株式会社日刊現代). (2014年3月3日) 2018年5月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ゴースト/ニューヨークの幻 金曜ロードショー(2010年11月26日放送分)
- ゴースト/ニューヨークの幻 - allcinema
- ゴースト/ニューヨークの幻 - KINENOTE
- Ghost - オールムービー(英語)
- Ghost - IMDb(英語)