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== 略歴 ==
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[[東京都]]に生まれ、[[広告代理店]]、[[編集プロダクション]]での[[OL]]生活を経てフリーライターに。1996年、[[エッセイ]]『忘れないよ!ヴェトナム』を発表、その後[[インターネット]]上で[[メールマガジン]]を発行する。[[2000年]]6月に長編小説『コンセント』を上梓して小説家としてデビューした<ref name="ref1">[http://www.randy.jp/profile プロフィール] - '''田口ランディ'''</ref><ref name="ref2">[http://runday.exblog.jp/ 田口ランディ公式ブログ] - '''田口ランディ'''</ref>。
[[東京都]]に生まれ、[[広告代理店]]、[[編集プロダクション]]での[[OL]]生活を経てフリーライターに。1996年、[[エッセイ]]『忘れないよ!ヴェトナム』を発表、その後[[インターネット]]上で[[メールマガジン]]を発行する。[[2000年]]6月に長編小説『コンセント』を上梓して小説家としてデビューした<ref name="ref1">[http://www.randy.jp/profile プロフィール] - '''田口ランディ'''</ref><ref name="ref2">[http://runday.exblog.jp/ 田口ランディ公式ブログ] - '''田口ランディ'''</ref>。[[レッド・サークル|レッド・サークル]](Red Circle Authors)のメンバー


『コンセント』で2000年下半期[[直木賞]]候補、『モザイク』で2001年上半期直木賞候補、2004年『富士山』で直木賞候補。性的オカルトを特徴とする。
『コンセント』で2000年下半期[[直木賞]]候補、『モザイク』で2001年上半期直木賞候補、2004年『富士山』で直木賞候補。性的オカルトを特徴とする。

2019年5月16日 (木) 00:53時点における版

田口 ランディ(たぐち ランディ、1959年10月3日 - )は、日本の女性小説家エッセイスト。本名、けい子。

略歴

東京都に生まれ、広告代理店編集プロダクションでのOL生活を経てフリーライターに。1996年、エッセイ『忘れないよ!ヴェトナム』を発表、その後インターネット上でメールマガジンを発行する。2000年6月に長編小説『コンセント』を上梓して小説家としてデビューした[1][2]レッド・サークル(Red Circle Authors)のメンバー。

『コンセント』で2000年下半期直木賞候補、『モザイク』で2001年上半期直木賞候補、2004年『富士山』で直木賞候補。性的オカルトを特徴とする。

複数の著作に盗作が発覚し[3]、『アンテナ』『モザイク』は絶版。その後、該当部分を修正した文庫改訂版が出された。

2001年には『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞[4]

主な作品に、『コンセント』『アンテナ』『モザイク』の3部作のほか(コンセント・アンテナは劇場映画化された)、エッセイ『根をもつこと、翼をもつこと』など。

著書

単著

  • 『忘れないよ!ヴェトナム』ダイヤモンド社 1996 のち幻冬舎文庫
  • 『癒しの森 ひかりのあめふるしま屋久島』ダイヤモンド社 1997 「ひかりのあめふるしま屋久島」幻冬舎文庫
  • 『もう消費すら快楽じゃない彼女へ』晶文社 1999 のち幻冬舎文庫
  • 『スカートの中の秘密の生活』洋泉社 1999 のち幻冬舎文庫
  • 『馬鹿な男ほど愛おしい』晶文社 2000 のち新潮文庫
  • 『ミッドナイト・コール』PHP研究所 2000 のち文庫
  • 『コンセント』幻冬舎 2000 のち文庫、新潮文庫
  • アンテナ』幻冬舎 2000 のち文庫、新潮文庫
  • 『できればムカつかずに生きたい』晶文社 2000 のち新潮文庫
  • 『田口ランディのつくりかた』(ザ・ロングインタビュー)扶桑社 2001
  • 『オカルト』メディアファクトリー 2001 のち新潮文庫
  • 『転生』サンマーク出版 2001
  • 『昨晩お会いしましょう』幻冬舎 2001 のち文庫
  • 『根をもつこと、翼をもつこと』晶文社 2001 のち新潮文庫
  • 『その夜、ぼくは奇跡を祈った』大和出版 2001
  • 『モザイク』幻冬舎 2001 のち文庫、新潮文庫
  • 『ぐるぐる日記』筑摩書房 2001
  • 『縁切り神社』幻冬舎文庫 2001
  • 『ハーモニーの幸せ』角川書店 2002 のち文庫
  • 『神様はいますか? 田口ランディの人生相談』マガジンハウス 2002 のち新潮文庫
  • 『7days in Bali』筑摩書房 2002 「オクターヴ」文庫
  • 『くねくね日記』筑摩書房 2002
  • 『いつか森で会う日まで』PHPエディターズ・グループ 2002
  • 『旅人の心得』角川書店 2003 のち文庫
  • 『木霊』サンマーク出版 2003
  • 『聖地巡礼』メディアファクトリー 2003 「水の巡礼」角川文庫
  • 『富士山』文藝春秋 2004 のち文庫
  • 『ほつれとむすぼれ』角川書店 2004
  • 『ドリームタイム』文藝春秋 2005 のち文庫
  • 『ひかりのメリーゴーラウンド』理論社(よりみちパンセ) 2005 のちイースト・プレス
  • 『鳥はみずからの力だけでは飛べない』晶文社 2005
  • 『世界に抱かれるために。』新潮社 2005
  • 『被爆のマリア』文藝春秋 2006 のち文庫 
  • 『寄る辺なき時代の希望 人は死ぬのになぜ生きるのか』春秋社 2006
  • 『ソウルズ』角川文庫 2007
  • 『キュア』朝日新聞社 2008 のち文庫 
  • 『パピヨン』角川学芸出版、2008 のち文庫(副題「死と看取りへの旅」 
  • 『蝿男』文藝春秋 2009
  • 『クレンズの魔法―母たちが娘に伝えてきた秘伝の幸福書』海竜社 2009
  • 『宙返りの練習』真宗大谷派宗務所出版部 2009
  • 『生きなおすにもってこいの日』バジリコ 2009
  • 『蛇と月と蛙』朝日新聞出版 2011
  • 『マアジナル』角川書店 2011 のち文庫
  • 『アルカナシカ 人はなぜ見えないものを見るのか』角川学芸出版 2011
  • 『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ 原子力を受け入れた日本』2011 ちくまプリマー新書
  • 『希望のキャンプ ふくしまキッズ夏季林間学校』汐文社 2011
  • 『私の愛した男について』角川書店、2011 
  • 『サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて』新潮社 2012
  • 『ゾーンにて』文藝春秋 2013 のち文庫
  • 『坐禅ガール』祥伝社 2014
  • 『仏教のコスモロジーを探して 深くて新しい仏教のいま 田口ランディ対話集』サンガ 2014
  • 『「ありがとう」がエンドレス』晶文社 2015
  • 『いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ』中央公論新社 2015
  • 『リクと白の王国』キノブックス 2015
  • 『いま幸せになっちゃえ!』晶文社 2016
  • 『逆さに吊るされた男』河出書房新社、2017

共著

  • 『からだのひみつ』寺門琢己共著 メディアファクトリー 2000 のち新潮文庫
  • 『こころのひみつ』寺門琢己共著 メディアファクトリー 2002
  • 『オラ!メヒコ』 Akira共著 角川文庫 2005
  • 『生きててもいいかしら? 生と死をめぐる対話』板橋興宗共著 東京書籍 2008
  • 親鸞 いまを生きる』姜尚中本多弘之 朝日新書 2011
  • 『生きる意味を教えてください-命をめぐる対話』宮台真司他、バジリコ、2008年3月。ISBN 978-4862380722 
  • 『「あの世」の準備、できていますか?』矢作直樹共著 マガジンハウス 2014
  • 『力(フォース)を使え!』秋山眞人共著 JMA・アソシエイツココリラ出版事業部 2014

出演

脚注

注釈

出典

  1. ^ プロフィール - 田口ランディ
  2. ^ 田口ランディ公式ブログ - 田口ランディ
  3. ^ 田口ランディその「盗作=万引き」の研究 - 大月隆寛 (2002年 鹿砦社 ISBN 978-4846304683)
  4. ^ 受賞図書 - 晶文社ワンダーランド - 晶文社

外部リンク