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[[ジミ・ヘンドリックス]]のストラトの改造、セットアップを手掛け、後に[[ディマジオ]]社を立ち上げる[[ラリー・ディマジオ]]、[[バルトリーニ]]社を立ち上げる[[ビル・バルトリーニ]]の両者にピックアップ製作を基礎から指導した。
[[ジミ・ヘンドリックス]]のストラトの改造、セットアップを手掛け、後に[[ディマジオ]]社を立ち上げる[[ラリー・ディマジオ]]、[[バルトリーニ]]社を立ち上げる[[ビル・バルトリーニ]]の両者にピックアップ製作を基礎から指導した。


代表的なピックアップにL-250、L-500が有る。外見上の特徴としてポールピースがブレード状にデザインされ、磁性の途切れる部分が無い。これは[[チョーキング]]時の音切れを考慮したものだとされている。
仕様として時代を先駆けた代表的なピックアップにL-250、L-500が有る。外見上の特徴としてポールピースがブレード状に隙間なくデザインされ、[[チョーキング]]時の音切れを考慮したものだとされている。


ビル・ローレンスの初期のユーザーでは[[ジョー・ペリー]]が有名である。に[[ダイムバッグ・ダレル]]や[[ヌーノ・ベッテンコート]]の使用で音質やデザインの確かさが再認識された。[[セイモア・ダンカン]]がダレルの為に開発した「ダイムバッカー」はビル・ローレンスのピックアップ・デザインの特徴を模倣し、踏襲した概観と構造を備えている。
ビル・ローレンスの初期のユーザーで著名なのは[[ジョー・ペリー]]である。90年代頃に[[ダイムバッグ・ダレル]]や[[ヌーノ・ベッテンコート]]の使用で音質やデザインの確かさが再認識された。[[セイモア・ダンカン]]がダレルの為に開発した「ダイムバッカー」はビル・ローレンスのピックアップ・デザインの特徴を模倣し、踏襲した概観と構造を備えている。


=日本国内のギター・ベースブランド=
=日本国内のギター・ベースブランド=

2019年4月22日 (月) 03:57時点における版

ビル・ローレンス: Bill Lawrence1931年3月24日 - 2013年11月2日)は、エレクトリック・ギターピックアップの製作者である。ドイツケルン近郊出身。

概要

エレクトリックギター史の初期からピックアップ製作に携わり、特にリプレイスメント(交換)用のピックアップ開発で功績を残している。 ジミ・ヘンドリックスのストラトの改造、セットアップを手掛け、後にディマジオ社を立ち上げるラリー・ディマジオバルトリーニ社を立ち上げるビル・バルトリーニの両者にピックアップ製作を基礎から指導した。

仕様として時代を先駆けた代表的なピックアップにL-250、L-500が有る。外見上の特徴としてポールピースがブレード状に隙間なくデザインされ、チョーキング時の音切れを考慮したものだとされている。

ビル・ローレンスの初期のユーザーで著名なのはジョー・ペリーである。90年代頃にダイムバッグ・ダレルヌーノ・ベッテンコートの使用で音質やデザインの確かさが再認識された。セイモア・ダンカンがダレルの為に開発した「ダイムバッカー」はビル・ローレンスのピックアップ・デザインの特徴を模倣し、踏襲した概観と構造を備えている。

日本国内のギター・ベースブランド

1980年代初めから90年代半ばまでモリダイラ楽器の販売、モーリス楽器製造の製造で、彼の名を冠したブランドが存在した。よく知られるモデルは木暮武彦(シャケ)、五十嵐美貴SHOW-YA)、奥井香、伊藤浩樹(ECHOES)、はたけ森高千里などのシグネイチャーモデルである。ヴィンテージフェンダー系の記号だけに留まらない、ビルローレンスのピックアップを活かした創作的モデルも多く存在した。 シグネイチャーモデルの中でも木暮モデルは、当時日本一の記録的売り上げを誇ったものの、ブランドとしては当時大きな成功はしなかった(廉価版ブランドとして「Bill's Brothers」というブランドも存在したが、Bill Laurenceのピックアップは採用されていなかった)。 また、プリンスがプロモーションビデオで使用し有名になった同じモリダイラ楽器のH.S.Andersonテレキャスタータイプギター「マッドキャット」[1](プリンス使用の物は輸出向けのホーナーブランド)もH.S.Anderson消滅後にBill Laurenceブランドで生産された。(のちに再度H.S.Andersonブランドにて限定再生産)

2013年11月2日に死去した[2]

出典

  1. ^ Far East “TELECASTER” 〜国産個性派テレキャスター・タイプ”. デジマート・マガジン (2015年2月4日). 2016年6月25日閲覧。
  2. ^ Guitar And Pickup Designer Bill Lawrence Passes Away” (英語). ギブソン (2013年11月4日). 2014年2月10日閲覧。

外部リンク