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== スタッフ・クレジット ==
== スタッフ・クレジット ==
=== 参加ミュージシャン ===
=== 参加ミュージシャン ===
*'''石野卓球''' - [[司会者|MC]]、[[サンプラー]]
*'''[[石野卓球]]''' - [[司会者|MC]]、[[サンプラー]]
*'''ピエール瀧''' - [[司会者|MC]]、[[サンプラー]]、瀧
*'''[[ピエール瀧]]''' - [[司会者|MC]]、[[サンプラー]]、瀧
*'''若王子耳夫''' - [[ストリングス]]、[[ギター]]
*'''[[若王子耳夫]]''' - [[ストリングス]]、[[ギター]]
*'''高橋嵐''' - システム
*'''[[高橋嵐]]''' - システム
=== スタッフ ===
=== スタッフ ===
*'''石野卓球''' - エキップメント、[[ミュージックシーケンサー|プログラム]]、[[音楽プロデューサー|プロデューサー]]
*'''石野卓球''' - エキップメント、[[ミュージックシーケンサー|プログラム]]、[[音楽プロデューサー|プロデューサー]]

2019年3月19日 (火) 04:59時点における版

662 BPM BY DG
電気グルーヴスタジオ・アルバム
リリース
録音 1990年
Studio EGM
ジャンル テクノ
時間
レーベル SSE
プロデュース 石野卓球
電気グルーヴ アルバム 年表
662 BPM BY DG
1990年
FLASH PAPA
1991年
テンプレートを表示

662 BPM BY DG(ろくろくに・ビーピーエム・バイ・ディージー)は、日本テクノユニットである電気グルーヴインディーズ・レーベルよりリリースされた1枚目のアルバム。

背景

当時インディーズにて活動していた電気グルーヴに対して、ソニー・レコードからメジャー・デビューのオファーがあった際に、同グループの中心人物であった石野卓球の「どうしてもインディーズでアルバムを出しておきたい」という思いから本アルバムは制作された。

ちなみに、リリース元のレーベルであるSSEの前身はトランス・レコードであり、人生(電気グルーヴ以前に石野とピエール瀧が在籍していたバンド)時代にナゴムとキャプテン・レコードからリリースしていた同グループは、当時「インディーズ三大レーベル」と言われていた全てのレーベルからリリースしたことになる。

タイトルの「662BPM」とは、収録されている楽曲のそれぞれのBPMを単純に総て足した数値から来ていると一般的には言われている。ただし、ライナーノーツに記載の各曲のBPMを足し合わせると合計622BPMとなり、BPMの記載がない6曲目の「LEE」が40BPMでなければならない。また、BPMが記載されている図表では、12曲目の120BPMを後から足してTOTAL662+120との記載になっている。このことについて石野卓球は「全部の曲を足したBPMをタイトルにしたんだけど、計算を間違っていた」と語っている[1]

後に至るまで演奏されている「電気ビリビリ」「WE ARE」「N.O.」の原曲を収録。7曲目から11曲目は1分ずつの無音トラックとなっている。

録音

無許可で多数のテレビ番組有名人の音声をサンプリングして使用(サンプリングの元ネタはジャケットに記載)、さらに放送禁止用語、差別的な表現を含む歌詞を多用している(後に契約することとなるソニーの歌詞検閲では、この頃の歌詞はほとんどNGとなり、改詞してリリースしている。しかし、ライヴにおいては原曲の歌詞、もしくは原曲とも異なる歌詞で歌っていた)。

「邪魔な奴らは跳ね飛ばせ 特にババアやジジイは高得点」→「邪魔な奴らはブッ飛ばせ 特に砂かけババアは高得点」(電気ビリビリ)
強制フェラチオ 泉重千代 ギネスブックで長寿世界一」→「ネオンにおやじ 野獣におやじ 三つ子の魂百までおやじ」(ウィアー/WE ARE  2コーラス目以降は全て書き直されている)
キチガイ」を曲全編に渡って連呼(映画『その男、凶暴につき』の1シーンからのサンプリング)する「D・E・P」は楽曲そのものがお蔵入りになっている。

収録曲

#タイトル作詞作曲編曲時間
1.電気ビリビリ(DENKI BIRI BIRI)石野卓球石野卓球石野卓球
2.あしたのジョー(JOE)石野卓球石野卓球石野卓球
3.ブス女≪B・A・S・S≫(B・A・S・S)石野卓球石野卓球石野卓球
4.ウィアー(WE'RE)石野卓球、ピエール瀧電気グルーヴ電気グルーヴ
5.無能の人(LESS THAN ZERO)石野卓球石野卓球石野卓球
6.LEE   
7.(無音トラック)   
8.(無音トラック)   
9.(無音トラック)   
10.(無音トラック)   
11.(無音トラック)   
12.D・E・P 電気グルーヴ電気グルーヴ
合計時間:

曲解説

  1. 電気ビリビリ - DENKI BIRI BIRI
  2. あしたのジョー - JOE
  3. ブス女≪B・A・S・S≫
    後に篠原ともえが歌詞を一部改めて「アルファベットでB・A・S・S」としてカバーしている(シングル「チャイム」のカップリング曲として収録されている)。
  4. ウィアー - WE'RE
  5. 無能の人 - LESS THAN ZERO
    後にリメイクされ「N.O」としてシングルリリースされヒットしている。また2016年に「N.O 2016」として新たにリリースされた際に、この収録バージョンに近いイントロになっている。
  6. LEE
    映画『ドラゴンへの道』からサンプリングした中国俳優であるブルース・リーの音声が入っているだけである。因みに1995年の石野の1枚目のソロアルバム『DOVE LOVES DUB』の一曲目でも同じ映画からサンプリングされている。
  7. (無音トラック)
  8. (無音トラック)
  9. (無音トラック)
  10. (無音トラック)
  11. (無音トラック)
  12. D・E・P

スタッフ・クレジット

参加ミュージシャン

スタッフ

リリース履歴

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1990年6月28日 SSE CD SSE 4001 - 帯が黄色
2 1993年 SSE CD SSE 4001 - 復刻版、帯が緑色

脚注

  1. ^ レオナルド犬プリオ』オーディオコメンタリーより