「市川團十郎」の版間の差分
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2019年1月、十二代目の長男・[[市川海老蔵 (11代目)|十一代目市川海老蔵]]が2020年5月の歌舞伎座興行を皮切りに十三代目市川團十郎白猿を襲名することが明らかになった<ref>{{Cite web|url=https://www.kabuki-bito.jp/news/5258|title=2020年5月、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露を発表|date=2019-01-14|accessdate=2019-02-19}}</ref>。 |
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2018年1月、息子・[[市川海老蔵 (11代目)|市川海老蔵]]が2020年5月の歌舞伎座興行を皮切りに十三代目市川團十郎白猿を襲名し、また十二代目の没後に誕生した孫・[[堀越勸玄]]が八代目市川新之助を名乗り初舞台を踏むことが会見によって明かされた。初代から伝わる伝統芸の継承と新・團十郎がもつ現代性を生かした芸の発展が期待され、注目の的となっている。 |
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* [[柿色|團十郎茶]] |
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== 外部リンク == |
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* [http://www.naritaya.jp/ 成田屋 市川團十郎・海老蔵公式サイト] |
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2019年2月19日 (火) 00:57時点における版
市川 團十郞(いちかわ だんじゅうろう、新字体:団十郎)は歌舞伎役者の名跡。屋号は成田屋。定紋は三升(みます)、替紋は杏葉牡丹(ぎょうよう ぼたん)。役者文様は鎌輪ぬ(かまわぬ)。
解説
市川團十郎家は歌舞伎の市川流の家元であり、歌舞伎の市川一門の宗家でもある。その長い歴史と数々の事績から、市川團十郎は歌舞伎役者の名跡のなかでも最も権威のある名とみなされている。
團十郎と関わりの深い名跡に市川海老蔵がある。前期の市川團十郎には團十郎 → 海老蔵と襲名する例が目立ち、後期にはこれが逆転して海老蔵 → 團十郎と襲名する例が目立つようになる。
先代の十二代目團十郎が最初に襲名したのが市川新之助、その子で当代の海老蔵が最初に襲名したのも市川新之助だったため、市川宗家では新之助 → 海老蔵 → 團十郎と襲名するのが通例だと誤解されがちだが、実際にかつて新之助を名乗った者がのちに團十郎を襲名したのは、この十二代目の他には七代目と八代目があるのみである(詳細は「市川海老蔵」の項を参照)。
その圧倒的な存在感の一方、團十郎の名跡は代々のうち半数が何らかの形で非業の最期を遂げていることでも知られている。すなわち、初代は舞台上で共演の役者によって刺殺され(満44歳)、三代目は公演先の大坂で病を得て江戸には戻ったものの2か月後に死去(満21歳)、六代目は風邪をこじらせて急死(満21歳)、八代目は公演先の大坂で謎の自殺を遂げ(満31歳)、十一代目は團十郎襲名後わずか3年半で病死(満56歳)、十二代目は白血病を患い、9年間におよぶ闘病の末死去した(満66歳)。代々の墓は青山霊園にある。
市川團十郎代々
- 初代 市川團十郎
- 役者堀越重蔵の長男、1660–1704。
- 初代市川海老蔵 → 初代市川團十郎
- 二代目 市川團十郎
- 初代の長男、1688–1758。
- 初代市川九蔵 → 二代目市川團十郎 → 二代目市川海老蔵
- 三代目 市川團十郎
- 二代目の養子、1721–42。実父は二代目の高弟の三升屋助十郎。
- 初代市川升五郎 → 三代目市川團十郎
- 四代目 市川團十郎
- 五代目 市川團十郎
- 六代目 市川團十郎
- 五代目の子、1778–99。
- 四代目市川海老蔵 → 六代目市川團十郎
- 七代目 市川團十郎
- 五代目の孫で六代目の養子、1791–1859。
- 初代市川新之助 →(五代目)市川ゑび蔵 → 七代目市川團十郎 → 五代目市川海老蔵 → 成田屋七左衛門(蟄居謹慎時)→ 幡谷重蔵(旅回り)→ 二代目市川白猿
- 八代目 市川團十郎
- 七代目の長男、1823–54。
- 二代目市川新之助 → 六代目市川海老蔵 → 八代目市川團十郎 → 三代目市川白猿
- 九代目 市川團十郎
- 贈十代目 市川團十郎
- 十一代目 市川團十郎
- 十二代目 市川團十郎
- 十一代目の長男、1946–2013。
- 市川夏雄 → 六代目市川新之助 → 十代目市川海老蔵 → 十二代目市川團十郎
2019年1月、十二代目の長男・十一代目市川海老蔵が2020年5月の歌舞伎座興行を皮切りに十三代目市川團十郎白猿を襲名することが明らかになった[1]。
脚注
- ^ “2020年5月、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露を発表” (2019年1月14日). 2019年2月19日閲覧。